夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2017/08/31 8:00:00|活動報告
海洋道中2017 かっちゃんの夏―

このサバイバル踏破で、
誰よりも強い「思い」を、胸に、
臨んだリーダーが居ます。

そう。2班のVLのかっちゃんです。

1年目―
痛恨の道間違えをしてしまいました。

2年目―
手術したばかりの足、去年のリベンジ
途中までダントツの安定感が、
メンバーの忘れ物を全員で取りに帰り、
そのダメージが脚を止めさせてしまいました。

そして、総決算のつもりで臨んだ今年でした。
班長は、1年生。頑張れるのか!?

けれど、「経験」は、やはり人を成長させます。

1年生の班長が、全力で楽しむ事を前面に出して、
それをかっちゃんが、うまくフォローしてあげて、
2班は、あっという間に笑顔が絶えない班になりました。

サバイバルの出発もイチバンなら、
途中の難関も、グイグイ乗り越えて歩き、
2日目は、途中で時間調整までしちゃう抜群の安定感―

午後3時42分
かつてないスピード、かつてない余裕のゴール!!
「やりきったあ・・・」
この言葉が、かっちゃんのすべてでした。

3年目―。最後の夏と決めて臨んだリーダーは、
子供達からも、リーダー同士でも、
「信頼」を、勝ち取って、
心から頼れるリーダーになりました!!

おめでとう!!
この3年間、ずっとかっちゃんの夏を見守って来て、
こんなに「感謝」の、対象になったリーダーと、
一緒に夏を乗り越えらえたことを、
自分も誇りに思うよ・・・

カンパ−イ!!
最高のパッションフルーツジュースだったよね。

3年間、本当にお疲れ様でした!!

写真は上から

笑顔満開のゴール!!

サバイバル担当のしむたくとガッチリ握手!(^^)!

ゴール直後パッションで乾杯!!

イチバンで到着し誇らしげに整列(^v^)







2017/08/30 20:21:39|活動報告
海洋道中2017 それぞれのゴールとVLの気持ち

サバイバル踏破の2日目は、穏やかな朝でした。
さほど暑くもなく、順調に歩を進められそうです―。

が、5班は捻挫をおして頑張って来た、
VLのたくみんの足がついに悲鳴をあげ、
昨日の途中から、カウンセラーのホリが引っ張り、
たくみんは、BCで改めて固定の手当てを受けて、
ビバーク地で一緒に夜を過ごしました。
できるころまで、行けるところまで精いっぱいに・・・
痛そうですが、本人の意思を尊重し、
共に歩かせることになりました。

そんな5班に、
出発前に、素敵なプレゼントがありました。
近所の方がおいしいパッションフルーツを、
全員に差し入れしてくれたのです。
こんな風に、島の方々も、とても優しく、
見守ってくれています。

3班は、実は昨夜、
メンバー同士で気持ちをぶつけあい、
不安も不満も共有して、ゴールを目指します。

遡れば、事前研修から不安視していた小さなトラブルが、
日を追う毎に大きくなって、サバイバルでは、
放っておけない状況となってしまい、
悩んだVLのおさが、思いのたけをぶつけ、
メンバー達が必死に乗り越えようとしていました。

気持ちを互いに吐き出した3班の表情は、
どこか清々しく、でも、不安も少しのぞかせながら、
ビバーク地を出発しました。

この試練を何とか乗り越えて欲しい・・・
幸い今日は、昨日の貯金のおかげで、
コースとしては峠を越えているので、
無事の帰着を信じて待つしかありません。

4班は、昨日ルートを少し変えて、
登山の後、更に南原を経由して歩き続けました。
昼食の八重根漁港では、疲れて皆うつむいて、
食欲もなさそうでした。

ビバーク地入りも遅くなってしまいましたが、
一晩寝たら、元気を取り戻したようで、
班長の表情にも笑顔が戻りました。

八丈富士よりも、登龍峠の方が、
きっと4班のメンバーにとっては、
足取りも軽い事でしょう!?
最後まで笑顔で戻って来いよ!!

