夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2015/07/26 22:31:32|活動報告
遅ればせながら報告です・・・汗

遅ればせながら報告です・・・汗
もう、2カ月も前に終わってしまった、
非常勤講師で赴いている専門学校で行った、
毎年恒例となった『水辺のアクティビティー実習』

今年も、妙高周辺の水辺・海辺で、
色んなアクティビティーを重ねて、
いっぱい「水」と、遊んで来ました(^v^)

一から解説して、ご報告したいのは山々ですが、
この猛暑が続く中、アツく語って、
熱中症を誘発してしまうと申し訳ないので、

日程を追いかけながら、
写真のみでご報告します。

では、初日は、淡水での釣り体験です。
先ずは、釣果ありき―
と、云う事で、
信濃町にある管理釣り場へ繰り出しました。

えさで釣って、

食べて

ルアーで釣って、ハイポーズ v(^v^)v







2015/03/06 22:25:00|活動報告
今年度のざぶん賞 2(海洋道中参加者の成果)

この時季の気温は、三寒四温―。季節の波を感じます。
打ち寄せては引く波と同じく、
春のうねりは、次第に大きな波になって、
暖かさ、気持ちの良さを、運んで来てくれます。

波と云えば、「ざぶん、ザブン・・・」
今回の記事も、ざぶん賞に関連したお話しを致します。

見事に全国1位を獲得したのは、
本県の小学生でした。

また、その他にも、
「文化賞」とか、「環境賞」にも、
本県の子供が選ばれました。

そして、今年度の海洋道中に、
参加してくれた子供の中からも、
ざぶん特別賞と、山梨県環境部長賞に輝き、
先の記事と同様、2月7日に地区表彰式を開催し、
その成果をわかちあう事ができました。

今年度の海洋道中からの受賞者は、
F中学校に通うKくんで、
受賞作品のタイトルは、
『八丈の海は学びの宝庫』です。

海洋道中の活動の中で体験した、
『水』の、大切さ。そして、『水』の、怖さ。
実体験からの学びが、タイトル通りに、
彼の成長を促した、そんな内容になっています。

一方、彼の作品に色を添えてくれたアートは、
新鋭の女性陶芸作家さんからの陶芸で、
とても素晴らしい作品です。

ご家族揃って会場に駆け付けて下さり、
ご子息の栄誉の感激を、一緒に味わって居られました。

また、こんな嬉しいサプライズもありました。
それは、一昨年の海洋道中に参加してくれた、
K中のYくんが会場に居て、「あれ〜!?」
なんて挨拶を交わしたら、なんと、なんと、
彼の妹さんが、ざぶん環境賞を受賞されていて、
改めてビックリ!!

そして、彼女も中学生になったら、
海洋道中に参加してくれるって、
ご両親のお墨付きで言ってくれました。

とにもかくにも、
ざぶん賞における、海洋道中参加者の成果は、
過去の実績を引き継いでいて、素晴らしい!!
の、ひと言ですv(^v^)v

写真は上から
1枚目 Kくんの作文と、アート作品のコラボ

2枚目 ご家族で作品に見入るKくん

3枚目 表彰状を受け取るKくん

 受賞おめでとう!!







2015/03/04 21:33:41|活動報告
今年度のざぶん賞(ついに・・・!!)

今日は、とっても春めいたお天気でしたね。
弥生三月―。
だんだん暖かくなって来るのは嬉しいですよね(*^_^*)

でも、なかなか更新できずに、
二カ月も放置してしまいました(>_<)
何卒お許し下さいませ。

さて、久々の投稿は、
命の源である「水」に、ついて、
「命」に、ついて、
「自然」に、ついて、「環境」に、ついて、
小中学生が自由に綴った「作文」や、「詩」や、
「物語」、「手紙」・・・etc
に、著名なアーティストの方々が、
アートな作品にして届けてくれる―。
そんな全国的な取り組みが、『ざぶん賞』です。

山梨県内での認知度もどんどん高まっていて、
全国表彰を受ける子供も増えています。

自分も毎年、ライフワークでもある、
やまなし海洋道中に参加してくれた、
ふるさとの中学生達に、取り組んでもらっています。

そしてなんと、ついに今年は、
全国1位、つまり、ざぶん大賞の栄冠に輝いたのは、
甲府市のH小学校の2年生の、
『ぼくのおにぎり』と、云う作品でした。

この作品は、いつも家族のために、
頑張ってくれている「お母さん」に、
夏休みをあげるために、
おにぎり作りに挑戦した、受賞者の悪戦苦闘ぶりと、
お母さんへの感謝、そして、
おにぎりになったお米や、
握る時の「手水」
どんな時も水が使われていて、
どんなに「水」が、大事なのかに、
気付いた事が、活き活きと書かれています。

全国から寄せられた作品の総数は、驚きの8822作品。
その頂点に山梨の子供の作品が選ばれたのです!!
こんなに嬉しい事はありません。

加えて、昨夏のやまなし少年海洋道中の参加者からも、
ざぶん特別賞受賞者が1名居りました。

去る2月7日に、地区表彰式が開催され、
全国表彰を受けた7名の作品と、
他の全国表彰者のアート作品を展示した、
『キッズエコ・マイアート展』も、同時に行いました。

自分も、実行委員会のスタッフとして、
受賞者を祝福する為に参加して参りました。

授賞式の前から大勢の方々が会場に駆け付けて下さり、
素晴らしい作品の数々を見てくれました。

表彰式も祝福ムードに溢れていて、
終始笑顔の絶えない、温かい表彰式となりました。

山梨でざぶん賞の支援を始めて10年。
着実に地元の子供達は、水や環境への意識を深め、
見事に大きな成果を成し遂げる事ができました。

でも、本当に大事なのは、これから・・・。
賞は、その過程でのご褒美。

ずっとずっと、この意識を繋いでいくこと―。
そして、もっともっと美しい、
ふるさとを築き、育てていくことが大事です。

ともあれ、大賞おめでとう!!

