夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2016/09/11 19:21:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2016のレポート6 サバイバル踏破

海洋道中イチバンの試練は、
なんと言っても、班のメンバー全員で、
島をビバークしながら一周するという、
過酷な『サバイバル踏破』です。

とてもキツイ活動でありながら、
やはり、一番の心に残る活動で、
「これがしたいから応募した!!」って云う、
そんな子も多い、スペシャルな企画なのです。

朝4時半頃には、
大きなリュックを背負った子供達が、
班ごとに、BCに掲げたゲートの下に集まって来ます。

先ずは指導者からの荷物チェックです。
きちんと背負えているか、
両手は空いているか、
無駄な荷物はないか、
水は大丈夫か・・・

これから長い道のりを歩く子供たちに、
少しでも疲労を感じさせないように、
細かくチェックします。

チェックが終わったら、
いよいよ出発のセレモニー。
団長さんから激励のメッセージを戴き、
班それぞれに趣向を凝らしたシュプレヒコール!!

「さあ、行ってらっしゃい!!」
「強くなって帰って来いよ!!」
「ここで待ってるぞ!!」
子供達の背中を押すように、声をかけます。

どんよりと曇った空の下、
今年も子供たちが、自分たちで決めたルートへ、
チャレンジの旅へ出て行きました。

全ての班がスタートして、
BCに静寂が訪れたころ、
いきなり、大粒の雨が降って来ました。

その雨は、一気に強さを増して、
容赦なく降り注ぎます。
慌てて、本部テントに駆け込んで、
指導者は雨宿りの図―。

けれど、出発していった子供たちはというと、
激しい雨をもろともせず、
ペース優先でずんずん進む班、
体力温存のために、雨宿りで様子を見る班、
それぞれのプランに基づいて行動しています。

それでも時折、雷を伴って、
力強く歩き出した子供たちの、
出鼻を挫きます。
頑張ろうとする心まで、挫こうとします。

指導者も、雨が強すぎて、
パトロールにも出られません。

そして激しく厳しい雨は、
午前10時過ぎまで降り続きました・・・

その後は、一転して炎天下―。
ころころ変わる天気もなんのその!!

途中で、サバイバル最大のご褒美、
温泉での入浴もして、リラックスタイム(^v^)

ご褒美の後は、元気に歩き続け、
どの班も、無事にビバーク地に入りました。

写真は上から

1枚目
 5班、出発セレモニー 団長さんに出発を宣言しました!!

2枚目
 同じく5班、さあ出発だ!! 元気よくシュプレヒコール

3枚目
 1班、絶景地「名古の展望台」で、チョッとひと息

4枚目
  4班、 ふれあいの湯で、疲れを癒しました







2016/09/06 10:27:23|活動報告
やまなし少年海洋道中2016のレポート5 海洋の日

海洋道中のプログラムの中でも、
この「海洋の日」こそ、
イチバンのご機嫌な一日になる筈の日です。

名前の通り、日がな一日、
八丈の「海」を、満喫できるからです。

朝一番は、今年はクルージング!!
いつもは、2番目の体験でしたが、
やっぱり、少しでも早い方が、
ムロアジの漁も、採れる確率が高いだろうし、
海の生きものも、その分、出会いやすい―。
そんな粋な計らいもあって、
今年は、班のメンバー全員が同じ船に乗って、
海に繰り出しました。

直ぐに舳先に集まって歓声をあげていました。
とびうおも、ウミガメも、姿を見せてくれました。
が、次第に、どの船も歓声が、小さくなって・・・
まあ、情けないっ!!船酔い者続出〜〜!!
やっぱり、山の子、慣れてないのね〜
残念!!!
ムロアジもちゃんと漁れたし、
酔わなかった子は、最高だったろうねぇ!!
因みに自分は、サイコー気持ち良かったぜえ(^v^)

