夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2021/08/18 10:00:00|活動報告
今年の海洋道中アーカイブス できなかったビーチクリーン
一体いつになったら、
この長雨にして大雨は、止んでくれるのでしょうか。

昨日の降雨コールドゲームの非情な決断には、
異論や批判も多くあった様ですが、
やっぱり、きちんとルールで決まっている事です。
個人的には、両チームとも納得していると思います。

そんな事よりも、
雨の中でも、互いに相手を思い遣りながら戦った、
あの2チームを、心から讃えたいと思います。
本当に、お疲れ様でした。
素晴らしい試合をありがとうございました!!

また、コロナがチーム内で感染してしまった事による、
戦わずにしての出場辞退もありました。
無念を思うと、胸が張り裂けそうです。

でも、この悔しい経験は、絶対に無駄になりません。
皆さんは、立派な甲子園出場チームです。

皆さんの気持ちを受けて、
戦うはずだった相手チームは、
2回戦以降を立派に戦ってくれる事でしょう!!

今日8月18日は、高校野球の日―
なんだそうです。
皮肉みたいですが、これも巡り合わせでしょうか。

ところで昨年、
夏の一大イベントであった『やまなし少年海洋道中』が、
コロナで中止となってしまいました。

なので、海洋道中アーカイブスとして、
過去の活動を振り返る投稿を、
海洋道中の日程を追って、紹介させて戴きました。

あの日々から一年―

今年こそが、
今年も・・・に、なってしまいました。

既に今年は本来の開催時期を過ぎてしまったので、
ここ数年の海洋道中の活動から、
特に印象に残っているエピソードを、
幾つか紹介させて戴きたいと思っています。

そのエピソードの全てが、
自分がヘッドカウンセラーに就任以降のものです。

是非、この投稿をご覧戴いて、
子ども達の活動の様子を共有し、
その頑張りや成長に、
共感戴けたら幸いです。

ご紹介したいエピソードの一番は、
2018年の海洋道中での、
環境に対する中学生達の自発的なアクション
について、
語らせて下さい。

結局は活動には至らなかった―
と云うか、活動することができなかったのですが、
あの年の意識の高まりは、
本当に貴重で、賞賛に値するものだったと、
今でも確信しています。

2018年度―
この年は、何故か例年以上に島の各所で、
漂流ゴミが多く打ち上げられていました。
確たる理由は分かりませんでしたが・・・

我々がこのキャンプで毎年目標に掲げて居る事は、
来た時よりも美しくして返す―。
これは、歴代から引き継がれている、
『伝統』でもあるのです。

8月2日の初日に、
橘丸(たちばなまる)で八丈島に上陸して、
ベースキャンプへ向かった時にも、
都合2回行ったスノーケリングの際にも、
底土海岸を見ながら歩きました。

スノーケリング自体は、
整備された綺麗なビーチで行いましたが、
その脇には、ゴロタ浜と言われる、
整備されていない石がゴロゴロの浜辺があります。

ここに、様々なゴミが散らばっていました。
ペットボトルや、シャンプーボトルに代表される、
プラゴミは勿論、漁網や、漁具や、ガレキの様な物・・・

たくさんあって、そこを歩く度に、
足を止めて様子を見ている子が多くいました。

そして、翌日にサバイバル踏破を控えた8月4日―
踏破直後のプログラムとなる『自主活動』の、
ミーティングを行ったんです。

一番人気のスノーケリング。
毎年、男女問わず10名以上参加しますが、
実は、このスノーケリングのミーティングの席で、
大きな、大きな、問題提起があったそうです。

ある男子が、
何度も底土を歩いて、どうしてもゴミが気になる。
自分だけでも、ゴミ拾いをさせてもらえないか・・・

とても真剣な表情で訴えたそうです。

すると、そこに居たメンバーが異口同音に、
「自分も・・・」と、声をあげる―
「私も・・・」と、女子まで賛同する―

そこで、指導者のKONちゃんが、
皆の意見を汲み上げて、フィードバックして返す―

そして、子ども達に決断を委ねます。
スノーケリングは他の場所でもできる
でも、八丈のあのゴミは今しか拾えない!!

みんなでキレイにしたい!!
みんなでキレイにしよう!!

