夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2011/05/29 20:39:48|活動報告
水辺のアクティビティー実習 2日目(エリアフィッシングとガサガサ)

さあ、水辺のアクティビティー実習の報告を続けま〜す!!
2日目からは、キャンプをしながらの活動です。
淡水版アクティビティーは、この日で終わります。

で、この日からは、
その日の食事は、食材を、釣って、獲って確保する―。
と、云う、サバイバルチックな究極の地産地消を目指します。
実は、昨年もそうだったのですが、余りに天気が悪かったので、
予定の活動を制限せざるを得ず、
結構、買ってしまった部分がありました。

ですが、前の記事に書いた通り、
お天気は申し分なかったので、しっかり活動ができました。
の、結果、ゲットした食材は、そりゃあもう毎日ゴージャス!!
ですから、2日目以降の報告では、

その日の活動報告と、
その日の晩餐報告との、2本立てにしたいと思います。
では、先ずは2日目の活動報告から・・・。

学校のある妙高から、北陸道を経由して向かったのは、
ジオパークに認可された糸魚川市。
能生川(のうがわ)の上流、柵口地域にある、管理釣り場。

近年、『エリアフィッシング』と、カテゴライズされ、
人気が高いトラウトフィッシング体験です。
必ず魚は居るので、体験とは別の目的として、
今夜の晩ごはんの食材ゲットも入ってます。

もちろん、許可を戴いて、
ニジマス(レインボートラウト)のみ、
一人一尾をキープさせて戴くことになりました。
なので、釣れなければ、
お楽しみの晩ごはんが淋しいことになってしまうのです。
だから、もうみんな必死です(笑)

制限時間は2時間。
釣れそうで、なかなか釣れない菅釣りの釣り(爆)
ルアーのローテーション、レトリーブ(巻き方)の工夫、
ポイントの設定・・・etc
簡単な様で意外に奥が深いのがエリアフィシングの醍醐味。

やはり、ダントツの釣果だったのは、
淡水版担当の、もうお一人の講師のせんせー(笑)
ルアーで、フライで、バシバシと釣ります。
お次は、まあ一日の長ってことで、自分が続きましたが、
学生たちは、なかなかヒットせず苦戦。

でもまあなんとか、一人は自分で自分の魚を確保し、
残念ながら、ほかの三人はノーフィッシュ(涙)
なので、残りは、みんなで頑張って、
やっとこ人数分をゲットしました・・・汗

その模様は、以下の写真で紹介。

1枚目。
ム、ムズイ・・・。
あれこ考えて、ルアーをチョイスしてます。

2枚目
なかなかヒットしない学生に、
M先生直々のフライレクチャー!!

さあ、ノーフィッシュのイメージは、とりあえず封印して、
今夜のキャンプ地へ向かいました。
ここは、能生川の支流の上流部。
なんと、5月の末だというのに残雪してます。

先にテントアップしてから、
淡水版の締めくくりとして、ガサガサ調査を実践!!
もちろんこちらも、県と、河川局の許可を戴いての実施です。

しかし、水がメッチャつべたい・・・泣
でも、最初は冷たがっていても、
そこはそれ、生きものが網に入れば、
一気にテンションはあがるのです(爆)

小一時間の調査で捕獲した生きものは以下の通り。

カジカガエル・サンショウウオのものと思われる卵塊
トビゲラの幼虫・ヘビトンボの幼虫などの水生昆虫たち
カジカだと思ったら、ヨシノボリ(爆)
などなど、結構たくさんゲットしました。

その模様も写真をご覧ください。

3枚目
冷たい水もなんのその!!
押し網に向かって、上流から追い込みます。
(背中に見えるのは雪ですよ〜)

4枚目
採取した生きものを、しっかり観察!!
(ちゃんと、お勉強もやるんです)

新緑の中で、思い切り水を楽しんだ2日目でした。
だけど、お楽しみはここから・・・。

すげー豪華な晩ごはんになったのでーす!!
その驚愕の晩ごはんは、お食事編で確認してください(爆)








2011/05/29 17:32:00|活動報告
水辺のアクティビティー実習 1日目(へらぶな釣り)

5月23日から、27日までの五日間、
講師に行っている専門学校は、実習ウィークでした。

昨年から担当している、『水辺のアクティビティー実習』では、
上越地域の海と、川・・・。
あらゆる水辺で、様々なアクティビティーを楽しもう!!
と、云うコンセプトで実施しています。
昨年度は、期間中ずっと悪天候でしたが、
先日のフィールド観察授業で起きた奇跡再び、
好天続きの、絶好の実習日和でした。

なので、報告については、昨年の様なダイジェストではなく、
1日目から最終日まで、詳細に報告したいと思っています。

では、1日目の報告です!!

