サバイバル踏破の1日目は、 どの班も、割と順調に進んで居ましたが、 4班の女子が1名、足の痛みを訴えている―。 と、云う連絡が入りました。
その子は、とても大人しい子ではありましたが、 誰よりも頑張って、色んな活動に取り組んでいました。 だから、その子が音をあげた―。
って、云うのは、相当に辛い筈で、 無理をさせてはいけないという判断となりました。 きっとVLのたくみんの頭には、 昨年の「悪夢」が、再びよぎったと思います。
昨年、体調不良者の具合が悪い―。 と、云っては、一度BCで休ませて、 また、食事とか、休憩の時とか、 負担が掛からないところで合流させる・・・。
と、云う対処を繰り返した結果、 「具合が悪ければ歩かなくてもOKなんだ・・・」 と、他の子に思わせてしまった観があり、
結果、女子が連れだって、脚が痛いと言い出して、 BCで仲良くおしゃべり・・・ と云う、状況を作り出してしまったことで、 このサバイバルでも班がまとまらなかった―。 と、云う事が起こったからです。
でも、その子の頑張りをずっと見て来た班の子達は、 彼女の荷物を、みんなで分けあって持ってあげたり、 声を掛け続けてくれた様です。
只、それでも彼女の脚の痛みは尋常ではなく、 大事をとって、BCに一度戻しました。 暫く休ませて、様子をみながら、 温泉に入るタイミングで合流させてあげよう―。 そんな、対応をする事にしました。
4班の子は、誰一人それに異論を唱える子など居らず、 いつでも戻って来てね―。と、快く応じてくれました。
さて、3台のクルマに分乗して、 パトロールに回りましたが、我々は、 島の関係者の方から差し入れを戴いたので、 子ども達に届けよう―。 と、云う事になって、 各班を追い掛けていきました。
先ず最初に捕まえたのは2班。 南原をスムースに乗り切り、 休憩場所の八重根漁港に入る前に捕まえました。
「ごほうびがあるんだよ」って、云うと、 男子が発した言葉は、 「きっと、写真撮ってあげるって事だよ」 と、ややネガティブな反応―。
幼いわなあ・・・。 これじゃあ、女子にはモテません。 そこで、差し入れに戴いた、 スポーツドリンクを差し出すと、 とたんにテンションあがる・・・ やっぱ、幼いわ。 女子は、ちゃんと「ありがとうございました」って、 言っているのに、この差はなんなんだぁ!!
まあ、あしくまの決死のミーティングも、 昨日の今日なので、これから、これから・・・ ゴネながらも、みんなで歩いてるって云うのは、 小さいながらも、確かな成長なのです。 まだ、先は長いから、頑張れしよ〜!!
驚いたのは、最長距離を歩く5班の様子です。 相変わらず、とてもリラックスしたムードで、 ほぼ、スケジュールの通りに、 しかも、班がみんなまとまって、 楽しそうに歩いていました。
差し入れは、これまた予定通りの場所で、 渡す事ができました。とても、喜んでくれましたよ。
美味しそうに、カップラーメンを、 みんなで食べていました。 そんなに会話している訳ではないのに、 凄く楽しそう!! そう。家族みんなで食卓囲んでる感じですよ!!
一昨日、やけどを負ってしまった子の、 足の様子を看て、包帯をヘルスカウンセラーが、 変えてあげたのですが、 痛みもないようで、 「全然、平気です」って、やる気も満々でした。
今日のコースを順調に早目に歩いて来て、 これだったら、充分に間に合いそうです。
ラーメンのスープの誘惑に負けそうでしたが、 これは全く、心配いらないなあ・・・ 1泊2日の家族旅行みたいです。
後で聞いたら、この後、時間調整で、 藍ヶ江の足湯まで行ったそうです。
なっちゃん、この調子で最後まで頼むよ!!
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