さて、自主活動の釣りグループはと申しますと、 まあまあの釣果をひっさげて、 お昼前にはBCに戻って来ました。
本当は釣れたら、 「ご飯炊き」から、始めて、 更に自分で魚を捌いて食べる―。と、云うところまで、 実践するつもりだったのですが、 とにかく大人数になってしまったので、 メインの食事は、「お弁当」に、 切り替えてもらいました。
結果的にオデコになってしまった子はいるのですが、 充分に一人一尾以上、 魚は捌けるだけの充分な釣果がありました。 そこで、お弁当を広げるより先に、 魚捌き体験にチャレンジしました。
3日目の海洋の日で、1回チャレンジしてはいますが、 今日は、より早く、新鮮さを保つ方法として、 「大名下ろし」に、チャレンジする事にしました。
まな板は、この日の為に各自に用意させておいた、 牛乳パックを開いて使います。 裏にフィルムが貼ってあるので、 簡易まな板としても、 牛乳パックは使えるのです。
ところで、「3枚下ろし」では、 通常、お腹を割く事から始めますが、 「大名下ろし」では、 いきなり、えらの横と背中から包丁を入れて、 内臓は残したまま、中骨に沿って、 尾びれに向かって包丁を横にひきます。
そして、ひっくり返して、 同じ工程で捌いていきます。 慣れると、1分も掛かりませんが、
包丁も、経験もほぼ無いに等しい子ども達ですので、 中骨に沿って包丁を進めるのに、 のこぎりみたいにギコギコしてしまう子も居て、 出来栄えは皆、個性的(*^_^*)です。 5分以上掛かってしまった子もいました。
きれいに捌けば、 内臓の作りもそのまま見られますが、 潰してしまった子も結構いました。
それでも、内臓の処理はきちんとさせる様にしました。 魚の裏と表の2枚と、 頭+中骨+尾びれと云うパーツで切り分けて、 身の方は、更に皮をひきます。
ムロアジはマアジの様な、ゼイゴがないので、 上手く行けば、スルッと片身全体の皮がひけます。 見本でやってみせると、 意外にこれは、みんな上手に皮がひけました。
最後に、みんなが捌いた身を集めて、 包丁でトントン。 そう。作るのは、ムロアジのなめろうです。 新鮮でないとできない調理方法です。
途中で、梅肉と少しお味噌も加えて、 更にトントン。ひたすら、なめられるくらいまで、 たたいていくから、「なめろう」です。
全員が釣った分を合わせたら、 お皿にこんもり山ができるくらいの量になりました。
さあ、日影にある班のテーブルに、 お茶とお弁当を持ち込んで、待望のお昼ごはん。
「いただきまーす!!」 なめろうは、順番に時計回りに回しながら、 先ずは一周。そして、 後は自由にってことにして試食(^◇^)/
「うめー!!」 「サイコー!!」 「釣りで良かったぁ!!」
自分で捌いた命の味に、感動した子ども達でした。 「いただきます」の意味、充分に伝わったよね!!
食べ終わった食卓も綺麗に片付けて、 釣りの自主体験は、無事に終了!!
お疲れ様でした。でも、釣れてよかったあ!!
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