夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2018/09/17 15:10:34|活動報告
さあ新しいステージへ!! 今年の海洋道中15(サバイバルの日ー1) それぞれの出発 4班
あしくま同様、
2年目のリーダーがもう一人います。
それが、4班のたくみんです。
2班に続いてのスタートとなりました。

昨年、現地研修の直前に、
自分の不注意で足を捻挫し、
サバイバルも最後まで歩けませんでした。

彼が担当した班も、
最後までまとまる事なく終わってしまった・・・
その原因は何であったか、
自分に何が足りなかったのか、
今度こそ班をまとめて、
サバイバル踏破を完遂したい―。

その宿題を克服すべく、
強い意志を持って臨んだ、
今回の海洋道中でした。

事前研修の時から、
たくみんは、良く子ども達に声を掛けていました。
みんなで頑張ろうと、何よりも、誰よりも、
子ども達との信頼関係を築く事を自分に課して、
明るく、優しく、時に厳しく、
平等に接していました。元々、真面目な性格なので、
たくみんの事を、4班の子はみんな大好きでした。

現地研修も、とても積極的に、意欲的に、
4班は取り組んで居た様に思います。

その集大成としてのサバイバル踏破が、
いよいよ始まりました。

4班のコースは、
初日に最大難所である登龍峠を攻めて、
島一周を目指します。
あしくまとは逆のルートです。

目標は、とにかく全員で歩き切る事!!
たくみんの大きな身体が、
達成感と信頼で、もっと満たされます様に・・・

大人しめの班ですが、
秘めた決意は負けていません!!
力強い足取りで、BCを出発していきました。







2018/09/16 23:39:00|活動報告
さあ新しいステージへ!! 今年の海洋道中14(サバイバルの日ー1) それぞれの出発 2班
引き続き、今年の海洋道中のレポートに戻ります。
8月4日の朝は、とても美しい朝陽が昇りました。
水平線を黄金色に染め上げて、
太陽に向かって、一筋の光の道が延びて居ました。
こんなに美しい朝陽は、
毎年関わっていても、そう拝めるものではありません。

今日から、いよいよサバイバル踏破が始まります。
例年、4時半出発の班があるのですが、
今年は5時スタートが最も早いスタートなので、
朝陽を眺める時間があった―。
そういう事かもしれません。

最初にスタートするのは2班。
VLのあしくまは、2年目の夏―。
実は、この日を迎えるまでに、
班がチームとして機能してこない事に、
大きな不安を抱えていました。

と、云うのも、
2班は典型的な女子が優秀な班。
男子はと云うと、幼さが目立ち、
活動も遊びがちで、協力しない(できない)、
頑張らない(マイペース過ぎ)、
話しは聞けない(聞かない)・・・
と、ないない尽くしでした。
きっと、本人達は、協力もしているし、
それなりに頑張ってはいるのでしょうが・・・

それでも、中にはこれではダメだと訴えた子が、
結局声が届かずフェードアウト。

それでも班長の女子は、めげずに声を掛け続けて
なんとかまとめようと懸命に頑張っていました。
決して男子を批判しないで、具体的に伝え、
広い心で、良く言えば仲良しこよしの男子達に、
チームワークを訴えていました。

そこで、出発を前に、あしくまは、
急きょ班ミーティングを敢行。
班にまん延する停滞ムードと、
その原因が何であるかを、全員で評価し合いました。

特定の子の自由すぎる振る舞いも、
評価の中に出ていた様です。
そして、指摘された子も、やっとそれに気付いて、
サバイバルはみんなで頑張ろう―
班が同じ目的に向かい始めました。

後は歩きながら、チームになっていけば良い―。
昨年の経験が、あしくまを立派なリーダーへと、
成長させていました。

あしくま、頑張って来いよ!!
2班が元気よく先陣を切って、
BCをスタートしていきました。

2班は、これから南原経由で、
島一周を目指します!!
目指すはイチバンです。







2018/09/13 21:20:03|活動報告
さあ新しいステージへ!! 今年の海洋道中13(海洋の日−4)
たらふく戴いて、時間の余裕もあって、
午後は、やはりお待ちかねの、
2回目のスノーケリング体験となりました。

今日はやる事も早くて、
着替えも移動もスムース。
逆に、我々が島のスタッフの皆さんを、
待つ―。くらいの、スピードで感心、感心!!

