夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2010/03/04 20:44:27|活動報告
環境教育ミーティング参加レポート その1
いよいよ、弥生3月になりましたぁ
本格的な春も、もうすぐですね!!

さて前回の記事で紹介致しました通り、
月末の27日から3月1日まで、
世界文化遺産の、白川郷にあるトヨタ自然学校にて、
環境教育ミーティング中部が開かれ、
その分科会のゲストとして、

現在、非常勤で講師に行っている専門学校の先生お二人と、
学生7名と一緒に、参加して来ました。

中部・東海・北陸・信越・関東の各県から、
日頃より環境教育に携わっている、
50名を超える精鋭が集まって来ました。
自分もワクワクしてました(笑)

オープニングセレモニーは、
「生物多様性」についての、パネルディスカッション。
ゲストのパネラーの方と一緒に、
大切なのは、なんとなく解るけど、
こ難しい「生物多様性」について、意見を交わしました。

続いて、このミーティングの核となる
分科会の、プレゼンが始まりました。

ここで、自分も「エコフィッシング」について、
15分間お話しさせて戴きました。

テーマは、「5分で生物多様性を簡単に伝える教材作り」です
果たして、どんな成果物ができるでしょうか!?

「お魚釣りって、色んな魚が釣れるよね!?」
「これって、多様性だよね」
「魚以外にも、海に色んな生き物がいるよね!?」
「これも、多様性だよね」
みたいな感じで、プレゼンをして、
「分科会は、エコフィッシングで!!」って、
参加者を募集しました。


プレゼンも多様で興味深く、他にも
「稀少生物」・「映像とWEB]・「サイン」
そして、「家庭菜園」・「森のようちえん」と、
自分が参加者ならば、出たいのばっかでした(笑)

締めくくりは、それぞれのプレゼンを聴いて、
参加者がホワイトボードにサインアップしていくというもので、
来て下さるのか、ドキドキ・・・汗

我が「エコフィシング」には、
女性1名を含む4名と、
記録員の方、そしてファシリテーターと自分の、
計7名で、明日からの分科会へ臨みます!!
うー、楽しみです!!

そして!!
夜は、親睦を深めるための交流会が催され、
参加者が各県から持ち寄った、
地元の名産を紹介する、「中部食紀行」となりました。

自分も、選りすぐりの山梨の名産をアピール!!
ブドウとピーチの100%絞りたて果汁
無添加の手作りジャムにクラッカーを添えて・・・。

ついでに、女性向けに絶品スイーツをってことで、
地酒とワインを練り込んだ、人気カステラを用意。

始まるやいなや、あっという間に完売!!
嬉しいなっと(爆)

さあ、幸先が良かったので、
明日からの分科会の本番、頑張ります!!

と、云うことで、今日はここまで・・・。








2010/02/22 21:12:56|活動報告
イルカのKちゃんの授業 U(双葉西小学校 2年生道徳)
随分と、久しぶりの投稿となってしまいました・・・汗
この2月は、雪が結構たくさん降りましたね。

さて、そろそろ学期末を迎える2月19日の金曜日、
以前、環境学習会で呼んで戴いた、
甲斐市立 双葉西小学校さんに、再びお招きを賜りました。

今度は、2年生の道徳の授業です。
『イルカのKちゃん』の、読み聞かせをしながら、
主人公の『ぼく』の、気持を考えながら、
動物愛護や、自然愛の気持ちに迫ることができたら・・・。
と、いうことで、
前回と同じ様に、自分が現在の仕事(環境教育指導者)を、
する様になったきっかけを含んだ自己紹介と、

このKちゃんの物語から見えてくる問題や、
みんなが考えていかなければならない課題などを、
子供たちが、継続して考え、行動していける様に、
お話して欲しいということで、呼んで戴いたのです。

2年生達って、どれくらいお話が聴けるだろうか・・・?
きっと、元気いっぱいなんだろうなぁ・・・?

色んな思いが頭を駆け巡っていたのですが、
始まった授業は、それはそれは、素晴らしい授業でした。

最初に、先生がKちゃんの物語のシーンを、
子供たちに話しながら、
場面、場面で、子供たちに問いかけます。

人なつっこい、Kちゃんと一緒に遊んだ『ぼく』は、
どんなことを思ったかな?

いっせいに手が挙がって、
「楽しいな!!」
「ずっと、こうして過ごしたいな!!」
「Kちゃんに出会ってよっかたな!!」
いっぱい、意見が出ました。

続いて、
しっぽに、釣り糸が絡まって、痩せて痛々しい姿のKちゃん、
『ぼく』は、その様子を見て、どう思ったかな?

