夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2019/07/12 8:00:00|活動報告
令和最初の『やまなし少年海洋道中』2度目のリーダー研修 2日目
2日目の朝のお天気は、くもり。
低い雲が、甲府盆地の町に被さって、
当然ながら、富士山は見えませんでした。

でも、木々の葉っぱは雨にしっとりと濡れて、
緑がより一層、輝いて見えました。
やっぱり朝の空気感は違います。

現地研修では毎朝6時半から、
「朝のつどい」が、始まります。
そして、今日のスケジュールを確認し、
全員の健康状態を確認し、
ラジオ体操を行った後、班の代表が決意を述べる・・・
と、云う具合に進んでいきます。

なので、我々も同じ様に実践しました。
ラジオ体操は、甲州弁バージョンでやってみました。
ふんじゃあ、ラジオ体操第一、やってみるじゃんね(^◇^)
決意は、チーフリーダーのあやが伝えてくれました。

集いの後、ワンちゃんとお散歩に来た、
数名のお父さん、お母さん達にごあいさつすると、
ワンちゃん達も寄って来て、
いっぱいなでなでさせてもらいました。
お礼に、ぺろぺろ舐めてもくれて、
ワンちゃんが苦手な一人を除いて、みんな大喜び!!
苦手なリーダーは、固まってました(爆)

朝食の後、部屋を綺麗に掃除したら、
今日のトレーニングがスタートです。

最初は、メンタルトレーニングの続きと云う事で、
ボールや、フラフープなどを使って、
ちっちゃな成功体験に繋げられるワークを実施。

どんなにちっちゃな成功でも、
みんなで達成すれば、次のチャレンジにつながります。

例えば現地研修なら、
昨日は、火を着けるのに10分かかった。
なら、今日は半分の5分で着けよう。
その為には、どうしたらいい?
それをみんなで考える。実践する。
失敗したらやり直せばいい。
結果、もたついても5分以内で火が着けば大成功!!
そんな、モチベーションを与えていけます。

9時からは、リスクマネージメント研修です。
最初は、赤十字の指導員に来て戴いて
って、実は自分でありますが(*^_^*)

心肺蘇生とAEDの取り扱いについて、
ダミーを使って1時間の講習会。

現地には、電話が通じない、人家もない場所が、
幾つかあります。もし、そこで何かあったらどうするか・・・
シュミレーションも交えて、実践しました。

後半は、同行するヘルスカウンセラーに来て戴いて、
サバイバル踏破でリーダー達が携行する、
救急バッグの中身と、その使い方など、
レクチャーして戴きました。

中に入っている小冊子には、
緊急時の119番通報しかたや、何をどの様に伝えるか、
とても分かりやすく、明確に書いてあります。

また、起こりお得る様々な症状を示し、
その対処法も書かれていました。
とても簡潔で分かりやすくて、素晴らしい資料です。

11時で終了し、この施設での研修は終了です。
全員で手早く・綺麗に掃除して、撤収しました。
来た時よりも美しく―。
この掟は、場所が変わっても海洋道中の要なのです。

さあ、午後からは、スノーケリングの研修です。
情報では水温23℃。くもっているし、冷たそうです。
が、やらない訳にもいきません。
いざ、プールへとレッツゴー(なんか古いな・・・)

でも、その前に腹ごしらえです。
ここ数年、プールに向かう途中の、
ラーメンが美味しいと評判のお店でランチタイム。
しっかり食べて午後の活動に備えます。

プールはある中学校のプールを、
特別に開放して戴きました。
色んな方達が支えてくれています。

ここで、今年初めてカウンセラーになった、
女性の指導者が合流し、一緒に活動する事にしました。

昨年までは、コンちゃんという、
水辺の活動のプロフェッショナルが、
指導してくれていたのですが、卒業されたので、
今年は、未熟ながら自分が指導を任されました。

先ず用具の説明から始めて、
用具の使い方、装着方法、呼吸の仕方などは、
陸上でレクチャーし、準備運動も念入りに行いました。

水は思った通り冷たく感じで、
ラッシュガードを着ていても、
さぶいぼ出ちゃうくらいでした(>_<)

こりゃ、長くはもたないなと直感し、
最初に呼吸方法の水中での実践から始めて、
スノーケルクリア・マスククリアの方法
バディーシステムの理解。
そして、フィンスイムと立て続けに練習しました。