1班はイチバン幼さが目立っていた班でしたが、
歩きながら、次第に、と云うか、
どんどん気力も、体力も、
成長しながら歩いて来ました。

特に1年生の男子が「男気」を、見せ始めたのです。
辛いのにグチもこぼさず、懸命に歩く・・・。
少し遅れてはいるものの、
目はしっかりゴールを見据えています。

決して順調じゃなかった。
けれど、頑張って、頑張って、頑張り通した!!

そんな各班のゴールした時の表情は、
達成感と安堵と、痛む足に顔をしかめたり、
それぞれだったけれど、
どの班も立派な立派なゴールだったよ!!

お疲れさま。そして、ありがとう!!

各班のゴールを写真でご覧ください。

上から

1班  BCに戻って来たのは午後6時過ぎ―。
でも、一回りも二回りも、成長して、
充実の表情でした!! みんなカッコいいぞ!!

3班 男子の一人の脚は限界―。
  それでも、まとまって歩き通しました。
  トラブルを乗り越えて安堵の表情でゴール!!

4班 終わってみれば安定した歩きだった4班
  やっぱり登山からの大回りが、彼らの「やる気」に、
  火をつけたかな!? 笑顔いっぱいのゴール

5班 BC到着はなんともう午後8時近く・・・
スタートから、メンバーが欠けてしっまり、
班長のやる気が空回りして反感を買ったり、
VLが足の痛みで、そんな状況に気付けなっかり、
色んな事があったけど、着いてよかった・・・







2017/08/30 9:47:12|活動報告
海洋道中2017 サバイバル踏破(全班1周チャレンジ)

さあ、8月5日と6日の2日間は、
海洋道中の最大のチャレンジ企画である、
『サバイバル踏破』です!!

この体験が、やはり歴代の子供達の記憶にも、
最も強く残っていて、仲間の大切さ、
試練を乗り越える勇気や根気、
いつも励まして下さる島の方々への感謝の気持ち、
水や、自然が当り前ではないいんだ―。
と、云う気付き・・・etc

この2日間で子供達は一気に成長を遂げます。
今年もそうあって欲しい―。と、願いつつも、
更なる進化を遂げる為、
今年はこんなチャレンジを仕掛けました。

実はコース設定については、
前提として島を1周する―。と、なっていたものを、
より子供達自らが班の中で自由にコースを考え、
必ずしも1周ではなく、
八丈島をもっともっと味わい、体感して欲しい―。
そんな願いを込めて、コース設定を行いました。

結果として、全ての班が1周を目指す事になりましたが、
途中、裏見ヶ滝を見に行こうとか、
八丈灯台が見たいとか、色んな意見が出て来て、
可能な限り要望に応えられる様に、協力を仰ぎました。
ボランティアリーダー(VL)達も、
昨年までと違い、ビバーク地はコース設定により、
流動的となるので、最後までハラハラしていました。

これまでの踏破を見て居て感じたのは、
1周ありきで進んでしまうと、
島の本当に素晴らしい場所に気付かないまま、
1周のみを目的に歩いている―。
そんな観があり、もっと、様々な自然、
島の方達との交流や、島の方々への奉仕、
そんな踏破を目指そう―。と、云う願いがありました。

そして、5つの班が決めたコースの1日目は?

1班(VLまーりー)
ベースキャンプ(BC)→ 南原千畳岩 
→ 大坂トンネル→ふれあいの湯で入浴(樫立)
→ 旧樫立小学校でビバーク

2班(VLかっちゃん)
BC → 南原千畳岩 → 大坂トンネル
→ 中之郷体育館でビバーク → やすらぎの湯でのんびり
1班より初日のコースが長い設定です。

3班(VL おさ)
BC → 登龍峠 → 末吉 → 中之郷
→ やすらぎの湯で入浴→樫立公民館でビバーク
女性リーダーとしては長いコースです

4班(VL あしくま)
BC → 八丈富士登山(ふれあい牧場まで)
→ 八重根漁港 → ふれあいの湯で入浴(樫立)
→ 三原中学校でビバーク

5班(VL たくみん)

BC → 登龍峠 → 名古の展望台 → 中之郷
→ やすらぎの湯で入浴 →藍ヶ江でビバーク

と、云うコースになりました。
最も朝が早かったのは、かっちゃん達の2班―

続いて4班、3班、1班、5班と、
ほぼ予定通りの時間で出発して行きました!!

