山口出張での活動の報告を続けます。 森と川でいっぱい遊んだ昨日から一夜明け、 10月25日には、『身近な自然の楽しみ方』と、題して、 幅広い年齢層を対象にした、 自然体験プログラムの実践です。
当初は大人のみの参加で、 体験と講習の2本立ての企画だったそうですが、 主催者様の計らいで、 折角だから、こっちも子どもに体験して欲しい―。 と、云う事で、再企画されたと伺いました。
昨日は年齢制限があった事や、 川遊びも含んでいたため、募集の人気としては、 今日の企画の方が高かったそうです(^o^)/ 参加者数は、29名にものぼりました。 嬉しい限りです!!
同じ時間(AM10時)に、プログラムはスタート。 昨日もそうだったのですが、 おおよその流れは描いていても、 実際の活動は、現場で判断してチョイスします。 遊ぶ場所も、昨日と同じお宮さんの境内です。 昨日と同じ事をしたのでは、面白くありません。
ですが、遊びに来た人は違えど、 やっぱり神様へのご挨拶は、欠かせません。 今日も鳥居の前で、 ご挨拶してから境内に入って行きました。
今日は、本殿周りではなく、 地域の人が集う「場」で、あったろう、 土俵のある場所に、先ずは案内しました。 が、既に土俵が使われた観は、ありません。
土俵があると云う事は、 かつて、お相撲が奉納されていたからなのでしょう。 こうした物も、地域の財産だと思っているので、 今日の参加者には、先ずここをみて欲しい―。 そう思ったのです。
「これからある生きものに変身するよ。」 「何になったか分かったら、 お鼻に指を当てて教えてね〜!!」
あのアニメ映画を思い出し、 『タヌキ』の、ヒントを出していきます。
太鼓が得意―。 人を化かす―。 こんなヒントが、やっぱり決め手になったみたいです。
実は一昨日の下見で、 鳥居の近くにタヌキの糞らしき物を見つけたので、 そんな話しもしながら、 これからの活動のプロローグにしました。
今日は、自然に対する視点を色々変えてみよう―。 そんな意図を持っていたので、 お次の活動は、自然の中に意図的に入れた人工物を、 探してみよう―。って、云う活動にしました。
先ずは観察する。良く見る。 そんな目を養ってもらおうと思います。
実は13個の人工物を忍び込ませたのですが、 返ってくる答えは、殆ど9個未満で、 見落としているものが、最低4個はありました。
2回目のチャレンジで、ようやく初の正解者。 こんな風に生きものは、 自然の中に溶け込んでいきています。
ある者は、獲物を「狩り」するために、 またある者は、天敵から身を守るために、 周りの自然に巧みに溶け込んでしまいます。
29名中、正解者はなんと3名のみでした!! ねっ。以外と分かんないものなんですよ。
答え合わせをやったら、 「えーっ」って、 結構、びっくりしてましたよね(笑)
造花のいがぐり分からなかった・・・ 色えんぴつもあったんだあ・・・
さあ、これで観察する「目」は、養えたかな!? 「さあ皆さん、上を見て下さい。これ、何の樹ですか?」 「もみじ〜!!」 直ぐにちっちゃい子から、答えが返って来ました。 「そう。その通り〜!!」
折しも紅葉の時季、 その木の葉っぱも色づいていました。 同じ緑色の葉っぱなのに、比べてみると全然違うよね。 昨日は音を聞いて集中を高めましたが、 今日は代わりに色で、参加者の集中を高めます。
そして、皆さんの「色モード」が、 高まって来たところで、 カードを使った、 色の神経衰弱(色あわせ)に、チャレンジです。
そしたら、もう子ども達は、見つける見つける!! 色んな色を発見していきます。
遠くの色を見分ける天才― わずかな色の違いを見つける名人―。 すごい、スゴい、すごいね〜!!
大人達は、カードの色に合わせようとしてるんだけど、 子ども達は、色の方が合って来るんですよね。
カードの色は、やっぱりその色で塗れた色。 でも、自然の色は、もっともっと複雑なんだよね〜(^_-)v それに、もっともっとキレイ!!
さあ、ここからが今日のメインイベントだよ。 ここから先は、また次回に報告しますね〜(^_^;) |