夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2019/06/30 9:20:30|活動報告
令和最初の『やまなし少年海洋道中』いよいよ始まりました

さあついに、
令和最初のやまなし少年海洋道中が始まりました。

つい先日の6月23日に、
今年の参加者として内定した中学生達と、
初めて顔を合わせる、事前説明会がありました。

一緒にでっかい体験を、いっぱいして来ましょう!!
八丈島が皆さんを待ってますよ(^◇^)

ところで、その前日の22日、
今年のボランティアリーダー(以下VL)に決まった、
学生達が集まって、最初のリーダー研修会を行いました。

実は、全員が決まったのは、
この事前説明会の直前でした。
毎年の事ながら、リーダーの選抜は難航するのです。
今年も紆余曲折があり、産みの苦しみを味わいました。

この日は、一人だけ大学の都合で欠席となりましたが、
4名が参加して、野外炊事のトレーニングを中心に、
朝から夕方まで、真剣に取り組みました。

なたを使っての「薪割り」の、練習から始まり、
カレーライスを作るに足りる薪を割り、
更に、現地で薪を重ねて作る、
「かまど」用の薪も併せて割りました。

なたで参加者が怪我をしない様に、
数年前から、割り方を統一していて、
より安全な薪割りを、リーダーにも先ず伝授します。

薪を作り終えたら、
今度は火起こし組みと、調理組に分かれて、
それぞれ準備に取り掛かりました。

が、なかなか上手く火が着きません。
調理組の方は、割と手早く食材を切り終えて、
着火を待ちましたが、連続参加のリーダーも、
1年経つと、火起こしの技術も湿ってしまいました。

で、初めてのリーダーも居たので、
改めて、火を着けるコツを教えました。
で、直ぐに火を着けたのが、初めてリーダーで、
やっぱり、経験者の方が苦労してました。
現地研修までには覚えろしよ(*^_^*)

時間を30分ほど押してカレーライス完成!!
最初にしては、上出来でしたよ。
ちゃんと、カレーライスになってました。
量も、ほぼバッチリで、全て完食でした。
ごちそうさまでした。

この調子で現地研修も、
美味しい食事、頼んだよ〜

午後は、かまどを作りました。
薪を、鍋が2つならべられる広さに組んで、
泥を塗って土壁を作ります。

積み木遊びと泥遊びの感覚で、
なんとか残った薪で組みあげました。

そして、かまどに火を入れて確認。
最後に、使ったフィールドをきれいに片付けて、
1回目のリーダー研修が終了しました。

チーフリーダーは連続参加のあや。
今年は、女性3名・男子2名の構成となりました。

次回は、7月6日と7日に、
宿泊でビッチリと取り組みます。

今年のVLメンバー達を、
応援よろしくお願いします!!







2019/06/09 10:10:10|活動報告
令和最初の『水辺のアクティビティー実習』5(最後は川へ・・・)

令和最初の『水辺のアクティビティー実習』も、
いよいよ最終日となりました。

朝ご飯は、
昨夜ゲットしたガザミを割って、
カニみそいっぱいの「かに汁」で、
お腹を満たしました。

テントを撤収して、
2泊を過ごしたキャンプ場を、
「来た時よりも美しく」お返しするのがルール。

学生達もテキパキと動いて、
たき火の後始末、水場の掃除と手分けして働きました。
最終日は、海に注ぐ川で最後の釣りに臨むのです!!

