楽しくて魅力的な活動を、 たくさん体験させてくれた海―。
広くて、美しくて、世界につながっている海 たくさんの命が生まれ、育まれる海 私達人間は、海からたくさん恵みを戴いていますが、 一方で、その恵みを、開発や乱獲で失ってもいます。 ビーチコーミングで訪れた海岸にも、 海外から漂着したゴミがあった様に、
きっと海外の多くの海辺にも、 日本からのゴミが流れ着いていることでしょう。 誰が汚したとか、ゴミを捨てたとかって云う、 水かけ論をしたって、何の解決にもなりません。
ひとりひとりのモラルとして、 どう考えるか―。が、問われているんだと思います。
実習の期間中、ずっと良いお天気で、 水平線に沈む夕陽の美しさに、 ずっと私達は、感動しっ放しでした。 本当に、本当に素晴らしい夕陽でした。
実習の最終日、少しでも御恩返しをしよう―。 そんな気持ちで、上越のある海岸のゴミを拾い集めました。
短時間でしたが、45リットルのゴミ袋が、 私達の人数分、いっぱいになりました。 中には、猛烈な悪臭を放っているゴミもありました。 余りにも臭くて放置しようと思ったらしいのですが、 このままで良い訳が無い―。 学生は拾って来ました。
自分の足元にゴミがあるのに、 拾わない釣り人もいました・・・
でも、拾っても拾い切れないほどのゴミ 拾わない人は、決して「悪」では、ありません。 むしろ「当然」でしょう。
ただ、綺麗にしたいから私達はゴミを拾った―。 に、過ぎません。きっと、焼け石に水の行為です。 自己満足に過ぎなくっても、それでも良いと思います。
自分の心を掃除する様に、 学生達は、無心でゴミを拾いました。
それは、海に感謝の気持ちが、そうさせていたのです
能生の海で、私達が癒され続けた夕陽は、 世界のどこかで、誰かが同じ夕陽を見ています |