橘丸は、順調に東京竹芝に向かって進んでいました。 途中、最後の寄港先である、伊豆大島の岡田港から、 最後のゲストを乗せて、岸壁を離れました。
昼食後は、思い思いに子ども達は過ごし、 今年も『ハー○ン○ッツ』の、 人気は不動です(^−^)/
三浦半島を抜けると、いよいよ東京湾―。 夕焼けが海を赤く染めて来ました。
そして、最後の班別ミーティングが、 船内のここかしこで始まりました。 毎年、このミーティングでVLから語られる、 アツい思いや、メンバーに寄せる気持ち、 そして、メンバーから返って来る、 溢れる思いや、感想の数々・・・。 そんな感激の場面が、 今年も始まりました。
船室でのふりかえりを選んだのは、 5班と4班。どちらも、今年初リーダーの、 かつと、もうちゃんが、 メンバー達からの感想を、 ひとり一人から聴いていました。
そっと様子を覗かせてもらうと、 みんな、話している子をしっかりと見て、 ひと言も聴き逃すまいと、 優しい眼差しで、聴いているのがよく分かります。
立ち合うカウンセラーも、活動支援も、 彼らと共に過ごした時間を、 愛しむように聴いています。
毎年、書いている気がしますが、 ヘッドカウンセラーと云う立場になって、 その場に一緒にずっといられないのが、 もどかしくって仕方ありません。
デッキに出て来たのは1班・2班・3班で、 輪になって、海風を感じながらのふりかえりです。
先ず2班は、なかなか班がまとまらず、 もがき続けたけいが、やっと子ども達に、 思いのたけをサバイバルの夜に 涙ながらに訴えて、 そこで全員に受け容れられたのです。
それ以降の2班のまとまりは抜群でした。 「いちばん成長した!!」と、 指導者に言わしめるほどの変化に、 けいも、苦労した甲斐があったと思います。 お疲れさん・・・
ありちゃんの3班は、 船尾側のデッキで丸くなってのふりかえり。 少し音がうるさい場所ではあったものの、 しっかりみんな聴いているので、 普通のボリュームの声で話しても届きます。
一人が話し終わると拍手。 ・・・また拍手。 何度も何度も起こった拍手には、 メンバーみんなの思いがこもっていました。
そんな中で時間をかけて、 じっくりふりかえりをしていたのが、 アヤの1班です。
全員にきちんと話をさせて、 アヤが一つひとつ、一人ひとりに、 優しく語りかけていました。
幼さを乗り越えて、 少し大人になった気がした1班のふりかえり。 終わった頃には、 もう羽田空港も見えていました。
そして、橘丸は無事に竹芝桟橋着岸です。 8泊9日の久々の完遂でした。
ありがとう。 今年もまた子ども達に、 成長させてもらえました。
VL達に必死に支える姿を見せてもらいました。 指導者達の見守り、背中を押す姿勢に、 感動させてもらいました。
ありがとうの輪が、 これからも繋がっていきますように・・・
今年の海洋道中のレポートは、 2019年にちなんで19回で締めくくります。
ありがとうございました。
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