夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2022/01/10 10:00:00|活動報告
2021年度のKちゃん授業3(夏休み 児童館にてT)

皆様、おはようございます。

もう新学期が始まってしまいましたね。
オミクロン株は心配ですが、
慌てて学校を止めてしまうことは、
なんとか避けたい
ものですね。

この時季だからこそ、
子供達に体験させたい事も、
たくさんあるのですから・・・

さて、2021年度の「Kちゃん授業」報告の3回目は、
昨年の夏休みに行った、
甲府市内の小学校の、学童保育施設
そう。児童館でのKちゃん授業の報告です。

昨年の夏、幾つか児童館を廻らせて戴く中で、
試してみた事があります。

いつもなら、絵本のページをスクリーンに映し出し、
それを見てもらいながら、読み聞かせをする―
と、云う流れで行って居りました。

が、絵本の「絵」は
子供達の頭の中で描いてもらう事にして、
絵本の読み聞かせを行ったのです。

これは子供達の、
想像力を膨らませてもらいながら、
環境問題について考えてもらいたい―
と、云う理由がひとつ。

そしてもうひとつ、
本来は夏休み中の子供達ですから、
自分の家で聞いている感覚で、
フランクに聞いてもらいたい―
そんな理由があったからです。

自分が子供の頃、
大人のお話を黙って大人しく聞いているのは、
どちらかと言えば、ストレスでした。

ましてや、正座させられたりなど、
どうしてお行儀良くしなきゃいけないの・・・
そんな疑問も、正直ありました。

面白い話しであれば、
どんなに遊んで居ても、
惹き付けられてしまいますから、

自分の話がどこまで興味を持ってもらえるか

自分自身の力量を測る意味でも、
良いチャレンジだったと思います。

毎回毎回、子供達の反応を感じながら、

どの様な話に興味があるのか

どんな伝え方をしたら聞いてくれるかな

そんな事を考えながら、
子供達に向かい合っていました。

自己採点は70点くらいだったでしょうか。
会話の中で、
色んな話題を引き出せた児童館もあれば、

なんだか無理に大人しく聞かされている―
そんなところもありました。

自分にしたら、
聞く姿勢なんてどんなでもいいから、
会話が続く方が楽しいし、質問がいっぱい出た方が、
やっぱり嬉しいのです。

お行儀が良い

大人しい

静かに聞いている(ふり)

これは、子供達の目を見れば分かります。

そういう意味で、
うまくいった児童館もあれば、
そうでなかった所もありました。

大人の関わり方によっても違いますから、
反応がどっちであっても、
凄く良い時間が持てたなあと感じて居ます。

また同じ児童館なのに、学年や児童の組み合わせで、
全く違う反応だった所もありました。

色々あった、児童館でのKちゃん授業―
今日から、数回に分けて報告致します。

尚、感想は上におおよそ書いたので、

この児童館はどうだったのかなあ・・・

って事は、写真を見ながら、
皆様の方で想像して下さいネ。

夏休の1回目は、
甲府市立相川小学校の児童館でした。
開催日は、7月28日です。

相川小の直ぐ近くには、
武田神社があって、そこにはお堀があります

このお堀の中には、いわゆる外来種も多くいますし、
以前、水を抜く番組にも登場した事がありますね。

それと、校名の通り、
「相川」が、学校の横を縫うように流れています。
が、実際は、
「流れ」は、さほど感じない水辺でもあります。

川原も雑草で覆われていて、
魚なんかは、きっと直ぐには見つかりません。

そんな学校で普段学んでいる子供達に、
Kちゃんのお話しは、どんなふうに響いたんでしょう。

2回目は、甲府市立国母小学校さんの児童館でした。
開催日は、8月3日です。
暑い夏の日の午後晴れです。

午後の開催でしたから、
子供達は、もうすぐ帰れるモード―

では、ありました。
最初はね・・・スマイル

絵本の「絵」が、ない事に不満の声もあったけど、
さあ、どうだったでしょうかびっくり

写真を見比べて見て下さいね。
上の2枚が相川小学校の児童館―。
下の2枚が国母小学校の児童館です。




 