「頑張って来いよ〜!!」
これからは、VLと子供達だけの濃密な時間を、
共に感じて欲しいですよね!!

さあ、明日の帰着まで、
今年はどんなドラマがあるのでしょう!?

写真は、出発式と途中での、
各班の様子です!!

上から1枚目

1班 「頑張っていこー!!」 
肩を組んでシュプレヒコール

3班 旧末吉小学校で昼食の図
ラーメンおいしそうでした(*^^)v

4班 出発式での4班 
あしくまは、登山部。班長のウィリーは、
なんとトライアスロンのアスリートです。
体力勝負でイチバンを目指します!!

5班 難関の登龍峠をクリアして、
さあ、末吉までもう直ぐだ!!

でも、たくみんの足は捻挫で、固定しています。
根性見せて頑張ってくれ!!







2017/08/29 20:08:07|活動報告
海洋道中2017 海はチョイ荒れ(泣) 海洋の日

8月4日は、「海洋の日」で、
八丈の海を、まるごと身体で体感できる、
スペシャルな日です。

が、実はこの日も、チョイと海は荒れ模様(>_<)
台風5号からの遠いうねりが入って、
雨もパラパラ・・・。
漁船に乗ってのクルージングは微妙でした。

が、「せっかく来てくれているのだから・・・」
漁船の船長さん達の粋な計らいで、
なんとかクルージング船を出してくれることに―。

大喜びの子供達ではありましたが、
最初の勢いはどこへやら・・・
外海に出て、船が揺れ始めると、
各班によって、だいぶ元気に差が出始めました。
そう。船酔いです(>_<)

冷水塊が入っているとの情報もあって、
いつもはバーッと飛び出すトビウオちゃんも、
大きなウミガメも、姿は殆ど見られませんでした。

でも、八丈島の伝統の漁である、
ムロアジの棒受網漁を間近に見せてくれました。
で、この時、ムロアジの他に、
カンパチが網に入ったと云う事で、
4尾の2`ほどもあるカンパチを戴きました(^v^)/
このカンパチは、夕方に自分が捌いて、
子供達と指導者で美味しく戴きましたよ〜!!
うまかったぁ!!!

さて、海洋の日は、いつもの通り、
島の産業である、「くさや」の、
工場の見学もさせて戴いていて、
今年も、ムロアジを捌かせて戴いたり、
焼き立てのくさやを試食させて戴いたり、

最初は独特な香りに躊躇しながらも、
食べてみると、「ウマイ」と、なって、
今年も結局、大好評の試食会になりました。
食べ方の人気は、
今年はクリームチーズをつけて食べる―
が、人気だったかな(笑)
くさやの歴史や、その作り方など、学びました。

お昼ごはんも、豪華八丈バージョンです!!
漁協のお母さんたちが、作って下さった、
島の料理に舌鼓です。
歴代の子供達に大好評の「ムロアジバーガー」も、
もちろん今年もダントツ人気でしたよ。
ごちそうさまでした。

午後は、昨日できなかったスノーケリングを敢行!!
今年は、八丈の海難救助隊の方々と、
教育委員会のスタッフの中から厳選された、
精鋭スタッフさんのリードで実施としました。

その方がリスクも軽減できるし、
何よりフィールドを熟知されている方々たちですから、
素晴らしい海の中を、子供達に見せてくれると、
判断したからです。
いつも以上に、積極的に泳いで、
歓声をあげて、感性を磨いた子供達でした。

おまけは、戻ってからのカンパチ試食会(^v^)
マイ包丁持って行ってよかったぁ!!

写真は上から

1枚目 
最初は舳先に集まってはしゃいでいましたが・・・

2枚目
船を降りた後でのスナップ。チョッと顔色悪くね!?