歓声まで起きたと云います。
もしゴミを見たのに、
あのままにしてしまったら、

また海が汚れてしまう
海の生きもの達が、迷惑を被るかもしれない・・・

と、スノーケリングが一転、
ビーチクリーンのモードに入れ替わった

って、後でKONちゃんが云っていました。

その事を島の担当者に伝えると、
先ず、子ども達に話して下さったのが、
ゴミを不快と思わせてしまった、
お詫びの言葉だったそうです。

当然ですが、
島の人が浜にゴミを投棄するなんてあり得ないし、
漂着ゴミと、一部の心ない人が捨てたものなのに・・・

そして、子ども達に感謝を伝えて下さったうえで、
「我々と一緒に浜辺を掃除してくれますか!?」
と、最大の協力を約束して下さいました。

が、この時、大きな台風が島に近付いて来て居ました。
でも、子ども達は好天続きで、
完遂を信じてサバイバル続行―
我々も、自主活動まではできるだろうと、
この時点では、踏んで居ました。

が、サバイバル踏破2日目の朝、
台風の進路が八丈に被る事が確実になってしまい、
2日早い離島が決定しました。

懸命にサバイバルを歩き切った子ども達に、
団長から無情の通達
ベースキャンプで自主活動の中止と、
即刻テント撤収の号令が掛かってしまいました。

もし、もしも、
あのままビーチクリーンが実施できていたら、
子ども達の心にどのような気持ちが、
湧き上がったでしょうか・・・。

それを考えると、
宿題にしたくなかった―。
と、云う思いも、正直あります。

けれど、島の自然や人たちにも支えられて、
帰着した子ども達は、非情の通達にも動揺せず、
班を越えて協力し合って、
あっと言う間に全テントを撤収しきりました。

しかも、ペグなどの小物一つすら、
紛失する事もなく、もちろんゴミも一切出さず、
見事に撤収を終えてみせました。

その姿に、気持ちと動きに感動させられたのは、
きっと自分だけではないでしょう。

来た時よりも美しく―
その意志と、純粋な気持ちを、
ずっと大事に繋げていきたいですね。

写真が底土ビーチ
右側が、スノーケリングを実施したエリア
画面が切れてる左側に、
多くの漂着ゴミがありました。

画面の奥の方から、
近付いて来る船影が、橘丸です。



 







2021/08/05 10:00:00|活動報告
キープの森の小さな川で見つけた命

東京オリンピックも佳境に入っています。
予想以上のメダルラッシュは、嬉しい限りですねチョキ

新種目のスケードボード、あれ面白いですねスマイル
女子のパークですかっびっくり
また、日本選手が金メダル・銀メダルですよグッド
銀メダルの選手なんて、まだ12歳ですって!!

ところで、
7月31日の土曜日、清里にあるキープ協会で、
プログラムを担当させて戴きました。

環境教育の拠点になっている、
八ヶ岳自然ふれあいセンターが主催する、
「生きもの観察会」です。

午前と午後に一回づつ、
敷地内にあるキープの森を縫うように流れる小川で、
色んな生きものを探し、採り、観察する―
そんな水辺の活動でした。

この機会を戴いた経緯や、
午後の回の様子については、
昨日、当方のもう一つのブログ、
『鯛損のでっかい夢釣りあげよう』で、
紹介させて戴いて居ります。
鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」 (easymyweb.jp)

なので、こちらのブログでは、
午前の回を中心にお伝えしますねウィンク

集まって下さったのは、4組13名のご家族です。
自己紹介の後、こんな活動をしました。

『わたしは誰でしょう!?』です。
水辺のいきものたちは、
子どもの頃の姿と、大人の姿が大きく変ります。
『変体』ですね。
体の字を間違うとえらいことになりますが・・・困った

ご家族ごとに、
ある水辺のいきものの、
子どもの頃の姿を書いたスケッチを渡します。

その後、家族会議をして戴いて、
これがわたしの、パパとママ!!
と、信じた大人の姿を当てる活動です。

そして、参加者同士自己紹介をしながら、
このパパ・ママに決めた理由を語ります。

「形が何となく似てるから・・・」

「目が顔の横にどっちも付いてるから・・・」

それぞれ発表してもらいましたチョキ

答えがバッティングしたいきものもいましたが、
ここは、仲良く同じ絵を渡して、
正解発表を待ちます。

答えのいきものたちは、
カゲロウカワゲラトビケラ
ガガンボヘビトンボコオニヤンマの6つ。

残念ながら、全問正解には至りませんでしたが、
こんないきもの達に会えるかも―
そう云って、いざ森に出発ですウォーキング

いきもの発見のポイントは3カ所びっくり

1 湧き水の池
牧草地の一角にある、湧き水が貯まった小さな池です。

ここで見つけたのは、
オタマジャクシ〜スマイル
でも、どうしてこんなにオタマが多いのかな?
理由も考えてもらいながら、いっぱい採れましたチョキ

2 湿地と緩やかに蛇行する流れ
森の一角に、
ひときわ背の高い草が茂った場所があります。

けど、その下はやわらかい泥―
そう。湿地です。

ここに居たのは、
ヤゴ(トンボの幼虫)と、小さなガムシミズスマシ
マツモムシなんかも居ましたよチョキ

前日に仕掛けておいた、もんどりの罠―
入っていたのは、ミズスマシでしたぁムフフ
チョッと、ビミョーエロ目

3 広い牧草地を望む広葉樹の森が育てた流れ
広葉樹は秋以降に葉を落とし、
その葉は当然、川面にも降り注ぎます。
落ち葉は森の栄養をたっぷりと蓄えて、
いきもの達に、食料とベッドを提供するのです。