目的地は『桑取川(くわどりがわ)』。
このブログを読んで下さっている方には、
きっと聞き覚え、
見覚えある場所ですよね(*^_^*)v

そうです。毎年の秋、
サケの遡上を観察させて戴いている、
日本海に注ぐ地元の川です。
漁協の方達にも、とてもお世話になっている川です。

通常、内水面の漁業は、
第五種共同漁業権によって管理されて居り、
釣り人は、増殖義務の資金的一部を担うため、
『入漁料』を、支払って、
川で釣りをさせて戴いて居ります。

また、河川によって漁業権対象魚種は異なり、
桑取川のメインはサケの漁業権であり、
または、春のイサザ(シロウオ)の漁業権です。

ですが、夏はアユが遡上し、
希少となったカジカなども棲息することら、
こうした魚種についても、
第五種共同漁業権で管理されています。

ですから、当然、我々が釣りをするには、
入漁料が必要となる訳ですが、実は桑取川は、
サケ・イサザ以外の魚種の採捕には、
年券と呼ばれる鑑札のみであることから、
漁協さんにご協力を賜り、
管理者立ち合いの元、「日釣り」の形で、
釣りをさせて戴きました。

サケの遡上を観察した場所から、
10分ほど上流に案内して戴き、
チャレンジしたのは、ピストン釣り!!

短竿に糸とハリと小さなオモリだけ付けて、
川虫をエサにして、竿を下流に向かって、
ピストンするように動かすから、ピストン釣りです。

が、この釣り方は、別の呼び名で、
ご存知の方も多い事でしょう。

雪解け水が注ぐ川は、
5月の後半と云えども、
キーンと肌を刺す冷たさです。

石をめくると、
ヒラタカゲロウの幼虫が多く見つかりました。
これをエサにしてチャレンジ!!

でも、なかなか釣れてくれません。
このポイントで小一時間粘りましたが、
残念ながら釣果を得る事はできませんでした。

お昼は、漁協の事務所を貸して戴き、
涼しい川風を感じながらランチタイム!!
魚は釣れなくても、実に贅沢な時間です。

そして、最後のひと踏ん張りで、
サケの遡上を見た、事務所前で再度ピストン!!

アユが群れになって、キラキラ通り過ぎます。
川底の石にはハミ跡がいっぱいです。

アユは、川を上る過程で、
石に付いた藻類しか食べなくなるため、
石にナイフでこすった様な模様が出来るのです。

そして、ついに黙々と頑張っていた、
Fくんが、カジカを釣り上げました。

この実習の前まで、
チョッと水辺が苦手だったそうですが、
すっかり開眼!!
この日、唯一の釣果となって、
みんなも大喜びでした。

最後は、川原で4日間お疲れ様の記念撮影!!
とても充実していた、実習となりました。

去年は、キャンプを見送りましたが、
やっぱり、キャンプは楽しいよね(*^_^*)

この体験を、キャンプディレクター1級の、
試験に向けて、活かしてもらえたと思います。

ああ、美味しかった〜!!

写真は上から
1枚目
ピストン釣りを黙々と頑張るFくんに、

2枚目
ついにカジカが釣れました!!

3枚目
お疲れちゃんでした〜!!







2019/06/08 15:56:02|活動報告
令和最初の『水辺のアクティビティー実習』4(夜の海で遊ぶ 復活ナイガサ)

キャンプ3日目の夜、
キスの天ぷらパーティーの余韻を味わいつつ、
今度は、すっかり暗くなった夜の海に繰り出します。

昨年はできなかった、当実習の裏メインイベント
『ナイトガサガサ』が、復活です。
真っ暗な夜の堤防で、
ヘッドライトや、懐中電灯を使って海面を照らし、
闇に蠢く、色んな生きものを捕まえようって云う、
アクティビティーです。

2年ぶりのナイガサで、
一体、どんな生きものたちが、
採取、観察できたでしょうか!
最初は、やはりなかなか見つけられなかったのですが、
次第に目が慣れて来たのでしょう。
どんどんハマっていきます。

エビはライトで照らすと、目が赤く光ります。
堤防の壁に張り付いたカキや海藻の合間を、
忍者の様に見え隠れしている、
ガザミ(渡りガ二)を目ざとく見つけ、

ガサっと救って、都合4ハイもゲット!!
明日の朝は、
これでカニ汁としゃれ込みましょう(^v^)/


ナマコも、
マナマコ・アカナマコが両方採れましたが、
こちらは、リリース。
「なまこ酢」で、食べてみたい気持ちはありましたが、
第一種共同漁業権の対象となるやもしれないので、
よーく観察して海にお帰り戴きました。


