次第に、東京に近付く中、 ボランティアリーダーは、 自分の班のメンバーを集めて、 最後のミーティングに臨みました。
事前研修で初めて班のメンバーが決まり、 八丈島での現地研修で、 子供達との「絆」を、深めていった5人―
万感の思いを込めて、 メンバー一人ひとりに、メッセージを贈りました。 子供達は、まっすぐにリーダーを見て、 ひと言も聴き逃すまいと、耳を傾けています。
笑顔と、涙が、一気に溢れて、 どの班も、素晴らしい「ふりかえり」を、していました。 そして、リーダーと一緒に班を支えてくれた、 カウンセラー、活動支援の指導者も、 一緒に分かち合う事ができました。
思えば、なかなか決まらなかった、 今年のボランティアリーダー。
研修も、悪天候や、急なアクシデントがあって、 思う様に進みませんでした。 テントアップの研修日は雨・・・ ぶっつけ本番の事前研修でした。
かまど作りの研修は、現地研修の直前でした。 だから、島でかまどが壊れてしまった班もありました。
でも、最初の研修で、皆に伝えた事―。 「リーダーも、子供達と一緒に考え、 一緒に失敗もして、共に成長して欲しい・・・」
「指導をするのではなく、支援し続けて欲しい・・・」
彼らもきっと自問自答を重ね、 自らの「リーダー像」を、描きながら、 この現地研修に臨んでくれた事でしょう。
始まってみれば、 子供達の誰もが、リーダーを信頼し、 時には背中を押し、 お互いが、なくてはならない存在― に、なれました。
自分は最後の研修で、 「みんなを信じているから、これ以上何も云う事は無いよ」 と、島では彼らの支援の、それぞれのカタチに、 ひと言も介入しませんでした。
班別のミーティングは、 日を重ねるにつれ、活性化し、 メンバー全員が、お互いを認め合って、 トラブルも、チョッとしたいざこざも、 乗り越えていってくれました。
彼らの、心の優しさ、強さ、柔軟さに、 自分も教えられ、勇気づけられました。
このメンバーでいこう!! 決断が正しかった事に安堵し、 彼らの頑張りを、とても誇らしく思いました。
チームワークは最高でした。 笑顔も最高でした。
きっと、今年の海洋道中の全てのメンバーが、 この5人の事を讃えるでしょう。
改めて、心から感謝したいと思います。 本当に、本当に、ありがとう・・・
だいちゃん、なぁちゃん、ホエール、 テル、かっちゃん、
最高の5人と築く事ができた、 自分にとっても、最高の夏でした。
写真は上から
1枚目 目には涙が光っていますが、懸命に思いを伝えた、 唯一、社会人からリーダーになってくれたホエール3班 2枚目 橘丸の船室で、だいちゃんからのメッセージ1班
3枚目 日に日にリーダーらしくなったテルに、 メンバーから、最高の笑顔をもらいました。
4枚目 涙と笑顔、どっちも弾けた、 ひまわりの様な2班のリーダー、なぁちゃんでした |