また、指導者には、
ライフジャケットを着用して戴いて、
完全に浮力は確保されていると云う事と、
自分自身を守ると云う事をレクチャーさせて戴きました。

できれば救助まで行いたかったのですが、
水温が低いので、
フィンスイムまでに留めて終了としました。

事前研修会で使うプールは、
今回、初めて使うプールです。
勝手が違うので、どんなトレーニングになるかも、
やってみないと分かりませんが、とにかく、
安全に関わる部分だけは、トレーニングできました。

昨日の朝から始まった研修は、
2日目の午後3時を以って切りあげました。

でも、自宅にちゃんと着くまでが研修なので、
くれぐれも気を着ける様に申し送って、
解散となりました。

再来週、7月20日・21日の2日間。
いよいよ班も決まって、事前研修です。

この二日間で、メンバーを掌握して、
チームとして動き出せるか、それはVL達に委ねます。
VLチームは、もういいチームになって来たと思います。

いよいよ海洋道中本番が始まっていきます。
事前研修からの報告は、
現地研修が終わってから始めます。

みんなでやり切って、みんなで最高の夏を!!
リーダー達は、きっと心を一つにしたと実感しました。

注:今回も写真ありません。ごめんなさい。










2019/07/11 7:36:54|活動報告
令和最初の『やまなし少年海洋道中』2度目のリーダー研修 1日目
天気がスッキリしませんね。
夏空が待ち遠しい気もします(*^_^*)

さて、先週の土日(7月6・7日)に、
今年度2度目となる、リーダー達の研修を行いました。
今回は、1泊2日の日程で、スケジュールぎゅうぎゅうで、
びっちりと、トレーニングをやって来ました。
今回は、もちろん全員参加となりました。

最初は、8泊9日のキャンプを乗り切るための、
メンタルトレーニングからスタート!!
先ずは、自分自身を知ろうと云う事で、
教育現場にも取り入れられている手法を使って、
自分の性格を客観視して、

コミュニケーションをとるにあたって、
何に気を着けたらいいのか、
言葉をどのように選ぶか
チームが活性化する言葉がけってどんなの?とか、
子供達が主役のキャンプにおいて、
どのように支援できるか―。と、云う事を、
幾つかのワークを通じてシェアーしました。

午後からは、生活空間となるテントの、
組み立て方と、仕舞い方のトレーニング!!

支柱と骨組み、テントを固定するペグ・ピン・ロープ
それぞれの役割と、使い方、そして数量の把握
床・建屋・屋根の役割をするシートの張り方、納め方、
現地では、班のメンバーと一緒に組み立てますから、
手順をしっかり踏まえておかなければなりません。

1回目は、昨年からのリーダーが思い出しながら、
全体をリードしましたが、やはり1年のブランクは長く、
他のメンバーを上手にリードできません。
組み立てるだけで、1時間以上もかかってしまいました。
これでは、現地では間に合いません。

けれど、時間がかかったと云う事は、
手順をゆっくり辿れたと云う事になり、
次の回からは、大幅に時間を短縮し、
組み立て30分、仕舞いが20分。

更に3回目は、
組み立て20分、仕舞いが15分。
これくらいなら合格でしょう。
再来週、いよいよ子供達と一緒に、
テントアップ・ブレイクのトレーニングを行うので、
更にレベルアップして欲しいですね。

夕食の後も、トレーニングは続きました。
最初は、パッキングのトレーニング。
「自分で荷物は詰めて来るように・・・」
子供達には、そう指示を出しているのでありますが、

半数くらいは親任せ。
自分の荷物なのに、何がどこに入っていて、
それが何なのかも理解していない子が必ずいます。
なので、必然的に荷物が増える訳ですが、

正しいパッキング術を理解さえすれば、
かなりの量を一つのザックに収める事ができますし、
ベルトの調整で、重さも分散出来るようになるのです。

現地研修の中盤、
メインの「サバイバル踏破」に、向けて、
今年は、前日までに荷物を整理して、
備品だけを入れて早く寝る―。
これを目標にして、パッキング方法を伝授しました。

まだまだこれで終わりではありません。
お次は、ロープワークのトレーニングです。

寝起きするテントとは別に、
食事をするテント(通称 食テン)も張ります。
ブルーシートと、ロープのみを使って、
屋根を張る訳で、その為には、
ロープワークを知っておく必要がある訳です。
基本となる結び方の幾つかを、
手が覚えてしまうまで、繰り返し練習です。
なので、ロープは各自持ち帰って、
更に手になじませて来るように伝えました。

入浴後もトレーニングは続きました。

最後にナビゲーショントレーニングです。
八丈島に行っても、子供達は地理を把握していません。
サバイバル踏破では、おおよそ島一周か、
それに準じた距離を歩きますから、