昨日の練習で、かなり上達した子供達は、
VLの後に続いて、
今日は足の付かない所まで、泳いで行きました。
もちろん、しっかりと島のスタッフの方々が、
バックアップして下さっています。

そんな安心感の中で、
今日は、昨日にも増して、
素晴らしい海の中を見られたみたいです。

サンゴの合い間を、
軽やかに通りすぎる、ソラスズメダイ、
長い角を悠々となびかせて泳ぐツノダシ。
ハタタテダイも見られました。

青い群れを成して泳ぐムロアジ達や、
大きなテーブルサンゴも、
子供たちの眼にしっかりと焼き付いたようです。

最高のコンディションで、
スノーケリングを楽しんだのですが、

子供達の中には、
ちょっとした違和感が、
芽生えた子も居た様です。

それは・・・
ビーチの向こうに見えた岩場にあった、
漂着ゴミと思われる、ゴミの多さだった様です。

この日の夜、自主活動の打ち合わせもあったのですが、
スノーケリングを希望していた子供達から、
「ゴミ拾いがしたい・・・」
そんな申し出があったそうです。

キレイな海を僕らの手で、
もっときれいにしたい―。
そんな強い思いに駆られたんでしょうね。
立派です。

さあ、明日からは、いよいよサバイバル踏破です。
結構遅くまで、
パッキングに掛かった班もありましたが、

班の結束は、日に日に良くなっているのを、
見ていて感じました。

きっと、今年も素晴らしい踏破になるでしょう。

明日のために、ちっとでもはーく、今日は休めし・・・

そんな出発前夜でありましたが、

あいつが、どうやら八丈を見つけてしまった様です。







2018/09/13 19:30:00|活動報告
さあ新しいステージへ!! 今年の海洋道中12(海洋の日ー3)
クサヤの加工場の皆さんにお礼を伝えて、
次に向かったのは、底土港の船の待合所です。
なんと、この日のお昼ごはんは、
漁協の婦人部の皆さんが、
子供達のために作ってくださった、
ごちそうが食べられるんです。
ヤッター!(^^)!

涼しいお部屋で、
テーブルの上に並べられた豪華なお料理に、
子供達も、当然、指導者たちのテンションも、
ピークに達しました!!

いつもなら、お料理の説明もして下さるのですが、
今年は、それがなくて、手書きの「おしながき」が、
添えて下さってありました。
団長さんも、いただきますの前に、
給食の調理員さんから聴いた云う、
毎回、結果を突き付けられている―。

その話にも影響されてか、
それ以上においしかったからなのか、
食べる、食べる・・・
どんどんお料理がなくなっていきます。
今年人気が高かったのは、
例年人気のムロアジバーガーの代わりに登場した、
ツナサンドでした。これが絶品で、
ローカロリーで幾らでも食べられる感じ・・・

あちこちのテーブルで、「うまい!!」と、
ほぼ完食でありました。
どれもこれも、ほぼ完食で、
ごちそうさまの時には、残食もほぼない感じで、
今までにイチバン少なかったんじゃないかな?

本当に美味しかったです。
ごちそうさまでした。

きっと、島の命を戴いたことに、
気付けたと思いますよ!(^^)!







2018/09/13 17:38:16|活動報告
さあ新しいステージへ!! 今年の海洋道中11(海洋の日ー2)
メチャ、楽しかったクルージング―。
今日はまだまだこれからです!!

お次の体験は、島の名物「クサヤ」の、
加工場にお邪魔させて戴いて、
原料となるムロアジを捌いたり、
クサヤを試食させて戴いたりと、
島の食文化を体験させて戴きました。

クサヤと言えば、あの独特な香り・・・。
ですが、予め、
「その言葉は発するなよ〜!!」と、
釘を刺して置いたので、到着直後は、
みんなビミョーな表情でした( *´艸`)

その後、捌くグループと、
試食のグループに分かれて、体験が始まりました。

先ずは、「試食グループ」の、様子―。
最初は、おそるおそるだったものの、
先陣を切って、試食が楽しみだった、
VLのあしくまが、開口イチバン
「うまっ!!」の、一言で火がついて、
結構、パクパクいってましたよ〜
特に、クリームチーズを付けて食べるのが、
気に入った子が多かった様です。

続いて、「捌くグループ」の、様子―。
エプロンを付けて、
包丁を貸してもらって挑戦です。

お腹を割く機械に通すと、
あっという間に「腹開き―」に、され、
続いて手作業で、はらわたを抜くのですが、
あぶなかっしい子も多く、
手を切らないかハラハラしながらも、
魚を捌く体験を見守りました。

女の子は女子力アップに、
男の子は、できる男に、
一歩でも近付けたかなあ!!

全員が両方を体験させてもらった後で、
質疑応答タイム―。
そしたら、けっこうたくさん質問が出てきましたよ!!
「このお仕事のやり甲斐は何ですか?」
の、質問に、

「親から引き継いだので考えたことがなかったけれど、
 伝統を引き継いでいるんだなあ…。
って、感じた事かな」って、いうお答えに、
子供達は、痛く感動した様子でした。

こうして食文化も、引き継がれていくんだね。
ありがとうございました!!