「痛そうだよ!!」
「かわいそう!!」
「糸を切ってあげたい!!」
悲痛に叫びます。
Kちゃんの痛みや、ぼくの気持に、寄り添ったんですね。
後ろで聴いていて、涙が出そうでした。

最後に、
キュイーン、キュイーンと
海の底に沈んでいってしまったKちゃん、
「誰がやったんだ!!」
図らずして、子供の一人が声をあげました。
「どうして、死んじゃったの・・・」
子供たちの声は、糸を捨てた「誰か」に、
怒りをぶつけていました。

そして・・・。
ここから、自分のお話が始まりました。
感動で胸が震えながら、

自分の仕事のこと。
どうして、こんな仕事を始めたかってこと。
ゆっくり、
語りかける様にお話ししました。

ゴミを捨てた「誰か」は、どんな人?
「人間だよ!!」
そうだよね。僕も、そしてみんなも、「人間」だよね。
みんなは、きっとゴミを捨ててたりなんてしないと思うけど、
僕も、みんなも人間・・・。

みなんには、そこから先に何ができるか考えて欲しいんだ!?
ここで、先生にお返ししました。

Kちゃんの物語を聞いた感想と、
自分の、お話を聞いた感想を、
ワークシートに書いてください!!
先生がシートを配りながら、子供たちに伝えました。
特に考えて欲しいのは、
みんなにも出来そうなことを書いて・・・。
と、いうことでした。

鉛筆が走り出します。
いっぱい書いてくれているようです。
また、感激しました。

最後に何人か発表してくれました。
その発表が、また素晴らしかったのですが・・・。

何て話してくれたかは、
皆さんも考えて下さい。

ワークシートがまとまったら、
また教えてくれるそうです。
その時に、子供たちの心に撒かれた種と、
大事な大事な「水」となる、子供たちの気持ちを
紹介させてもらいますね。

ともあれ、素敵な素敵な授業でした。
双葉西小の2年生のみなさん、本当にありがとうね!!
みんなからもらった気持ち、ずーっと大切にするからね!!

貴重な機会を賜り、心から感謝しています。







2009/08/30 14:28:26|活動報告
やまなし少年海洋道中 2,009年 夏

今年もまた、やまなし少年海洋道中の環境教育指導者として、
山梨県内の50人の中学生達と一緒に、八丈島へ行って来ました。

今年も、様々な自然環境の悪戯や、
グループ内での、いざこざや葛藤に見舞われながらも、
子供たちは、頑張り通しました。

行く前は、チョッと不安そうだった顔が、
日焼けし、たくましく、
そして自信に満ちた表情に変って来ました。

彼らと、彼らをしっかり支えた、
大学生のボランティアリーダーたちにとって、
決して忘れることない、夏になったことと思います。

例年より、雨が多かった八丈島でしたが、
終わってみれば、それも素晴らしい思い出。

誰も味わえない、一生に一度の八丈の夏。
これからの彼らの未来が、
きっと輝いていますように・・・。

自分たち指導者にとっても、
大きな成長と、経験ができる旅なのです。

今年が7回目の八丈島でしたが、
毎年、毎年、違うドラマが待っています。

だからこそ、新鮮な気持ちで、
また八丈島へ行きたくなるんですね。

50人の仲間たち、ホントお疲れ様でした。
そして、最高の夏をありがとう!!

写真解説
1、8月2日 八丈島に着いて最初の仕事はテントアップ。
  でも、この日は豪雨。びしょ濡れになっての作業でした

2、8月4日 海洋の日
 楽しみにしていたクルージングも、バタバタと船酔いでダウン

3、8月6日 サバイバルの日(生還)
ハードな八丈島一周踏破から、元気に戻った子供たち。
スゴイぞ!! お疲れ様〜!!

4、8月9日 離島の日
でっかい体験をさせてくれた、八丈とも今日でお別れ。
てっぺんが一度も見えなかったけど、
八丈富士をバックに全員で記念撮影







2009/02/18 17:52:07|活動報告
環境学習の授業 双葉西小学校様
今日は、昨年12月に呼んで戴いた
甲斐市立双葉西小学校様で、
環境学習の講師をさせて戴きました 。

今度は、五年生全員が対象となりました。
2クラスともなると、凄い熱気ですね。
80名の好奇心に満ちた瞳が、「何をしてくれるのかなぁ」
って、 期待を込めて注目されて、さすがに緊張しました。

さて今回の授業は、
プロジェクトWETという、パッケージプログラムから
「塵も積もれば・・・」という、
アクティビティーを選択してみました。

そして、学校のすぐ近くに流れている
「釜無川」の未来図を書こうということで、
河川開発のモデルを自由に描いてもらうことにしました。


自己紹介の後、
先ずはこの川についてのインタープリテーションを致しました。
続いて、現在進行中の開発や、既に使われている開発の
サンプルを写真で紹介して、イメージを膨らませました。

