いやあ、寒いですね。
2018年が始まり、 水辺の環境教育学の授業も、 いよいよ佳境です。
1月10日の授業では、 環境教育の実践力を身に付けて欲しいと願い、 学生がエデュケーターの資格を有している、 プロジェクトワイルドと同様に、 パッケージ型の環境教育プログラム集である、 プロジェクトWETのアクティビティーを、 幾つか体験してもらう事にしました。
プロジェクトワイルドは、文字通り「野生」を、学び、 WETは、「水」を、学ぶプログラムです。
そして、WETの体験の後のラストの授業で、 ワイルドを、2017年に起こった、 4つの水辺のトピックの中から、 1つテーマを選んで実践してみようと云う事にしました。
で、4つのトピックは、以下の通りです。
1、対馬で野生のカワウソの生息を確認!!
2、各地で大雨の被害 九州北部大水害!!
3、この冬は厳冬か!?(その通りになってしまいました) ラニーニャ現象が発生!!
4、東京湾口でスナメリの目撃が多発!!
ワイルドの実践をする訳ですが、 気象のトピックもある訳で、 野生と気象をどの様にリンクさせるのか― はたまた、カワウソにスナメリと、 直球勝負で来るのか、ワクワクします。
では、WETの体験の時の、話しをしますね。 最初に行ったのは、 「水の住所」と、云うアクティビティー ヒントを頼りに、「ある動物」を、導き出し、 その動物は、どこに住んで居て(生息地)、 どの様に水を利用して居るのかを考え、 その動物の中にある「水の住所」を、探します。
続いては、昨年も大いに盛り上がった 「水のオリンピック」です。 表面張力に着目し、1円玉に一滴づつ、 スポイトで水を乗せていく平均台では、 80滴を乗せた女子が優勝!!
そして、メインは「水の物語をかこう」 先ず、これまでの人生の中で、 イチバン感動したり、影響を受けた作品を聴き、 学生達には、人を感動させられる様な、 ヒーロー・ヒロインを描いて欲しいとオーダー。
で、そのヒロインの使命はと云うと、 こういうお話しがセッティングされています。
はるか未来― 世界は深刻な水不足に襲われていた。 飲める水―。の、奪い合いが世界に広がり、 正しく「水戦争」が、起こっていた。
そんな困難を克服し、世界に水と平和をもたらす為に、 生まれたヒーロー!! と、云う設定です。
絵(イラスト)で描くという条件ですから、 最初は、手が止まっていましたが、 次第にペンが動き出しました。
で、暫くすると、5人のヒーロー ヒロインが誕生しました。
最後に水にまつわることわざを知る、 「雨降って地固まる」で、言葉の中にも、 水は関わっていて、人にも、文化にも、 水は切っても切れないない存在である事に気付きます。
そして、2週間後の1月24日に、 いよいよ実践となりました。
2グループにして実践する事にしましたが、 選んだトピックは、どちらもカワウソがテーマでした。 が、切り口が、くっきり、ハッキリと、 違っていて、興味深く一緒に参加させてもらいました。
ニホンカワウソが絶滅に至ってしまう経緯の中には、 きっと、たくさんのジレンマがあっても、 乱獲も、開発もやめられなかった人間・・・
ジレンマを仲間と語りながら、 ディベートを重ねる重要性・・・ 非常に考えさせられるプログラムは、チームバード
対象的に、想像でカワウソの絵を書き上げて、 改めてカワウソの生態や、生息地の環境や、 動物園や、水族館で飼育するその方法などについて、 語り合ったのも面白かったです。
資格を取得しても、使えなければ意味が無い― どんどん活用して欲しいと祈った、 最終授業となりました。
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