朝のパトロールを終えてBCに戻ると、 事務局で行った協議について説明がありました。
結論として、 自主活動をカットして、6日にBCを撤収。 その日は、ふるさとタイムにレセプションも行って、 7日の朝の船で帰ろう―と、云うものでした。 で、あればサバイバルのゴールは見届けられるし、 1日の短縮で全員で帰れます。 釣りの子には申し訳ないけれど、 おそらくこれが最善策であろう―。 それは、充分に納得できるものであり、 ならば、今日のパトロールもしっかりやろう―。 そう申し合せていました。
そのタイミングから、ほんの少し後で、 島の教育委員会の課長さんが、 顔色を変えてBCに来てくれました。
「もう、帰った方がいい!!」 このコースだと、もう明日の船は、 間違いなく竹芝を出ない―。 と、云う通告でした。
こんな時、地元の方の言葉や、情報は確実であり、 全員で帰るなら、難しくても、 今日撤収するしかない―。 一気に、7日離島から、明日離島へと、 舵が切られました。
続いて、今後のスケジュールを全員で協議し、 サバイバル踏破は、現状のまま続け、 ゴールのタイムリミットは、午後6時とする事。 もし、それが難しい場合は、途中で断念させる事。 全員が帰って来た時点で、団長から事情を説明し、 BCの撤収、明日6日の離島を決断する事。 そして、出来る限り残った指導者で、 子ども達のテント以外は、撤収する事などを、 申し合わせました。
本部テントでは、一気に撤収に向けた作業が始まりました。 でも、サバイバルは今日が正念場です。
彼らの次官内でのゴールを信じて、 食テンとかまどの撤収から、始めました。
子ども達の帰着した時の表情を思うのは封印し、 指導者全員で動き出しました。 |