そして進め方の説明をして、早速開始!!
そうしたら、色んな開発のアイディアが出て来て
絵を描く手が止まりません。

遊園地・動物園・水族館に
競馬場もあれば、サッカー場に野球場、
もちろんゴルフ場もあります
キャンプ場に釣り堀、
カラオケ屋さんにレストラン、ファーストフード

水中トンネルに、虹の架け橋、人工の山・・・etc
本当に子供たちの発想力って凄いなと、感心致しました。
楽しそうに開発を進める姿は、何とも嬉しい光景です。

が、このアクティビティーの本題は、実はここからです。
上流・中流・下流の開発をすべて繋げて
子供たちに質問を投げかけます。

食べ物屋さんを造ったグループさん、
食器って、洗剤で洗うよね。それ川に流しちゃうの?
水族館や釣り堀なんかを造ったグループさん、
動物ってウンチするよね。それどこに流すの?川?

橋や大きな建物を造ったグループさん、
コンクリートいっぱい使うよね。トラックで運ぶんだ?
土砂もいっぱい出るね。

などと言って、おはじきを置かせていきます。
そして、それらが全て「汚染物質」であることを伝え、
上流から中流、そして下流へと送っていくと・・・
みんながそれぞれ出したおはじきがどれなのか特定できるかな?

そんな話をしながら、まとめへ・・・。
どうしたらいい?とか、どんなことに気付いた?
ってことを、感想プリントに書いてもらうことに致しました。

プリントが来たら、すぐに書き始める子供たち
でも、仕上げは宿題ということにしてこの授業を終えました。

開発は、人間の生活には大事なこと。
けれど・・・。
きっと、いっぱい気づいてくれたと思います。
宿題が楽しみだなあ。どんな感想書いてくれたでしょうか・・・

クラスみんなで考えた開発が、
本当に彼らの未来に誇れる、
地域河川の開発になることを願っています。

純粋に取り組む子供たちの姿に、
やっぱり環境学習はやめられない!!と、
感動した授業でした。

双葉西小学校様
今回も、一緒にたくさん学ばせて戴きました。
貴重な機会を賜り、誠にありがとうございました。







2008/12/06 9:53:36|活動報告
素晴らしい授業

12月3日の水曜日、
甲斐市立 双葉西小学校様の5年生の「道徳」の授業に、
ゲストティーチャーとしてお招き戴きました。

今回の授業のテーマとして、
私がライフワークの一つとして伝えている「イルカのKちゃん」
の、お話しを教材にして戴きながら、
人間が出したゴミなどで傷ついている動物がいることを知り、
動物と人間が共に生きる難しさや、大切さを自覚し、
環境保全のために、自分ができることについての考えを深める。
という「ねらい」で、行われました。

その気づきのヒントとして、私が今の活動に至った「思い」や、
Kちゃんとの出会いについて、お話しさせて戴きました。
私の出番は、後半の十分ほどではありますが、
ここに授業のポイントがあるとのことで、
本当に貴重な機会を賜ったのです。

研究授業ということで緊張も致しましたが、
生徒さんたちに「思い」が伝えられるように、
精いっぱいに努めさせて戴きました。
実はサプライズもあって、
イルカのKちゃんの作・監修をされた、
田口周一様、橋本珠美様も、生徒さんたちには内緒で
応援に駆けつけて下さったのです。
お二人は友人でもあるので、お知らせしたところ
大変に喜ばれてわざわざ山梨まで、足を運んでくれたのです。

出番まで他の先生方と一緒に、授業を見学させて戴きました。
何よりも私たち感動したのが、
生徒さんたちの授業に臨む姿勢でした。
みんなの瞳が凄く輝いていて、
先生のお話しをしっかり聴いているのです。
先生に質問を向けられれば、活発に手も上がり
はっきりと答えていました。

授業の中盤に班ごとに話し合いをする場面があったのですが、
凄くしっかりと、男子も女子も自分の言葉で意見を交わし、
相手の意見にもしっかりと耳を傾ける姿に、
私たちの方が、学ぶことが多かった素晴らしい授業でした。

生徒さんたちの素直な反応を目の当たりにして、
私も誠実に素直に、伝えることを意識していました。
その話も、しっかり聴いてくれた生徒さんの輝く瞳が
本当に素晴らしかったし、嬉しかったです。

学校様からもご了承を戴きましたので、紹介させて戴きました。
授業の風景の画像と併せて、
この「素晴らしい授業」をご覧下さい。

双葉西小学校様
この度は、貴重な機会を戴き、誠に有難うございました。
心より感謝申し上げます。