いよいよ令和の時代が始まりました。 が、始まって早々、 子供達が事故や事件に巻き込まれてしまって居ます。
子供の未来の手本となるべき大人として、 こうした哀しい事が起こらない様、 今一度、自分の立ち位置を見つめ直して、 よりよい社会に変えていかなければいけませんね。
さて、本格的なアウトドアシーズンに突入し、 やっとハードワーク状態となって来ました。
毎年恒例の専門学校での春の実習である、 『水辺のアクティビティー実習』が、 去る5月20日〜23日の4日間の日程で行われました。
昨年、初めてキャンプをせずに、 淡水域、海域でのアクティビティ体験のみにしたところ、 やはりキャンプの実践も兼ねたい―。 との、オファーを改めて示されたので、 2泊3日のキャンプと、1日の釣り体験がメインの実習として、 取り組んでもらう事になりました。
もちろん、この実習の開始当初から続けて来た、 キャンプの食材は現地調達―。 即ち、自然の恵みを戴いて「食べる』と、云う、 サバイバルチックな取り組みも、当然復活です。
事前の情報として、今年度受講する学生達は、 殆ど釣りの経験がない学生ばかりだと云う事で、 先ずは、釣りの楽しさを先ず知ってもらおう。って 云う事で、初日は学校からも近い、 信州斑尾高原にある人造湖で釣りをする事にしました。 マブナやモツゴなど、確実に釣れる小物を釣りに行こう!! そんな予定で、初日がスタートしました。
管理水面で、「釣り」と、云う採捕活動を行う為には、 必ず入漁料が必要となる訳ですが、 先ず、その証しとなる入漁券を買う為に、 相棒の先生が、管理事務所に買いに行きました。
「小物釣りの池の漁券を8人分下さい」 今年度は、講師2名・学生6名の8名体制なのです。 「えっ、まだその池には、魚が入っていないんですよ」 と、まさかの展開(>_<)
聞くと、GW前に雪が降って、 釣り場のオープンが遅れてしまった事、 それと、この湖に釣りに訪れる大半のゲストは、 餌釣りが禁止の本湖でのブラックバス釣りなので、 小物は来週中に放流予定だとの事でありました。
魚がいない池で釣りをしても意味がないので、 別の釣りをする事を即断して、 ともあれ、作戦を急きょ練り直さなければいけません。
竿は、1bチョッとの短竿しかないので、 タナゴ釣りか、小さな池しか選択肢がなく、 思い付いたのが、学校のすぐ近くにある、 レクリエーション施設内にある池でした。
かつて釣りの専門学科があった当時に、 マブナやブラックバスなどの釣り授業を、 行った事がある池で、様々な授業で使わせて戴いて居り、 本来は釣りをする池ではありませんが、 申請する事で、釣りをさせて戴いていた場所です。
「急に使わせてもらえるか分からないけど、 とりあえず行ってみましょう!!」 と、云う事になりました。
現地について相棒の先生が交渉してして下さった結果、 施設利用と云う事で許可を戴けた様です。
早速、釣りを始めましたが、 短竿では、範囲も限られてポイントが絞れません。 ですが、時折ブラックバスが顔をのぞかせていたので、 周りの土を少しだけ掘って、 ミミズを見つけて餌にしてみました。
そしたら、いきなり自分にヒット!! 20aアップの立派なオオクチバスでした。 魚が釣れる事が分かった途端に、 テンションが上がった学生達は、ミミズを餌に、 バス釣りに次第にハマっていきました。
そしてついに、学生がバスを釣り上げ、 初めての釣り授業が成立しました。
因みに釣り上げたブラックバスについては、 特定外来種法で、持ち出しも移動も禁じられているため、 もちろん、リリース致しました。
トラブルも、実際に釣りが出来た事で解消でき、 明日からの海辺の実習にも、気合いが入ります。
でも、天気予報は雨予報。 いつまで経っても、雨男は卒業できません(涙)
学校に戻って、2泊3日のキャンプの支度を整えて、 初日が終了したのでした。
さあ、明日から海辺のキャンプが始まります。
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