お次が、島の名産として有名な、
「くさや」の、工場の見学をさせて戴きました。
が、船酔いしてしまった子には、
あの独特の香りで、
一気にテンション下がっちゃったかも・・・

まあ、とにかく食べてみて・・・
ってことで、たくさん試食もさせてくれました。
最初は、おそるおそる口に運んでみて、
先っぽをチロチロとなめてみたり、
そこで、自分がおいしそうに食べてると、
次第に手が伸びて、けっこうたくさん
戴いてしまいました。

ムロアジも全員、捌かせて戴いて、
島の産業にも触れ、海の恵みを戴きました。

お次は、底土の港まで歩くのですが、
いきなりのスコール。雨宿りできる場所も無く、
全員がびしょ濡れ〜!!
到着したのは、底土港の客船の待合室。
めっちゃ、クーラーも効いてますから、
そのまま入ったら風邪ひくし、
他のお客様にも迷惑です。
とにかく少しでも頭を乾かしてから、
お食事の会場へ・・・

と、テーブルの上には、
所せましと、ごちそうが並べられていました。
一気に、テンションはMAX
今年も、漁協の婦人部の方々が、
丹精込めて、島の味を用意してくれました。

島に来て初めて、自分たちで作らなくていいご飯。
しかも、島をまるごと料理してくれた様な、
ごちそうの数々・・・。
中でもイチバンの人気は、
やっぱり、ムロアジバーガー(^v^)/
おっきな口で豪快に戴きましたよ。

このお料理を用意して下さるのに、
きっと、食材集めや、調理に
馳せ走って、私達のために作ってくださった。
その感謝こそが、「ご馳走様」って、
言葉の意味なんだよ。
ちゃんと味わって食べていました。

締めくくりは、やっぱりスノーケリングです。
昨日に比べて、すっかり慣れたし、
昨日より、海も穏やかで、
凄く楽しそうでした。

後半、やっと自分も入水のお許しが出て、
二年越しの八丈の海に入れたぜ〜!!
気持ち良かったぁ!!

さあ、明日はいよいよサバイバル踏破!!
この楽しさを、明日の力にしてがんばろー!!

写真は上から
1枚目
漁船の舳先でご機嫌でしたが・・・

2枚目
くさや工場でムロアジ捌きに挑戦!!

3枚目
島の郷土食くさやのお味はどう?

4枚目
ムロアジバーガー最高(^v^)v







2016/09/01 9:28:08|活動報告
やまなし少年海洋道中2016のレポート4 スノーケリング初体験

交流会が終った午後からは、
子供達が、いちばん楽しみにしているだろう、
直接、海を感じる体験、
そう。初めてのスノーケリングです。

事前研修で、用具の使い方や呼吸法などは、
プールで練習して来ましたが、
波も風もある海では、思ったようにはいきません。
しかも足はつきませんから、
緊張感も、恐怖感も、きっとある筈。
それでも、海なしの山梨の子供達には、
憧れの海だし、ワクワクする期待の方が大きいでしょう。

昨年の最初のスノーケリングは、
波穏やかな神湊(かみなと)で行ったのですが、
砂をまき上げやすく、底が見えない不安もあって、
とにかく、きれいで、監視の行き届いた、
底土で色々と、見つける事から始めよう!!
って、事になりました。

今年のVL達の泳力は、皆なかなかなので、
さあ、論より証拠。海へ繰り出そう!!

最初は緊張の面持ち・・・
アクセスしやすい、堤防のふちにつかまりながら、
おそるおそる進んでいきます。

自分は、陸上監視で、安全を見守るお役目(*^_^*)
堤防の上から声をかけながら、
スタートを激励します。

一班、また一班と、魅惑の海へ泳ぎ出しました。

慣れて来ると、もう子供達の表情が、
グッと変わって来ました。

「すげー、すげーっ!!」
「青い魚見っけた!!」
「サンゴあったよ!!」
笑顔で教えてくれました。

発見の喜びは、好奇心を煽ります。
「今度は、でっかいの見つけて来いよ〜」

それでも昨夜の雨で、今日は少し濁ってました。
明日もう1回、ここでスノーケリングができるので、

きっと明日は、もっともっと、
色んな素敵な発見があるでしょう。

でも、慣れていない指導者の面々は、
アクティブな子供達に、少々お疲れ気味かな?
ライフジャケットを着けて泳ぐって、
結構、大変なんだよね。

でも、これも安全対策。
こうやって、大人達も身をもって体験できるから、
海洋道中って、素敵だよね!!