こんな場所に多いのは、
カゲロウカワゲラトビケラなどの水生昆虫たち、
石をひっくり返したり、落ち葉や小石を足でかき回すと、
網にはこうした生きもの達が残ります。

枝みたいなの・・・
でも、これはあるいきもののお家かも!?

牧草地を望むデッキで、
空と山と川と海とがつながっていることや、
森が命の多様性を保っていること、
そんな事を広がる景色の中でお伝えしました。

いっぱい歩いて、いっぱいいきものも探したから、
僕らも、お腹が減ったよね(笑)

ふれあいセンターに戻ってからは、
じっくり、しっかり観察タイム幸せ

図鑑で採ったいきものを同定したり、
簡易顕微鏡を見ながら、スケッチしたり、
メモしたり、思い思いに過ごしてもらいました。

でも、お魚魚は残念ながら採れませんでした
なんでだろうね・・・

その理由も、お伝えしました。
皆さんも、この理由を考えてみてくださいね。

最後に書いて戴いたアンケートには、
発見がいっぱいあったことのお礼や、
楽しかったって感想が書いて下さっていました。

豊かな自然の中で、
豊かな心が育ってくれたら素敵ですよね。
ありがとうございました!!
 







2021/07/24 10:00:00|活動報告
新しい環境教育の可能性を見た!!(駿台甲府中学校様での機会)

いよいよ昨夜、
東京オリンピック2020+1の開会式が、
リニューアルされた国立競技場で、
開催されました!!

ミーシャさんの君が代
王さん、長島さん、ゴジラ松井の野球レジェンド
そして、テニス大坂なおみさんの聖火リレー、
感動しましたね。

ところで、
直前の投稿で宣言させて戴いた通り、
去る7月20日(火)に、
甲府市の駿台甲府中学校様に、
講演会の講師として、お呼び戴きました。
駿台甲府中学校 (sundai-kofu.ed.jp)

昨年度から2年連続となる、
絵本、『イルカのKちゃん』を教材とした、
環境講演会です。

そして正しく、
生徒さんと自分とで、コール&レスポンス!!

タブレット端末を駆使して、
生徒さんの考えてくれて居る事を、
『見える化』する授業―
が、見事に実施できました!!

どんな展開になったかは、
もう一つの自分のブログに、
余すところなく書いた
ので、そちらで確認して下さい。
鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」 (easymyweb.jp)

マスコミも何社か取材に来てくれまして、
テレビや新聞でも、取り上げて戴きました幸せ

で、その記事を撮ったのが、左の写真です!!
なんか、照れますよね〜困った

それと、授業で使った、
実験用の小道具の写真も載せました。

どんな実験だったかも、
上のリンクから、確認してくださいね〜

何人かの仲間からも、テレビ・新聞を、
見たよメッセージを戴き、嬉しかったなぁ!!

山梨新報様 山梨新報社のホームページ (y-shinpou.co.jp)

UTY スゴろく様 山梨県内ニュース | UTYテレビ山梨 (uty.co.jp)

山梨日日新聞様 海洋プラごみ 影響考える【地域/山梨】 | さんにちEye 山梨日日新聞電子版 (sannichi.co.jp)

YBS 様 YBS山梨放送

非常に充実した時間を、
生徒さんとともに、過ごさせて戴きました。

さあ、今度は夏休みです。
キンチョウ(緊張)の夏休み―
に、なってしまいそうですが、

学びと、体験は、
どうか、止めないで!!


 







2021/03/12 10:00:00|活動報告
今年度のKちゃん授業のおさらい15 R3年2月の授業(ファイナル) 

昨年の10月以降、
一気に数を伸ばした「Kちゃん授業」も、
2月16日(火)を以て、全て終了しました(^o^)/

コロナ禍で仕事がどんどん無くなってしまう中で、
地元の子ども達に向けて、
『Kちゃん授業』の、機会を多く戴けた事に、
心から感謝したい気持ちでいっぱいです。

本当に、本当にありがとうございました。
さて、今年度最後の「Kちゃん授業」に伺ったのは、
甲府市の国母にある、『いづみ幼稚園』です。

この幼稚園は、12月にお邪魔させて戴いた、
『みたま幼稚園』様の、姉妹園です。
同系の二つの園で、お話しができるなんて、
最高に嬉しい事です!!