リーダー達が、
彼らをしっかりエスコートしないといけません。

ランドマークとすべき施設や、目印となる交差点。
地図と目的地を縮尺を見て、時間を計算できる術や、
地図上に、名前だけ記した地名や・交差点のカードを、
マッピングしていくワークも行いました。

明日も朝からびっちりトレーニングです。
すっかり遅くなってしまったけれど、
起床は6時。朝のつどいが6時半。
現地でのスケジュールに合わせて動き出します。

これも、自分の為、子供達の為、
しっかり学んで、還元してあげような!!
明日もガンバロー(^◇^)/

※そんな訳で、びっちり過ぎて写真なしです。







2019/06/30 9:20:30|活動報告
令和最初の『やまなし少年海洋道中』いよいよ始まりました

さあついに、
令和最初のやまなし少年海洋道中が始まりました。

つい先日の6月23日に、
今年の参加者として内定した中学生達と、
初めて顔を合わせる、事前説明会がありました。

一緒にでっかい体験を、いっぱいして来ましょう!!
八丈島が皆さんを待ってますよ(^◇^)

ところで、その前日の22日、
今年のボランティアリーダー(以下VL)に決まった、
学生達が集まって、最初のリーダー研修会を行いました。

実は、全員が決まったのは、
この事前説明会の直前でした。
毎年の事ながら、リーダーの選抜は難航するのです。
今年も紆余曲折があり、産みの苦しみを味わいました。

この日は、一人だけ大学の都合で欠席となりましたが、
4名が参加して、野外炊事のトレーニングを中心に、
朝から夕方まで、真剣に取り組みました。

なたを使っての「薪割り」の、練習から始まり、
カレーライスを作るに足りる薪を割り、
更に、現地で薪を重ねて作る、
「かまど」用の薪も併せて割りました。

なたで参加者が怪我をしない様に、
数年前から、割り方を統一していて、
より安全な薪割りを、リーダーにも先ず伝授します。

薪を作り終えたら、
今度は火起こし組みと、調理組に分かれて、
それぞれ準備に取り掛かりました。

が、なかなか上手く火が着きません。
調理組の方は、割と手早く食材を切り終えて、
着火を待ちましたが、連続参加のリーダーも、
1年経つと、火起こしの技術も湿ってしまいました。

で、初めてのリーダーも居たので、
改めて、火を着けるコツを教えました。
で、直ぐに火を着けたのが、初めてリーダーで、
やっぱり、経験者の方が苦労してました。
現地研修までには覚えろしよ(*^_^*)

時間を30分ほど押してカレーライス完成!!
最初にしては、上出来でしたよ。
ちゃんと、カレーライスになってました。
量も、ほぼバッチリで、全て完食でした。
ごちそうさまでした。

この調子で現地研修も、
美味しい食事、頼んだよ〜

午後は、かまどを作りました。
薪を、鍋が2つならべられる広さに組んで、
泥を塗って土壁を作ります。

積み木遊びと泥遊びの感覚で、
なんとか残った薪で組みあげました。

そして、かまどに火を入れて確認。
最後に、使ったフィールドをきれいに片付けて、
1回目のリーダー研修が終了しました。

チーフリーダーは連続参加のあや。
今年は、女性3名・男子2名の構成となりました。

次回は、7月6日と7日に、
宿泊でビッチリと取り組みます。

今年のVLメンバー達を、
応援よろしくお願いします!!







2019/06/09 10:10:10|活動報告
令和最初の『水辺のアクティビティー実習』5(最後は川へ・・・)

令和最初の『水辺のアクティビティー実習』も、
いよいよ最終日となりました。

朝ご飯は、
昨夜ゲットしたガザミを割って、
カニみそいっぱいの「かに汁」で、
お腹を満たしました。

テントを撤収して、
2泊を過ごしたキャンプ場を、
「来た時よりも美しく」お返しするのがルール。

学生達もテキパキと動いて、
たき火の後始末、水場の掃除と手分けして働きました。
最終日は、海に注ぐ川で最後の釣りに臨むのです!!