2022/01/07 10:00:00|活動報告
2021年度のKちゃん授業2 (7月 駿台甲府中学校)

皆様、おはようございます。
今日で松が明けますので、七草粥を食べましょう

ところで皆さん、
春の七草クローバー、覚えていますかびっくり
では、声を合せて一つづつ・・・

セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ
ホトケノザ・スズナ・スズシロですびっくり

それでは、
2021年度に実施した、
甲府市環境教育プログラムを通じての、
環境学習会の報告―
その2です2

実施したのは、夏休み直前の7月20日―
お邪魔させて戴いたのは、
前年に引き続いての、私立駿台甲府中学校様です。

この日は、なんとマスコミ取材が3社も来て下さって、
同日の夕方、テレビでニュースが流れたり、
翌朝の新聞で、この授業を紹介する記事が載ったり・・・

そんな事で、
知人から「見たよ」と、何人かに連絡戴きました。
この授業の様子も、既にこのブログで報告済み―
なので、ふりかえりの意味でちょっとだけ解説します。
(7月24日と、8月11日に関連記事が載っています)
夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!! (easymyweb.jp)

実際にこの日の授業は、
1年生が実行委員会を立ち上げて企画して下さったもの。
なので、講師の案内から紹介、授業の運営まで、
しっかり役目を果たしてくれました。

先ず、コレが凄いグッド

そして、何と云っても、
この授業の最大のハイライトは、

様々な環境問題に横たわる課題を見つめ、
自分の意見や、他者の意見も、
見える化―

できる、タブレット端末を使った、
学習ソフトを通じて、
コール&レスポンスの時間が持てた事。

当方が投げかけた課題や質問に対して、
生徒さん達は、「色」で、自分の回答を送信します。

すると、大画面に回答が映し出され、
傾向などが可視化できるのです。
4枚目の写真が、その時のものです。

具体的な回答を書き込んで送信してくれた、
生徒さんもいらっしゃいました。

誰かと自分の、考え方や価値観が違うのは当たり前
だから、どれが正しいとか、間違ってるではなく、
多くの意見を交わし、協議を重ねて、
より良い解決策を模索できる訳です。

これこそ、持続可能な学びであると感じました。
正にSDGsが利いてますよねチョキ

また、2022年度も、呼んで下さると嬉しいなあ幸せ

 







2022/01/03 10:00:00|活動報告
2021年度のKちゃん授業1 (6月 甲府市立羽黒小学校5年生)

皆様、おはようございます。
新しい年が明けた3日目の朝です。

昨日から始まった今年の箱根駅伝―
往路優勝は、
見事に、青山学院大学が果たしましたね。

山梨学院はシード圏獲得に向けて、
頑張って欲しいですね。
ちょっとキビシイかなあ・・・

ところで、2021年度に実施した、
甲府市環境教育プログラムを通じての、
環境学習会の報告を、順次発信させて戴きます。

2021年度の初回は、6月―
「Kちゃん授業」に行かせて戴いたのは、
甲府市立羽黒小学校様です。
受講日は、6月23日(木)でした。

受講してくれたのは、5年生の2クラスでした。
授業は、1限ずつクラス別に行いました。

この授業の目的として、
各自が、様々な環境問題について、
「調べ学習」を、進めている―。
と、云うきっかけが先ずあって、

そこに、専門家の話を聴いたうえで、
更に学習を深めていこう―
と、云う目的でした。

さすが5年生になると、
より深い考察をしている状況が垣間見えました。

提示された「環境問題」も、

海洋プラスティック問題

気候変動(地球温暖化)

外来種や生物多様性について―

フードロスや貧困問題

等々、多岐に渡って居り、
意図せずとも、SDGsの理念が、
随所に感じられました。


一方で、調べているメディアに、
やや偏重が見られ、

独自の取材に基づいて、
独自の見解をしっかり持てている―

割とネガティブな情報に、
縛られている観
がありました。びっくり

他者の意見もしっかり認めたり、
対話しながら改善を模索したりなど、
是非とも取り組んで欲しい
これからの課題も見えていました。

なので、Kちゃん授業でも、
子ども達から提示された諸問題を、
それぞれ別個の問題ではなく、
横の繋がりで考えてみるといいよ―
そんな事を、伝えて来ました。

羽黒小学校様での授業の様子については、
実は校名を伏せて、
先にお知らせさせて戴きました。
(6月30日・7月1日の投稿にて・・・)
夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!! (easymyweb.jp)

