8月19日の朝も、まだ冷え込みが続いていました。 昨夜は、ちゃんと寝られたでしょうか・・・ きっと、あまりの寒さにまんじりとしない、 眠れない夜を過ごした子が多かったかもしれません。
朝の6時に彼らがキャンプを張る、 八ヶ岳のテントサイトへ着くと、 吐く息が白く煙るほどでした。
今日は2日目―。 命に触れる体験をたくさんする日です。 川俣川での渓流釣り体験、 そして、牧場での馬のお世話や乗馬の体験、 海では釣りをする機会があっても、 なかなか渓流釣りは、島ではできない体験ですし、 釣った魚は、自分達で捌いて、焼いて食べますし、
牧場では、馬舎のお掃除や、 馬体のブラッシング、 そして乗馬の体験と、馬と触れ合って、 命の尊さと、命の輝きを体感します・
特に釣りの方は、タイソンの専門分野ですから、 ガッチリ手伝うつもりで、 フィッシングベストもバッチリ着て来ました。
朝食の後、バスに乗って川俣川へ移動。 さあ、たくさん釣っちゃいましょう!!
川原で漁協の方からレクチャーを聞き、 いよいよ体験スタート!!
去年も来てくれた子もいたし、 普段から釣りが好きな子もいるので、 コツさえつかめば、直ぐに釣れだします。 が、やっぱり、水温が低いのか、 去年よりかは、スタートが遅かったかなあ・・・
で、釣った子の写真を撮ってあげたり、 飲み込んでしまった釣り針を外してあげたり、 流すポイントをアドバイスしてあげたりと、 まるで自分が「水を得た魚―」みたいに、 張り切っていた矢先でありました。
飲み込んだ魚の処理で、 手が汚れてしまったので、 川の水で、手を洗おうとした瞬間でした。
すっと、赤い物体がポケットから滑り落ち、 石を伝ってポチャン・・・( ;∀;) や、やってまった・・・
結構深い所に見えていて、 なんとかデータだけは回収したくって、 あの手この手で拾おうとしてみましたが、 あえなく撃沈・・・
それ以降ずっと拾う方に費やしてしまったので、 指導のつもりが、その場でジエンド―。
それでも、焼いてくれたお魚は、 美味しかったなあ・・・
で、いつも残った魚を、 燻製にするのでありますが、 人数分にちと足りない―。
なんてことがあって、 じゃあ、その分は釣りキチ2人で釣っちゃいましょう!! って云うことで、山梨の指導者のNさんと、 釣り始めたのですが、不覚にも夢中になってしまい、 気づいたら、本隊は牧場に行ってしまった・・・ ま、また、やってまった・・・
もう、自分にできるサポートといえば、 燻製用に余分に釣ってきたお魚を捌いて、 準備するくらいしかありません。
きっと牧場では、オーナーが厳しくも、 命に関わる仕事の大切さを、 諭すように、今年も伝えてくれた事でしょう。
命には「後で・・・」は、無い事や、 人と馬との繋がりも、アツく語ってくれた事でしょう。
帰ってきた子供たちから、 充実した様子が伺えましたよ。
それに、今年初めてのVLも、 「いやあ、深いお話が聴けた・・・」と、 痛く感激して話してくれました。
この日の夜に予定されていた、 「ナイト追跡」は、寒さから中止になり、 せめてもの罪滅ぼしとして、 代替えのプログラムとして、 夜の自然体感アクティビティーを、 やらせて戴きました。
夜は色んな音に満ち溢れています。 風が木々を揺らす音。 松ぼっくりがポトンと地面に落ちた音。 獣かな?鳥かな?鳴き声も聞こえます。 草むらからは、もう秋の虫の音も聞こえていました。
そんな音を味わいながら、 夜の自然を楽しんでもらいました。
明日は3日目。 事後研修の日です。
山梨の子ども達との再会です。 おもてなしのお料理は、 そばを打って、一緒に食べますよ。
明日も楽しみだ!! |