その他、なんとシタビラメもゲット!!
夜の海は、ドキドキ、ワクワクの連続です。

あっと云う間に時間が過ぎて、
午後10時、後ろ髪を引かれる様に、
堤防を後にしました。

もう明日は最終日、
海の幸に感謝の夜となりました。

写真は上から
1枚目
ヘッデン+タモ網
これぞ政調ナイガサスタイル!!

2枚目
船べり直下は最高の隠れ家なのだ!!

3枚目
これがシタビラメ
って、絶妙の名付けだよね〜







2019/06/06 14:01:00|活動報告
令和最初の『水辺のアクティビティー実習』3(kiss・キス・きす!!)

キャンプ3日目の朝は、空気がピンと張りつめた感じ。
5月の下旬だと云うのに、肌寒い朝を迎えました。
けれど、空は快晴!!
このうえない釣り日和になりそうです(^v^)v

朝ご飯は、昨日予備に買って来たハナダイで、
ショウガの効いた、あったかいアラ汁でスタートです。
魚のアラの下処理の様子を、
学生が動画で撮ってくれました。
結構すぐに「イイね」が、付いたそうですよ(笑)

さて、昨日のリサーチで、今日のメインの獲物は、
堤防でのシロギスを狙ってみようと云う事にし、
自分でチャレンジしたい釣りがあれば、なんでも実践!!
そんな目論みをたてて、
いざ昨日のポイントへ向かいました。

海面下を覗き込むと、います。います。
さほど大きくはないものの、
シロギスちゃんが、たくさん見えています。

早速、各自で釣りの準備に取り掛かりました。
一方、ほぼ初心者も何名かいたので、
セッティングから手伝ったメンバーも居ました。

でも、釣るのは学生達がメインなので、
ポイントに潜む危険についても考えながら、
活動する様に伝えて、実釣開始となりました。

すると・・・
スタート直後から、
きれいなパールピンクのシロギスが釣れ出しました。

相棒の先生は、味をしめたのでのべ竿で狙っています。
それでも、コンスタントに釣れてしまうので、
とても良いペースでキスが数を伸ばします。
合い間に、こちらも釣れて嬉しいメゴチちゃんも、
釣れてくれました。

これだけ、数も型も揃えば、
チャレンジする料理は、もちろん「○ぷら」ですよね。
で、エサが尽きたタイミングで、
釣りも終わりにしました。

午前中で竿をあげて、昼食を食べた後で、
今度は、お魚捌きチャレンジです。

シロギスは腹開きに、メゴチは松葉開きにしていきます。
小型のものは、カラアゲ様に捌いてもらうようにし、
彼らの包丁の使いっぷりを試してみました。


全ての下処理が終わったのは午後3時頃となりました。
そ今宵はシロギス料理のパーティーパーティーです。

キャンプ場周辺に自生している、
ウド・たらの芽・ヨモギ・タンポポの葉っぱなども、
天ぷらにして、オンザライスで食べました!!

ふわふわ、サクサク、絶品です。
2日目の海の幸もおいしく戴きました(*^_^*)/

さあ、今宵は夜の海にも繰り出しますよ!!

写真は上から

1枚目
お見事!!良型シロギス一荷です。

2枚目
さあ、シロギスちゃんを捌きましう!!

3枚目
そうそう。まだ、いっぱいあるよ(^v^)/

4枚目
シロギスが綺麗な腹開きになりました。
手前は骨せんべい用の中骨です。







2019/06/03 8:40:35|活動報告
令和最初の『水辺のアクティビティー実習』2(磯を食らう)

2日目の朝は案の定、雨・・・。
風も強くて、このままでは海あそびなんて、
危なくてさせられません。

でも、頼みの綱は、午後から天気が回復する―。
って、云う予報に頼るしかありません。

お昼には雨があがる予報であれば、
午前中、学生達のモチベーションを維持できる、
海あそびにつながる活動って何があるだろう!?