今年度のフィナーレですから、
気負わずに、
でも気合いを入れて臨みましたよ(^_^)v


それでは、今年度の最後を飾った「Kちゃん授業」も、
写真に合せて、ご紹介しましょう!!
今日は4枚、貼っちゃいましたよ(^o^)

それでは上から1枚目

最後までご一緒戴いた
甲府市ゴミ減らし隊のお二人です。
本当にありがとうございました。お疲れ様でした!!
新年度も、一緒に色んな場所に行けるといいな(^o^)
子ども達も、しっかり聴いていましたよ。

2枚目

スライドに映ったKちゃんを見て、
「イルカの本物を見たことある人!?」
って、聴いたら、いっぱい返事が戻って来ました。

「水族館で見たよ〜!!」
「海でも見たよ〜!!」
「大阪の水族館!!(海遊館かな?)」
いっぱい出て来ました。
出て来た順番に、指折り数えるワタクシ(^_^;)

3枚目
冒頭の『バブルリング』の絵が、スライドに映って、
「Kちゃん、ごめんね・・・」
と、静かに読み始めると、
毎回、すっと静かになるんです。

不思議なくらい自然にいつも・・・
これも、Kちゃんの生きた証かな・・・

4枚目
読み聞かせ後の、ふりかえりトークです。
兄弟で洋服をシェアする「お下がり」の、文化―。
こんな自分の物を他の人が大事に使うこと・・・
これが、「リユース」

スーパーの店員さんが、「袋はどうされますか?」って、
聴いた時、お母さんは何て言ってるかなあ!?
「マイバックを持っているから大丈夫です・・・」
「そうだよね」こういうのをさ、
「リフューズ」って言うんだよ。

そんな話しに前のめりになって、
段々、子ども達に近付いていっちゃった(^_^;)

それくらい、一生懸命に聴いてくれてました。
いづみ幼稚園のみんな、ホントありがとうね!!
また、会おうね!!

2020年度の『Kちゃん授業』が、
全て終わりました。

また来年度も、こんな素敵な出会いが、
いっぱい、いっぱい、ありますように・・・



 







2021/03/09 10:00:00|活動報告
今年度のKちゃん授業のおさらい14 R3年1月の授業 2

1月の『Kちゃん授業』は、2回ありました。
2回目は1月14日(木)で、
甲府市徳行にある『菜の花こども園』様でした。

会場に案内されて先ずビックリしたのが、
ズラッと並ぶ和太鼓(^o^)/
慰問などで披露するそうなんです。凄い!!
もちろん、演奏するのは子どもたちです。

しかも、始まる前から、子どもたちの会話の中に、
環境とか、ゴミとか、温暖化・・・。
みたいな言葉が、ポンポン出てきます。

園長先生のお話では、
普段から環境問題への意識が高くて、
このKちゃん授業の翌日には、
甲府市のゴミ処理の施設の見学に行く―。

そう仰っていました。

そんな意識の高い子どもたちへの授業が、
いよいよ始まりました。

スタートは、前回はいらっしゃらなかった、
甲府市ゴミ減らし隊のお二人から・・・。

それでは今回も、左の写真に合せて報告です!!

一番上
さあ、この牛乳パックは、
リサイクルされると何になるでしょう!?
甲府市ゴミ減らし隊さんからのクイズに、
直ぐに「トイレットペーパー!!」と、
答えが出出来ましたよ。大正解!!

真ん中
読み聞かせ前のウォーミングアップの、
海の生きもの当てクイズです!!
絵を見たとたんに「ジンベエザメ!!」って、
早過ぎるよ〜(>_<)

一番下
今度は読み聞かせ後の、ふりかえりタイム!!
Kちゃんみたいなイルカさんが、
出ないようにするためにはどうしたらいいかなあ!?

子どもたちは必死で考えてくれました。

授業が終わってから、
何人か個別に質問に来てくれました。

「シロクマさんいなくなっちゃうの?」
温暖化により北極の氷が融けて、
ホッキョクグマが絶滅の危機にあることも知ってました。

どうしたら食い止められるかな?
その子にも出来そうな、
温暖化防止の取り組みのヒントを伝えました

寒い時、こたつを温かくするよりも、
もう一枚、服を着れば・・・。
「うん。わかったぁ!!」
しっかり納得してくれた様ですよ(^o^)/