台風24号が接近しています。 皆様、くれぐれも、お気をつけ下さいね。
さて、今年の海洋道中のレポートも、 いよいよ佳境に入って参りました。
台風13号の接近で、 史上初めて2日のプログラムカットをして、 8月6日が、離島の日となりました。
今、接近している台風が24号ですから、 たったひと月余りで、 11個も台風が発生し、もうその後ろに、 25号が迫っています。 この事からも、いかに今年が台風の当たり年かが、 分かります。しっかり備えないといけませんね。
この海洋道中の参加者が、 ずっと歌い継いでいた、歌があります。それが、 フロンティアアドベンチャー「愛のテーマ」です。 例年、最終日のさよならレセプションで、 輪になって歌った、海洋道中での体験が、 まるごと歌詞になっている、 まさに、僕たちの歌なのですが、
今年は、こういう展開になってしまった為に、 事前の練習も、ましてや、 どんな曲なのかも知らない子どもが殆どです。
実は、サバイバルの途中、 ウクレレを持って来た、指導者のもっちりと、 その場にいた指導者で、 曲合わせをしていました。 ウクレレの伴奏で歌うと、 なんだか、南風に優しく吹かれてる―。 みたいな、とってもいい感じだったので、 これで歌えるといいね〜。なんて、話してもいました。
いまだかつてなかった体験をしただけに、 いまだかつてなく、盛り上がって歌えたでしょうに、 一度も歌えないまま、海洋道中が終わってしまいました。
離島式でも、船の中でも、解団式でも、 とうとう歌えるチャンスは、 訪れませんでした。 それだけが、ちょっと心残りです。
離島の日の話を始めるにあたって、 先ず、この歌の歌詞を、 ここに書いておこうと思います。
僕たちは忘れないあの日々を 仲間と過ごした八丈の夏・・・
やっと着いた底土港 船酔いふらふらまだ揺れている
猛暑の中のテントアップ 苦労をしたけど愛しのマイホーム
海を越えての交流会 見知らぬ同士がもう友達さ
漁船に乗ってクルージング トビウオ・ウミガメ初めて見たよ
水族館のような海 きれいな魚と目と目でごあいさつ
リュックを背負って歩く島 仲間がいるからみんなで頑張れる
朝昼晩の野外炊事 米とぎ薪わり煙が目に染みる
団旗はためくベースキャンプ 垂戸に残した青春夢のあと・・・
いくら作り直しても壊れる椅子 夜空に広がる満天の星
全てが大切な思い出 決して忘れることのできない夏―
僕たちは忘れないあの日々を 仲間と過ごした八丈の夏・・・
仲間と過ごしたあの夏の日々・・・
この夏は、全てが子ども達の中で、 昇華しきった夏でした。
歌えなかった愛のテーマは 未来へのリフレイン・・・
いつかまた歌える機会が来るといいね。
そんな気持ちをぐっと呑み込んで、 離島の日が、いきなり来てしまいました― |