目的地は『桑取川(くわどりがわ)』。
このブログを読んで下さっている方には、
きっと聞き覚え、
見覚えある場所ですよね(*^_^*)v

そうです。毎年の秋、
サケの遡上を観察させて戴いている、
日本海に注ぐ地元の川です。
漁協の方達にも、とてもお世話になっている川です。

通常、内水面の漁業は、
第五種共同漁業権によって管理されて居り、
釣り人は、増殖義務の資金的一部を担うため、
『入漁料』を、支払って、
川で釣りをさせて戴いて居ります。

また、河川によって漁業権対象魚種は異なり、
桑取川のメインはサケの漁業権であり、
または、春のイサザ(シロウオ)の漁業権です。

ですが、夏はアユが遡上し、
希少となったカジカなども棲息することら、
こうした魚種についても、
第五種共同漁業権で管理されています。

ですから、当然、我々が釣りをするには、
入漁料が必要となる訳ですが、実は桑取川は、
サケ・イサザ以外の魚種の採捕には、
年券と呼ばれる鑑札のみであることから、
漁協さんにご協力を賜り、
管理者立ち合いの元、「日釣り」の形で、
釣りをさせて戴きました。

サケの遡上を観察した場所から、
10分ほど上流に案内して戴き、
チャレンジしたのは、ピストン釣り!!

短竿に糸とハリと小さなオモリだけ付けて、
川虫をエサにして、竿を下流に向かって、
ピストンするように動かすから、ピストン釣りです。

が、この釣り方は、別の呼び名で、
ご存知の方も多い事でしょう。

雪解け水が注ぐ川は、
5月の後半と云えども、
キーンと肌を刺す冷たさです。

石をめくると、
ヒラタカゲロウの幼虫が多く見つかりました。
これをエサにしてチャレンジ!!

でも、なかなか釣れてくれません。
このポイントで小一時間粘りましたが、
残念ながら釣果を得る事はできませんでした。

お昼は、漁協の事務所を貸して戴き、
涼しい川風を感じながらランチタイム!!
魚は釣れなくても、実に贅沢な時間です。

そして、最後のひと踏ん張りで、
サケの遡上を見た、事務所前で再度ピストン!!

アユが群れになって、キラキラ通り過ぎます。
川底の石にはハミ跡がいっぱいです。

アユは、川を上る過程で、
石に付いた藻類しか食べなくなるため、
石にナイフでこすった様な模様が出来るのです。

そして、ついに黙々と頑張っていた、
Fくんが、カジカを釣り上げました。

この実習の前まで、
チョッと水辺が苦手だったそうですが、
すっかり開眼!!
この日、唯一の釣果となって、
みんなも大喜びでした。

最後は、川原で4日間お疲れ様の記念撮影!!
とても充実していた、実習となりました。

去年は、キャンプを見送りましたが、
やっぱり、キャンプは楽しいよね(*^_^*)

この体験を、キャンプディレクター1級の、
試験に向けて、活かしてもらえたと思います。

ああ、美味しかった〜!!

写真は上から
1枚目
ピストン釣りを黙々と頑張るFくんに、

2枚目
ついにカジカが釣れました!!

3枚目
お疲れちゃんでした〜!!







2019/06/08 15:56:02|活動報告
令和最初の『水辺のアクティビティー実習』4(夜の海で遊ぶ 復活ナイガサ)

キャンプ3日目の夜、
キスの天ぷらパーティーの余韻を味わいつつ、
今度は、すっかり暗くなった夜の海に繰り出します。

昨年はできなかった、当実習の裏メインイベント
『ナイトガサガサ』が、復活です。
真っ暗な夜の堤防で、
ヘッドライトや、懐中電灯を使って海面を照らし、
闇に蠢く、色んな生きものを捕まえようって云う、
アクティビティーです。

2年ぶりのナイガサで、
一体、どんな生きものたちが、
採取、観察できたでしょうか!
最初は、やはりなかなか見つけられなかったのですが、
次第に目が慣れて来たのでしょう。
どんどんハマっていきます。

エビはライトで照らすと、目が赤く光ります。
堤防の壁に張り付いたカキや海藻の合間を、
忍者の様に見え隠れしている、
ガザミ(渡りガ二)を目ざとく見つけ、

ガサっと救って、都合4ハイもゲット!!
明日の朝は、
これでカニ汁としゃれ込みましょう(^v^)/


ナマコも、
マナマコ・アカナマコが両方採れましたが、
こちらは、リリース。
「なまこ酢」で、食べてみたい気持ちはありましたが、
第一種共同漁業権の対象となるやもしれないので、
よーく観察して海にお帰り戴きました。


その他、なんとシタビラメもゲット!!
夜の海は、ドキドキ、ワクワクの連続です。

あっと云う間に時間が過ぎて、
午後10時、後ろ髪を引かれる様に、
堤防を後にしました。

もう明日は最終日、
海の幸に感謝の夜となりました。

写真は上から
1枚目
ヘッデン+タモ網
これぞ政調ナイガサスタイル!!

2枚目
船べり直下は最高の隠れ家なのだ!!

3枚目
これがシタビラメ
って、絶妙の名付けだよね〜