先ずは、淡水版アクティビティー。
和の釣りの極意、「へらぶな釣り」です。

へらぶなは、本来「ゲンゴロウブナ」と、呼ばれ、
琵琶湖の固有種です。が、
古くより、釣魚としてのい移入が進められ、
和製ゲームフィッシングとして、人気が高い魚です。

『釣りは、鮒に始まり鮒に終わる』
と、云われる様に、シンプルが故に奥が深い釣りであり、
その仕掛けや、道具の数々は、
釣り人それぞれの趣向により、様々にアレンジされています。

先ずは、釣りを知るを知るための手段として、
この釣りを体験し、
そこから日本人が釣りを通じて表現して来た、
季節感や、遊び心、そして魚のことを、
感じてもらうための実習です。

自然環境教育学科の2年生たち4名と、
向かったのは、妙高市内にある宮内池。

地元のへらぶな釣りファンが自主的に放流し、
人気のスポットとなっています。
また他にも、
鯉やマブナ、ブラックバスなども棲息しています。

ヘラブナ釣りについては、全員が初体験。
自分が持って行った、羽根ウキや、独特の道具の数々を、
興味深々に覗き込みながら、

もうおひとりの講師の先生のレクチャーを受けて、実釣開始!!

さあ、果たしてその結果は・・・?

ご覧の通りです。
写真は上から、

「これが羽根ウキ!!」
自分の話しに、興味深々。

「釣り風景」
こんな感じのロケーションの池で、
竿を並べて釣りをしました。

「やったー、釣ったぞ!!」
なかなかの良型。嬉しさに笑みがこぼれてま〜す。

「どや顔!!(爆)」
21尺の竿で釣りあげました。ドヤッ!!

曇り空でしたが、釣りには最適な気温で、
日がな一日、のんびりとへらぶな釣りを満喫した面々でした。

さあ、明日からはキャンプで、
糸魚川方面の水辺ではっちゃけま〜す(笑)










2011/05/13 22:49:05|活動報告
バス釣りで、フィールド観察!!

奇跡が起こりました!!

今日は、今年度の最初の、専門学校での授業。
アウトドアスポーツ学科以外の、新入生12名と、
野生生物保全学科の2年生2名が一緒に活動する、
『フィールド観察』の、授業です。

自分は、もう一人のフィッシング担当の先生と一緒に、
そのうちの4回を担当することになりました。
内容は、長野県は野尻湖でのブラックバス釣りと、
産卵床の観察です。
その最初の授業が、今日だったのです。

さて、冒頭の「奇跡」と、云うのは、こういうことです(爆)
自分達が担当をする野外実習の機会が、
どういう訳だか、これまで快晴だったということが、
全くというくらいなかったのです。

雨は当たり前。秋の実習では台風直撃とか、強風とか、
水辺の講師が行く所、
嵐を呼ぶ、最強の雨男ペアと言われて居ります(泣)
しかも、昨日までは大雨で、今日も午前中は雨マーク。
また、やっちまったぁ!!と、
昨夜は暗い気持ちだったのですが、
奇跡、まさに今日は、奇跡の快晴となったと云う訳です。

先ず学校で自分の方から、
今日の授業の目的と、ブラックバス移入の経緯について、
講義させて戴いてから、いざ野尻湖へ出発。

野尻湖では、相方の先生が待っていてくれて、ここで合流。
この時季に、産卵床の観察がしやすいポイントへ移動。
バスフィッシングが始まりました。

時折、強い風が吹くこともありましたが、
まさに釣り日和(笑)

残念ながら、産卵床の着床は見られませんでしたが、
産卵の為に、川をさかのぼるワカサギの群れを多く発見!!
何名かは、晩ごはんのおかず用のワカサギや川エビを、
採ったりして盛り上がってます。

で、肝心の釣果とは、言いますと・・・

学校のブログで、ご確認下さい(笑)

http://i-nac.mydreams.jp/

実習中のスナップは、貼っておきますね!!







