ワカサギ釣りの授業の翌日、 こちらも恒例となった、 『水辺の環境教育学』の、授業です。 昨日とは、違う学生達です。
この授業の中で、毎年取り組んでいるのが、 自分が、環境教育の仲間と一緒に作り上げた、 「魚釣り」を、環境教育のツールとして、 実践するためのプログラムである、 『エコフィッシングプログラム』の、体験と理解です。
そして、メインとなる 魚の体の理解や、命を処して食材とする料理、 そして、その命をいただく食育的観点など、 釣ったつもりで魚料理―。の、授業がこの日でした。
前週に、何を作るかメニューを決めて、 この日の午前中に、自分が鮮魚市場から 鮮魚を買って来ました。
で、今年のメニューは、こうなりました。
ご飯もの・・・鯛めし 汁物・・・・ たら汁 煮物・・・ 鯛のかぶと煮 お造り・・・いかと鯛のお刺身 洋皿・・・イカスミのパスタ
以上の5品を作る事になりました。
買ってきた魚は、 真鯛2尾(小ぶりのもの) スケソウダラ1尾(マダラがなかったので) アオリイカ1パイ(1キロくらいのもの) と、具材にするお野菜などです。
まずは、真鯛の捌き方からレクチャー、 ウロコを引いて、3枚おろしにし、 かぶと(頭)を、なし割りにする。これが1尾
もう1尾は、ウロコを引いて、 はらわたを抜き、飾り包丁を入れて、 鯛めし用に捌きます。
これにチャレンジしたのは、2名の女性陣。 一方、男性陣は、アオリイカを捌きます。 今回はイカスミパスタを作るので、アオリイカです。
頭部に指を入れて、内臓と、甲羅を外します。 アオリイカの甲羅は、透明です。 肝を覆う様にスミ袋があるので、 それを潰さないように慎重に外しました。
その後、えんぺら部分と胴体部分の皮を、 きれいに外す工程にチャレンジしました。
自分は、チョッと学生には難しいので、 タラを捌きました。身が柔らかいので、 普通の3枚おろしの様にはいきません。
包丁を支えにして手で上身と下身を分けていきます。 運よく「たらこ」が、入っていたので、 それは、かぶとと一緒に煮ることにしました。
マダラの眞子は大きいので、 普段、一般の人が「たらこ」と、呼ぶのは、 スケソウダラの眞子の事を指します。
ほどなく、鯛めしが完成!! 「おお、湯気の向こうがめでたいぞぉ」
同時にかぶと煮も、いい感じとなり、 お刺身、たい汁も、次々に完成し、 学校のロビーにしつらえたテーブルに、 次々にごちそうが並んでいきます。
最後に、イカスミパスタも無事完成!! 授業時間の15分くらい前に、やっとこ完成して、 他の学生達も巻き込んで、大試食会となりました。
美味しかったですよ〜!!
写真は上から、
1枚目・・・マダイの3枚おろし
2枚目・・・アオリイカの皮をはぐ
3枚目・・・イカスミの袋が破れません様に・・・
4枚目・・・他の学生達も参入して、 大試食会になりました!!
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