あれから半年が経っています。
5年生達の、あの調べ学習が、
どこまで習熟できたのか―
とても楽しみです。
 







2021/11/21 10:00:00|情報共有・お願い
おりがみ水族館を繋げた地域の思い

沖縄や奄美の沿岸に漂着し、
様々な被害や、問題を引き起こした、
小笠原海底火山の噴火による軽石は、

黒潮に乗って、
一昨日以降、伊豆諸島沿岸に辿り着くだろう―
そんなシュミレーションが出ているそうです。

神津島や御蔵島では、
港の出入り口にオイルフェンスを張って、
被害を最小限に抑える努力を続けています。

どうか、被害が出ないことを祈るばかりです。

さて、当方のもう一つのブログで先に紹介した、
富士北陵高校の生徒さんが、
企画・プロデュースした「おりがみ水族館」の、
詳細を、こちらでお伝えさせて戴きますね。

鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」 (easymyweb.jp)

もちろんですが、
担当の先生、並びに場を繋いだNPOの担当者様に、
告知の許可を戴いて居ります。

先ず、活動のきっかけからお話しします。
富士北陵高校さんでは、
総合的な学習の時間を活用して、
『地域探求授業』を、進めていらっしゃるそうです。

富士北稜高校 (fujihokuryo.ed.jp)

ここでは、
先ずは、地域から様々な専門家を学校に招いて、
お話しを伺うところから始まります。

そして、
生徒さん達が幾つかの地域の課題をピックアップし、
課題毎にワーキングチームを作り、
様々な観点から、課題解決に取り組もうと云う、
そんな実践的な授業をされていらっしゃいます。

その課題の一つに「子育て」の、項目があって、
地域の子どもにおりがみを教えると云う、
ボランティア活動から、この企画が走り出しました。

折り紙が得意な生徒さんの発案だったそうです。
最初は、「タコさん」の、折り紙からでした。

一方、行政(富士吉田市)の方も、
この企画に興味を持たれて、
子育て支援施設での展示を模索したそうです。

そして、生徒さん達の「思い」と、
行政側の「課題」を、間に入ったNPO法人が繋げて、
今回の展示が始まったのだと伺いました。

この両者を繋いだのは、
『かえる舎』と、云うNPO法人です。

かえる舎 (kaerusya.jp)

かえる舎の主たる事業は、
正に、かえる
事を支援する事業です。

とことん地元にこだわって、
若者の地域定着、
地元の活性化や、賑わいの創世など、
仕組みや、在り方を変えて、
返す(帰す)事業をされて居り、
同校の授業にも関わっていたのだそうです。

一方、子育てのワーキングチームから、
更に有志が集まって、展示の企画を進めていきました。

こうして、たくさんの地域の「思い」が、
繋がった結果、
この「おりがみ水族館」が、実現しました。

ここで、自分が羨ましいな。凄いな。
と、感じたのは、地元行政の惜しみない協力です。

地域の様々な課題は、
地域の方々の思いがあってこそだと云う事が、
しっかり分かっているからこそ、
公共の施設の一部を無償で開放されたのですね。

さて、
自分が最初に学校に連絡させて戴いて、

「この取り組みは、環境学習として素晴らしいです」

と、率直な気持ちを、お伝えしたところ、

その反応は、学校にとってもNPOにとっても、
凄く意外なものだったそうです。

そこで、見学に伺った際に、
環境学習だと評した理由をお伝えしました。

更に、自分も所属している、
専門家が集まる「海辺の環境教育フォーラム」
参加されてみませんか―
と、お誘いもさせて戴きました。

今年もオンラインで、
12月4日に開催する予定となりました。

海辺の環境教育フォーラム – 海を学ぼう、伝えよう! (umibef.com)