3枚目
くさやウマイ!!

4枚目
魚の捌き方の体験です。なかなか上手でしたよ!!







2017/08/28 20:11:21|活動報告
海洋道中2017 海を越えて29回目の交流会

やまなし少年海洋道中が始まって、
ついに30周年となります。

その一年後、八丈島の子供達と、
海を越えた交流が今も続いていて、
この事業の大きな柱となっています。
なので交流会は、今年で29回目になりました。

が、交流会の前夜、天気予報は朝から雨マーク。
しかも、海は波浪警報で、
ベースキャンプでの開催は、
おそらく難しいだろう・・・

八丈の教育委員会のスタッフと、
海洋道中の事務局とで、対応を重ねました。
この日の午後、実はスノーケリング体験の1回目。
子供達も、楽しみにしているプログラムなので、
できれば、場所を変えてでも体験させてあげたい・・・
島のスタッフさんからは、
「実施」を、念頭に話しを進めて居ました。

そして、迎えた当日は、やはり雨―。
断続的に降って、風も強い朝でした。
波浪警報は注意報に変わりましたが、
野外での交流会は難しいだろう。
と、云う判断に至り、交流会の会場を、
近くの三根小学校の体育館に変更することにしました。

30周年の記念セレモニーには、
八丈町の町長さんも、ご来席戴けるとの事、
非常に名誉な事です。

海を越えた交流が、今なを続いている奇跡―
八丈島と山梨県を繋いで来た深く、温かい絆―
なので、この交流会は絶対に無くす事のできない、
大切なプログラムなのです。

けれど、午後のスノーケリングをどうするか・・・
ギリギリまで天気と相談して、
今回は、「交流会」を、より充実させよう!!
と、云う決断に至りました。

海の状況は好転するかもしれませんが、
山梨側の都合で、午後はスノーケリングだから、
中途半端で「またね!!」は、やっぱり失礼です。
波浪注意報(事実)を理由に、
山梨の子供達には、いっぱい交流しよう―。
と、納得してもらって、
29回目の交流会が始まりました。

先ずは、海洋道中30周年セレモニーからスタート!!
町長様よりご挨拶を賜り、
記念植樹用の「ハイビスカス」の、苗を戴きました。

山梨の代表が御礼を述べて、
八丈町と、町民の方々に、
感謝状を山梨県からお渡ししました。

本来なら、ベースキャンプの一角に、
植樹の予定でしたが、
「苗」の、贈呈式に、切り替えました。

さあ、いよいよ海を越えた交流会がスタートです!!
最初は、お互い初対面なので、
アイスブレーキングのレクから始まりました。

最初はお互いに硬かった表情が、
だんだんゆるみ始めて、笑顔が増えて来ました。
小一時間もすると、もう友達同士―。
積極的に話しをする姿が、
会場のあちこちで見られました。

続いて、班の旗に八丈の同じ班の子供達の、
名前を書いてもらって、
各班の「班旗」が、完成しました。

この旗を持って、山梨の子供達は、
サバイバル踏破に臨みます。
八丈の子供達の、気持ちを入れてもらいました。

食事会の今年のメニューは、
「そうめん」でした。

この絆が麺の様に、長く続きます様に・・・
そんな思いも込めつつも、時短メニューで、
一緒に作って盛り上がろう(^v^)

食べたら終了じゃなく、方付けも一緒にやって、
協力しながら、2回目の交流会も盛り上がろう!!
スノーケリングは、1回無くなっちゃったけど、
でも、お互いの絆が、更に深まった交流会になりました。

海の代わりに、山梨の子供達には、
この後、温泉での入浴がプレゼント!!
島に来て初めてのお風呂は、気持ちよかったかな(笑)

写真は上から

1枚目 30周年セレモニーが始まりました

2枚目 八丈町長様からハイビスカスが贈られました

3枚目 レク担当のがっしーのリードで笑顔が増えました

4枚目 「人間椅子」が、できちゃうくらい仲良しです!!