2011/04/03 9:55:33|活動報告
勝山小学校、4年生の皆さんへ

皆さん、こんにちは。
3月1日に、環境学習の授業に呼んでもらったタイソンです。
つい先日、みんながKちゃんのために書いてくれた、
感想文を、先生が送ってくれました。

Kちゃんの絵本の一場面を、
表紙にアップリケで飾ってくれました。
それを見ただけで、感激しちゃいました。

そして、一人ひとりの感想文を、
しっかり読ませてもらいました。
それを読んで、またまた感激!!
みんなの言葉がうれしくって、いっぱい涙が出ました。
本当に、本当に、ありがとうね。

Kちゃんの痛み、Kちゃんのお母さんの痛み、
そしてイルカだけじゃなくって、
この地球に生きている、たくさんの生きものたちのことも、
ちゃんと、心配してくれて、とってもうれしいです。

地球は人間だけのものじゃなくって、
みんながつながって生きている。
って、ことにも、しっかり気付いてくれたね。

そして、3月11日の大きな大きな地震で、
東北地方や、山梨県のすぐ近くの、
東京都や、千葉県や、茨城県でも大きな被害があって、

みんなは、一生懸命、募金活動もしてくれたんだってね。
先生がお手紙で教えてくれたよ。

これも、みんなが『思いやりの心』を、
いっぱい、いっぱい、持っているからだね。

みんなそれぞれ違うけど、
みんながみんな、大切な大切な仲間どうし。
だから、困った時には、
みんなで助け合わなきゃいけないね。

今回の授業では、
みんなから、タイソンさんの方が、
いっぱい、いっぱい教えてもらったよ。
新学期になって、いよいよみんなは5年生だね。
進級、おめでとう!!

勉強も少しむずかしくなるけど、がんばってね。
そして、上級生として、下級生のお友達とも、
元気いっぱい遊んでくださいね。

勝山小学校の周りでは、桜の花はもうちょっと先だね。
風邪をひかないように気を付けてね。

また、みんなに会える機会を楽しみにしています。

 勝山小学校 4年生のみなさんへ・・・。


              タイソンより。

追伸
先生方へ・・・
この度は、貴重な機会を賜り、本当にありがとうございました。
子供たちの気付きが、きっと未来を明るくしてくれるでしょう。
素直にのびのびと、みんなが成長してくれることを、
心よりお祈りしています。


※ 今回の記事は、手紙と云う形で紹介させて戴きました。
  個人的すぎるかもしれませんが、
  素直な御礼の気持ちで書きました。

  被災地にも多くの子供たちがいます。
  今、子供たちの笑顔が、
  災地の多くの大人の生きる支えになっていると聴きます。

  ひとりひとりができること。
  そして子供たちの未来に向かって、
  一緒に前に進んでいきましょう。

 







2011/02/12 22:00:13|活動報告
フィールド観察(授業でワカサギ釣り)

2月4日、自分が担当している今期最後の専門学校授業は、
校外へ飛び出して、学校にほど近い野尻湖で行われました。
学校は新潟にありますが、野尻湖は長野県。
県をまたいでのフィールド観察授業で、
ドーム船でのワカサギ釣りを授業で行いました。

参加した学生は、
野生生物学科の2年生と、アウトドアスポーツ学科以外の、
1年生を併せた20名ほどで、屋根付き暖房付きの、
ポカポカなドーム船に乗り込みました。

直前の新聞等での、釣果の推移を見る限り、
そこそこは、釣れると踏んでの釣行でしたが、
蓋を開けてみると、少し残念な釣果となってしまいました。

詳しい内容は、学校のブログを覗いてみてください・・・汗

http://i-nac.mydreams.jp/?itemid=4934

でも、学生達は、持ち前の探究心で自分なりの誘い方を実践。
中には、皆が一尾の釣果をあげることに苦しむ中、
コンスタントに釣り続けた学生も居ました。

特に左舷のトモ(船尾側)で釣っていた学生は、
一人気を吐き、ダントツの釣果でした。
それに比べ、講師4名(当然自分も)を含む右舷側では、
途中でパッタリとアタリも途絶えてしまったのです(涙)

女子も頑張って、なかなかの釣果です。
なんと、ヒメマスまで釣ってしまったのも女子。
おーい、男どもどないした〜ん!?

なぜか、過去の野尻湖授業でも、
自分たちが行くと、突然釣れなくなってしまい、
講師としては、トホホな限り。
べ、勉強し直します・・・泣

釣りは、観察に始まり、観察に終わる―。
釣果に結びつくヒントは、全て自然の中に存在しています。
色んな形のピースを、自然の中で繋げていく、
ジグソーパズルの様な活動です。

釣れなくって、最後まで粘り切れなかった学生も居ましたが、
そんな時に、周りの自然を良く観察することで、
もらえるピースがたくさんあることに、
気付いてくれたら嬉しいです。

でも、いつか絶対にリベンジしよな〜(爆)

また、前日の3日に行った、
水辺の環境学では、他の学生より一足先に、
「漁師」と、して社会に出た、同級生から、
漁師の仕事のあれこれや、
頑張っている話を聴き、刺激をもらいました。
この日は、総括の授業だったので、
彼の束の間の陣中見舞いが、とても嬉しく思えた授業でした。