担当の先生も、NPOのスタッフの方も、
私の話しに共感して下さり、
とても前向きに検討して下さる事になりました。

丁度、時季的に期末テストや、
修学旅行などと予定が被るらしく、
生徒さんの参加は微妙なんだそうですが、
話せばきっと出たい生徒はいると思う―
と、前のめりの見解も伺う事ができました。

是非、参加して欲しいなあ!!
きっと、新たな扉が開いて、
思いも寄らなかった人や、団体と、繋がる筈です。

それを一緒に支援できたら、嬉しいですねラブ

さあこちらでも、
子育て支援施設の壁で泳ぐ魚やいきものたちの、
活き活きとした姿をご覧下さい。

写真は上から、

1枚目 見事なジンベエザメ

2枚目 チンアナゴもいましたよ!!

3枚目 ほら、ラッコまでいます

4枚目は 圧巻のイカの群れ 
  
イカがですか・・・爆

 







2021/11/12 10:00:00|活動報告
世田谷区の保育園の子どもたちと一緒にあそんだよ3
かほる保育園さんで活動させて戴いた前日、
園長先生と、
会場となる上野毛自然公園の下見を行いました。

この活動を行ううえで、
最も大事になるのがこの下見です。

会場をみたうえで、何が出来るか―
何をやってはいけないか―
フィールドにおけるリスクはないか―
アクセスに際してのリスクはないか・・・

など、
多岐に渡ってフィールドをチェックします。
その後、実際にプログラミングして実施―
と、なる訳です。

が、今回は、
敢えてかっちりとしたプログラムは作らず、
出たとこ勝負で、
アクティビティーを構成する事にしました。
きっとその方が、楽しいと思いました。

が、もちろんテーマ(ねらい)は設定しました。
当日のテーマは、
『開けゴマ!!』に、しました。

都内には、
意外なほど多くの自然が残っています。
また意外なほど、
貴重で豊かな水辺もあります。

でも、その自然は、
うかつに触れてしまうと危険な場合もあって、
やっっぱり、自然が豊かな地域の人より、
慎重になっている気がします。

そして、忙しく通り過ぎている気がします。
もったいないですよね〜

この上野毛自然公園も、
下見をしてみたら、とっても豊かな色と、
豊かな音に満ちていました。

どんぐりが、木から落っこちる音。
時にボトボトと音を立てて、
いっぱい落ちてるみたいです。

木立を駆け抜ける風の音
色んな鳥達の鳴き声
日なたと日かげのコントラスト・・・

立派なケヤキの木がたくさんあったり、
目に見えてるドングリの木は、
マテバシイが多いのに、

落ちてるドングリは、
アラカシがほとんどでした。
不思議ですよね。

園長先生は、こう仰っていました。
子ども達にも、
先生方にも、いっぱい気付いてもらいたい。

そして、自然や人に対して、
もっともっと心を開いてあげて欲しい。

相手を待てる心や、
許してあげる優しさや、
ダメを云わない、懐の深さとか・・・

その鍵は、参加者の心の中にある。
でも、まだ閉まっている気がするって・・・
そんな事を話して下さいました。

だったら、自分はアリババになって、
自然の力を借りて、
みんなの心に呪文をかけよう―

な〜んて、思ったら、
出て来た言葉は、「開けゴマ!!」

でも、その呪文の言葉は、
アリババが云っても開かない訳で、

参加者自身が自分の意志で、
云わないといけません・・・

一緒に2時間ほど過ごして、
子ども達の笑顔がいっぱい出そうな
アクティビティーを幾つか繋いで、

木に、葉っぱに、土に、
自然に触れられる様になりました。

そして、人工物のかくれんぼが、
みんなで楽しめる感じにはなりました。
先生達も、一緒に笑って楽しんでいました。

もっともっと、心を開いてもらうには、
も少し時間が必要かもしれません。

まあ、でも『開けゴマ!!』は、
少しは、伝わったかなニコニコ

木漏れ日の優しさ、
伝わってくれてるといいなハート