三連休の最終日、いかがお過ごしだったでしょうか? 今日は「敬老の日」。 人生の先輩方を敬い、 そして、家族の絆を確認する日です。
海洋道中もまた、多くの先人の方々が、 ご苦労と努力と、知恵と、 子供達への深き愛を集めて、今のプログラムがあります。
毎年、我々が歌う、海洋道中『愛のテーマ』は、 八丈島で、子供たちが体験する日々を、 まんま歌詞にしてあります。 だからこそ、体験が身体に、心に、 歌声とともに沁み込むのです。 とっても素敵な曲です。
ところで、台風11号の影響で、 一日早い、「離島の日」を、迎えましたが、 我々を乗せて帰る橘丸の出船時間は、 当初の予定より早くなり、 朝の予定がバタバタとなりました。
離島式も、いつもだったら、 少しのんびりできる底土港での時間も慌ただしく、 急かされる様に、橘丸に乗りこみました。
来る時には乗れなかったこの船、 かめりあ丸に比べて、先ずは大きい。 そして、当然ですが広くて、綺麗です。 船室もフラットで新しく、ビックリしました。
自分の席に荷物を降ろして、 真っ先に向かったのはAデッキ。 7日間お世話になった八丈島に、 お別れを告げるのです。
岸壁には、お世話になった方々が、 皆さん見送りに来て下さっています。
「また来るね〜!!」 大きく手を振って、感謝の気持ちを伝えました。
船が大きいだけに、離岸はゆっくり慎重です。 橘丸が、ゆっくり、ゆっくり、 岸壁から離れ、東京に向けて進み出しました。
島では「さよなら」は、言いません。 その代わり「おもうわよ」と、伝えます。 「またいらっしゃい、いつでも思ってるよ」 そんな意味の言葉です。
そして、見送る人の姿が、 小さくなって来た時、 今度は、ボート隊が追い掛けて来てくれました。
あらん限りの力で手を振って、 「ありがとう!!」って、声を出し続けました。
子供たちにとっても、 ここが、第二のふるさとになったのです。 だから、「また来るね〜!!」 この瞬間が、とても愛おしいですよね。
御蔵島・三宅島の辺りは、既にうねりが5メートル。 台風は、やはり確実に近付いていました。 途中、明日の欠航が決まり、 我々は、滑り込みセーフで、 家族の待つ山梨へ帰る事ができたのです。
写真は上から
一枚目 お世話になった方々に力いっぱい手を振りました。
二枚目 追い掛けて来てくれたボート隊にも・・・
三枚目 橘丸を追い掛けて来てくれたボート隊
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