今日から糸魚川市にある海が間近のキャンプ場で、
海の幸を現場で手に入れて、
その食材で2泊を過ごすのです。

食材ゲットのフィールドは、
今日が磯場で、明日が海釣りとなります。
ならば―。って、云う事で、
最初に出向いたのが、上越市にある、
日本海の幸が集まる「お魚センター」へ、向かいました。

開店直後に入店すると、仕入れて来た、
お魚たちを店頭に並べている真っ最中。
どんなお魚が並び、より新鮮な魚を見極める、
いわゆる「目利き」に、挑戦しようとなりました。

最初に目に入ったのが、
色んなお魚が一箱幾らで売られている、
俗に言う「トロ箱売り」の、お魚さんたちでした。
カナガシラや、小型のムラソイ・ウマズラハギなど、
バリエーションも、色々あって、
見ているだけで楽しかったし、
学生達も、興味深々でありました(*^_^*)

そして、ひょっとしたらフィールドに
出られないかもしれない場合も考慮して、
ハナダイを1尾、尾頭付きで購入しました。
割とお手頃なお値段でゲットできました。

お魚センターを出る頃、
予報の通りに青空が見えて来ました。

キャンプ場にチェックインして、
テントサイトも作り終えた午後2時―。

磯あそびのフィールドへ向かいました。
当所は、弁天島での活動の予定でしたが、
風が残って、やや波が高かったので、
能生漁港内の某ポイントで、
活動を行う事としました。

テトラポッドと、小さな岩場が点在して、
海藻もたくさんあるので、
生きものは、結構たくさん見つけられます。

食べる食べないは別にして、
「先ずは色々見つけてみよう!!」
そう云う事になりました。

すると・・・
繁茂した海藻の森の中にいたのが、アミメハギの幼魚
「口で海藻を噛んで、
   大きくなるまで揺りかごにするんだよ」
「へぇ〜」
観察の中でケースで泳ぐ姿も、
めちゃカワイイです。

とっても綺麗なウミウシも、
ドカンと大きなアメフラシも見つけました。

そして、砂地の底が見えてた場所では、
シロギスちゃんが群れているのを見つけ、
相棒の先生が、やおら「のべ竿」を、出して、
シロギスをサイトフィッシング!!

しかも、のべ竿ですから引きも強かった様です。
なので、相棒先生にシロギス釣りは任せて、
学生達は、食材ゲットに夢中です。
明日の釣りは、シロギス釣りで決まりですね(^◇^)

さて、学生達が目を付けたのは、磯の貝―
結構、食べられる貝ってたくさんあるんです。

種類で云うと、
イシダタミガイ・バテイラ・マツバガイ・・・
30分余りで、結構な収穫となりました!!

今夜は、採取した食材を使って、
シーフードカレーを皆で作ります!!

カレー完成まで待てない学生達は、
豪快に貝の網焼き!!
焼き立ての貝に、お醤油をかけてパクリ

「うめー」
「サイコー」

海の幸は、偉大です。
シーフードカレーも絶品でした!!

夜は、急に冷え込んで寒かったけれど、
2日目の「磯を食らう」は、大成功でした!!

但し、こうした活動は、むやみに知識無く行うと、
第一種共同漁業権に抵触してしまう事もあります。

採っても大丈夫な生きものたちを
節度を持って、食べる分だけ戴きました。

※注 教育目的として許可を得て活動しています。

写真は上から

1枚目
こうしたテトラの合間にもいるんです!!

2枚目
自分で捕まえたウミウシに見とれる・・・

3枚目
マツバガイの豪快網焼き!!

4枚目
すっかり暗くなって、ランタンの灯りで
シーフードカレ〜!!