今夜はクリスマスイブですね(*^_^*)v 多くの子供たちのもとに、 きっとサンタさんが来てくれることでしょう。
そして素敵な聖夜に、チョッとほっこりする様な、 心があったかくなる素敵な授業のこと、 お話しさせて戴こうと思います。
10月26日の水曜日に、 南アルプス市にございます、 市立白根百田(しらねひゃくた)小学校さんに、 やまなしエコティーチャーとして呼んで戴き、 環境の【つながり】に、 ついて、お話しさせて戴きました。
実は、白根百田小学校さんには、 以前にも呼んで戴いた事があり、 今回が二度目の機会となりました。
お話しを聴いてくれたのは、 三年生と、四年生全員の元気な子供たちです。
山の子のみんなが憧れる大好きな海で、 起こっている現実について、 当方が、ずっと伝え続けている、 「イルカのKちゃん」の、絵本を使った、 人間が出したゴミによって、小さな命を亡くした、 一頭の子イルカのお話しです。
子供たちは、イルカが大好きです。 でも、その姿を見るのは殆どが水族館です。 そして、愛らしく、カッコイイ姿を見せる、 華やかなイルカショーで見ることくらいでしょう。 実際に海で泳いでいるところを見た事がある子は、 山の子に限らず、余りいらっしゃらないと思います。 でも、そのイルカショーさえも、 イルカやクジラを取り巻く、様々な環境問題の中で、 日本では見られなくなってしまう可能性もあります。
でも、イルカは海に暮らす、 人間とおんなじ哺乳類で、実際の海では、 水族館では起こりえない【環境破壊】が、起こっていて、 その被害に遭って、死んでしまったり、 怪我や病気になってしまう例が後を絶ちません。
自己紹介に続いて、先ず子供たちには、 実際の海で活き活きと生活している、 イルカの映像を見てもらいました。
映像を見ながら、邪魔に在らない程度に、 イルカいついてお話ししました。 自分が、Kちゃんのことを伝えるきっかけになった、 出会いについてもお話ししました。
好奇心が旺盛なイルカ達は、 何もしなければ、人間にも興味深々で近付いて来ます。 そこで、若いイルカがベビーシッターをする姿や、 海底の岩影からタコを捕まえる姿などを見ました。 そして、時に、ゴミとして浮遊している、 ビニール袋などで「遊ぶ」、姿も見ました。
遊んでいるその道具は、元々自然界にはなく、 ゴミであると云う事も知らず、偶然に口にハマってしまって、 取れなくなってしまう事もあります。
そんな映像を見た後で、今度は司書の先生から、 「イルカのKちゃん」の、 絵本の読み聞かせをして戴きました。
Kちゃんは、尾びれに釣糸が絡まって、 それが尾びれに食い込んで、泳げなくなり、 衰弱していなくなってしまいました。 これは、実際にあったお話し―
子供たちの表情が、 ショッキングなその内容に、 少しずつ曇っていくのがわかりました。
人間の勝手で、便利さと豊かさを求めた裏で、 資源の浪費がこの様な現実を招いてしまっていること、 自分も、人間のひとりであることに気付いたのです。
でも、こうした環境破壊を元に戻せるのも、 人間にしかできない事で、 しっかりと事実を見つめ、 一人ひとりが責任のある生活と行動を、 重ねていくことが大事です。
このお話は、決して「人間はダメだ」って、 ことではないよ。気付く事が大事なんだよって、 子供たちに語り掛けました。
一時間と云う、この年代の子供たちには、 結構長い時間の講演だったのですが、 質問もいっぱいしてくれましたし、 しっかり集中して聴いてくれて、 とても嬉しかったです。
何より、前回の機会から、 この学校にも「イルカのKちゃん」が、 学校図書として置かれていて、 読んだことがあるお友達が、いっぱいいました。 きっと、お兄ちゃん、お姉ちゃんからも、 Kちゃんのことを聞いて知っているんでしょうね。
ずっと同じ学校で、意識がつながっていることに、 とても感動して、心があったかくなりました。
以前、この絵本を作った方たちから、 このお話を聴いたことがある子供たちの、 気付きや意識は、その後もつながっているのかな・・・
そんな心配の声もあったのですが、 大丈夫です。意識はちゃんとつながっていますよ。
それが、改めて確認することができた、 素敵な授業でした。
やまなしエコティーチャー制度を、 多くの学校で活用して戴けるようになればいいな・・・
お声をかけて戴ければ、 県内どこにでも駆けつけますよ(#^.^#)/^ |