写真は上から
1枚目 大賞作品『ぼくのおにぎり』
この作品に花を添えてくれたのは、
本県出身の切り絵作家、百鬼丸さんです。

2枚目
会場には大勢の方々が、
作品を鑑賞しに訪れてくれました。

3枚目
大賞受賞者 W君による作品の朗読

4枚目
受賞者を囲んで記念撮影







2015/01/15 17:22:00|その他
フィールド観察授業 その後(母なる川への帰還 鮭の一生を見つめる3)

今日は小正月―。
昨夜は、「どんど焼き」などで、
盛り上がった地域もある事でしょう。
でも、一変、雪の一日となってしまいました。
この雪を降らせたのは、『南岸低気圧』。
そう。あの2月の大雪の時と、同じ様な気象状況です。
重たい雪ですから、お車の運転とか、
雪かき作業中の事故には、くれぐれも気を付けて下さいネ


さて、更新が暫くご無沙汰してしまいました。
改めまして、今年も宜しくお願い致します。
新年最初の記事は、
昨年お伝えした、鮭の一生シリーズの続きです。

去る1月8日(木)に、
今年最初の専門学校の授業に行って参りました。

そして、嬉しい事実がありました!!
そうです。あの時に戴いて来た、
鮭の卵から、小さな命が生まれていたのです。

野生生物保全学科の学生達が中心になって、
水の循環が、滞る事が無い様に世話を続けてくれ、
見事にたくさんの仔魚たちが、生まれたのです。

それでも、やはり幾つかの卵は、
そのまま「死卵」と、なってしまったと聞きました。

お腹には、まだ卵のうがついたままですが、
水槽の中で群れをなして、元気に泳ぎ回っています。

このまま暫く、飼育と管理を続け、
K川の漁協さんと連絡を取り合いながら、
同じタイミングで、
再びK川に放流する運びとなりそうです。

学校で生まれたこの子たちが、
大きな鮭になって、再びふるさとの川に、
戻って来てくれる事を、願わずにいられません。

元気に生きろよ!!







2014/12/08 8:08:08|活動報告
フィールド観察授業 (母なる川への帰還 鮭の一生を見つめる2)

前回に引き続き、鮭の遡上観察授業の報告です。
今回は、この母なる川である、
K川漁業協同組合様が、鮭を守り続けて行く為に、
地道に続けていらっしゃる、
様々な取り組みについて、お話しを伺う事ができました。

川原で暫く、鮭と鮭漁を見せて戴いた後で、
組合長様が、我々の為に、お忙しい時間を割いて、
丁寧に、丁寧に、お話しして下さいました。

鮭が、産卵後に受精してから、孵化する為には、
シビアな水温管理が、
非常に重要である事を教えて下さいました。
毎日の水温を計測し、その水温を積算していき、
ある、決まった水温に達した時に、
孵化が始まるのだそうです。

しかし、孵化直後に川に放ってしまうと、
たちまち多くの天敵に狙われ食べられてしまいます。

そこで漁協では、川の上流のある場所で、
孵化後、ある程度の大きさになるまで飼育してから、
川に戻してあげるのだそうです。

この時、ここで生まれた鮭達が、
何処まで旅をし、もし旅の途中で採捕されてしまっても、
それが何処の川で生まれた個体であるのかが、
鮭の頭の内部にある「耳石」の、輪の幅によって、
識別できるという事を伺いました。

この話を伺った時に、
単純に驚いたのと、人と鮭との間に、
この様な繋がりがあるのだと云う事に、
深い感銘を覚えました。

もはや、鮭は世界の宝の様な貴重な資源ですから、
国際的に保全していかなければなりません。
ですから、地球温暖化と云う事に対して、
大きな危機感を抱いて居らっしゃる事を、
組合長さまの言葉の端々に感じました。

また、実際に雌の鮭から「採卵」し、
雄の精子をかけて、受精卵にするまでの、
一通りの行程も見せて戴きました。

卵には、小さな穴が開いて居り、
産卵後、直ちに受精させないと、そこから水が入り、
その卵は、「死卵」と、なってしまうのだそうです。

それを極力させない為にも、人工授精が必要な訳です。
採捕されたばかりの雌のお腹から、
まるでルビーの様な卵が用意された洗面器へと放たれ、
直ぐに雄の精子をかけて受精卵とし、
その後、川の水に入れてあげることで、
卵の中では、新しい命への、細胞分裂が始まります。

その受精卵を、学校で飼育してみると良い―。
との事で、貴重なその受精卵を、戴いたのです。

管理方法を教えて下さり、
小さな命の種が、学生達の手に委ねられました。

順調に管理できれば、
二月には発眼卵となり、三月には孵化が始まるそうです。
非常に楽しみではあるものの、
命を預かる「重み」も、きっと学生達は感じた事でしょう。

この命が無事に生まれ、
再び、母なるK川に放たれ、戻って来てくれたら・・・
その日を信じて、その卵を預かりました。

学校に帰ってからは、
自分と相棒の先生と一緒に、
新ためて「鮭」に、ついて学び、
「鮭」に、ついて考える時間を設けました。

今回の授業が、学生達の胸に、
強く響いたと確信しました。

また、来年以降も、引き続きできる事を願っています。

写真は上から、
1枚目・・・組合長さんのお話しを真剣に聴く学生達

2枚目・・・採卵風景

3枚目・・・受精の瞬間

4枚目・・・戴いて来た受精卵 生まれて欲しい!!