写真は上から
1枚目
スタート前、皆、チョッと緊張ぎみ〜(笑)

2枚目
さあ、行ってらっしゃーい!!

3枚目
2度目のアクセス1班!!頑張ってます。

4枚目
とってもスムースに泳ぎだしました!!







2016/08/31 22:05:29|その他
やまなし少年海洋道中2016のレポート3 海を越えた交流会

前夜行われた開村式の前にも雨が降って、
ファイヤーセレモニーのトーチが、
とぼれてしまう―。
そんなハプニングがありました。

開村式が終わった直後にも、雨が降りました。
それでも、立ちあげたテントは、
しっかりできていました。

初めてのテント泊、
ぐっすり眠れた子もいれば、
そうでなかった子も、きっと居たでしょう。
子供達にとって初めて迎える八丈の朝、
それぞれ、どんな思いで起きて来たのでしょうか・・・

さて、この日は【地域交流の日】で、
このBCに、八丈の小中学生達が交流会で、
遊びに来てくれることになっています。

例年、【海を越えた交流会】を、重ねていて、
お互いの友情と絆を紡いで来ました。
きっと今年も、素敵な出会いとなる事でしょう。

さあ、海を越えての交流会が始まりました。
先ずは、緊張を和らげるための、
アイスブレーキング!!

八丈の子供達の多くが小学生なので、
ちょっぴりお兄ちゃん、お姉ちゃんの、
山梨の子たちが、積極的に声をかけていて、
とってもいい感じ(*^_^*)
さっきまで知らない同士だったのに、
段々と打ち解けて、笑顔が連鎖して来ましたよ!!

写真は、みんなアイスブレーキングのものですが、
この後、班の旗を一緒に作って、
昼食となる、チキンカレーも一緒に作って、
食事を共にすることで、
もっともっと仲良くなったと思います








2016/08/30 21:36:47|活動報告
やまなし少年海洋道中2016のレポート2 テントアップ

歓迎セレモニーを終えて、朝ご飯を食べたら、
いよいよベースキャンプ(以下BC)のある、
垂戸(たれど)へ移動します。
底土港から、30分ほど歩いた先が、
海岸間際の、我々の心のふるさとであるBCです。

BCに着いたら、休む間もなくテントアップです。
しかし、到着した直後から、
繰り返し襲うスコールが、作業の進行を阻みます。
それでもテントを張らないと、
肝心の「住まい」が、ありません。

そんな中でも、今年のVLのスキルは高く、
班のメンバーに的確な指示を与えて、
テント2棟、食事用タープ、かまどと、
班のメンバーが、それぞれに工夫しながら、
9日間のマイホームを設計し、
テントサイトを立ち上げていきました。

どの班も、作業を分担しながら、
「協力」しあって、頑張ってくれました。
雨で若干の時間のロスもありましたが、
素敵な5つのテントサイトが、できあがりました。
さあ、このサイトを、みんなで
更に暮らしやすくしていこう!!

最初の晩ごはんは、特製ハヤシライスです。
さあ、初めての野外炊事も、美味しくできるかな!?
かまどの火入れも待ち遠しい、テントアップでした。

写真は上から

1枚目 
手際良く作業を進める5班

2枚目
2班はタープに工夫が光っています!!

3枚目
しっかりテントも立ち上がりました

4枚目
1班のかまどは、「火の神様」が、鎮座しています(笑)