夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2024/09/01 10:00:00|活動報告
事前研修会(大成功の予感でした!!)

皆様、おはようございます。

動きが遅いうえに、威力は次第に衰えてはいても、
台風10号台風の影響が、未だ続いています。
特に、大雨に厳重な注意が必要だと思います。

どうかどうか、
今後の進路予測に留意戴いて、
命を守るための最善策を尽くして下さい。
過信は、絶対に禁物です。

そして、今日9月1日は、
『防災の日』でも、あります。

今から101年前、
関東大震災が発災したのが9月1日です。

過去の震災の記憶を、現在に引き継いで、
防災の意識を高めるために、
政府が、1960年に制定しました。

折しも、
そんな日に、大災害になり得る台風が、
日本列島にダメージを与え続けています。

自分にできる最大限の、
防災意識をしっかり持って、行動して下さい。

ところで、
防災には、備えが不可欠でありますが、

今日は、海洋道中の八丈島でのキャンプの、
無事な遂行に備えた、事前研修会の模様を、
報告させて戴きたいと思います。

事前研修会は、
去る7月の6日(土)・7日(日)の週末、
1泊2日で行われました。

昨年度から、より現地で活動しやすいようにと、
県立八ヶ岳少年自然の家をメイン会場として、
周辺の施設も利用して、
基本テント泊で行う事になりました。

1日目は、スノーケリングの実習と、
課題解決型のゲームを体験しました。
次第に、協力し合う姿が見えて来ましたョ幸せ

キャンプ地の環境も意識して、
ゴミを出さない工夫や、
アイディアも出し合いました(写真2枚目)

その後は、野外炊事として、
手打ちの「ほうとう」を、作りました。

鉈による「薪割り」や、
火の付け方も、同時進行で学びます。

1日目の最後は、班の係決めと、
サバイバル踏破のコース決めや、
班別自主活動に何をするかなどを話し合い、
めいっぱい時間を使って終了しました。

さあ、明日はテントアップ・ブレイクの実践です。
上手く建てられるかな・・・

現地では、自分達でテントを建てますが、
八ヶ岳少年自然の家は、
ドーム型の常設テントです(写真1枚目)

なので、テントアップと、ブレイクの実習は、
島で使うテントと同じ型の、
10人用のA型テントを使いました。

素早いテントアップの見本として、
先ずは、指導者とVLのチームが実践して、
子ども達にデモンストレーションを見せました。

自分は、手順を示しながら解説役です。

指導者チームは、テントを建てて、倒して、
30分未満でやり終えました。

さすがです!!

協力し合えば、
みんなも、これくらいでできるよ―グッド

と、いざスタート!!

苦労した班もあれば、
指導者チームと同じくらいの速さで、
テントアップ・ブレイクを終えた班もあり、
それぞれの班の課題も見えて来た様です。

続いて食事用のタープの設営(写真3枚目)
でしたが、
そこまで、たどり着けなかった班もありました。

まだまだこれから!!
本番に向けて、ガンバレグー

その後は、
場所を本館(室内)に移して、
パッキングの実習です。

ザックの正しい使い方や、
ストラップの効果を最大にするパッキングを、
皆で共有し、

自分の荷物は自分で詰める―
を、約束して終了。

その後は、1日目の踏破・自主活動の、
議論を深め、おおよそ決定しました。

そして、最後の最後に、
15分限定の、環境学習ワークショップ!!

「えんたくん」と、呼ばれる丸いボードを使って、
ワールドカフェの要領(写真4枚目)で、
各班に、「○班の環境目標」を、
決めてもらって発表して、決意表明!!

2日間、ビッシリのスケジュールをこなして、
子ども達の表情に、自信が浮かんだ一方で、
相当に疲れたご様子・・・

身体とアタマをフル回転して、頑張った成果は、
きっと、八丈島で発揮される事でしょうグッド

大成功の予感がした、
今年の事前研修会でした。

さあ、待ってろ八丈!!

 







2024/08/20 10:00:00|活動報告
子ども達を迎えるにあたっって(VL研修会)

皆様おはようございます。

8月18日、
本来は八丈の子ども達と共に活動する筈だった、
事後研修会が、無事に終わりました。

しっかりと、全員で反省をして、
来期に繋がる、素晴らしい研修でした。

この事後研修を以て、
今年の海洋道中は、幕を閉じました。

そして、子ども達を一番近くで支え続けた、
4人のボランティアリーダー(以下VL)達に、
心からの感謝と、賛辞を、伝えたいと思っています。

思えば今回の4人も、
決して、すんなり決まった訳ではありませんでした。

今年も早い段階で、
候補者のリストを戴き人選をしましたが、

大学生である彼らは、本来は勉学が本業―本

期末テストが、海洋道中の期間に被ってしまったり、
一度決まりかけて、辞退したりと、難航しました。

毎年このVLの選出と、指導が、
ヘッドカウンセラーであるワタクシの、
最大の仕事となります。

パーを挙げてくれても、
誰でもOKと云う訳ではありません。

彼らが参加者として来た時の、
活動の様子や、性格、
やる気、他者を思い遣れる心など、
総合的に見極めて人選しています。

そして、
最終的に残ったのが、今年のVLメンバー達でした。

昨年度から継続のメンバーが2人、
そして、
新規のメンバーが2人と云う、構成となりました。

なお、にこ、おすぎ、いづ
この4人に、班を委ね、共に活動してもらいます。

さて、
32名の内定者が集まって、事業について説明した
事前説明会―(今年は6月23日)

に、初めて子ども達と顔を合わせた彼らが、
その翌週に行ったのが、1泊2日のVL研修でした。

初日のスノーケリング研修から、
テントアップ・ブレイクの研修。

食事用のタープの張り方の研修。
それに合わせての、ロープワークの研修。

夜も、ナビゲーション研修として、
サバイバルのコースの検討を行いました。

2日目は、メンタル面の研修と、
リスク管理の研修・・・etc

2日間、ほぼノンストップで繰り返される研修に、
本当に、必死に彼らはついて来ました。

2年目のリーダーも、初心に帰って、
懸命に学んでくれました。

その成果がいかんなく、現地研修で発揮され、
本当に充実した、現地研修になりました。

途中1名、
体調不良でサバイバルを完歩できなかったリーダーも、
自分にできる事を探して、子ども達を支えてくれました。

この4名に、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとう。そして、お疲れ様でした。

この言葉しか掛けられませんが、
それこそ、これが全てだと思っています。

VL達に憧れたラブ今年のメンバー達から、
また何年か後に、VLになりたい―

と、手を挙げてパーくれる事でしょう。

その気持ちこそが、永年に渡って、
この海洋道中が続いて来た「原動力」です。

VL研修での、
彼らの様子を写した写真を貼りました。

本当に、本当に、ありがとう!!
 







2024/08/16 10:00:00|お知らせ
八丈島の子ども達との再交流会は中止になりました(涙)

皆様、おはようございます。
今日は、台風7号に最も注意を払う日です。

決して過信する事はせず、
「命」を守るための、最善の方法を選択して下さい。

そして、本来は山梨に今日やって来る筈だった、
23名の八丈島の子ども達は、
台風で移動の手段を断たれてしまいました。

従って、山梨での再交流会は、
誠に残念ではありますが、
「中止」と、なってしまいました。

30年以上も続く相互の交流の中で、
おそらく初めての、島外体験学習事業の中止です。

清里の少年自然の家のキャンプ場をベースに、
交流会の他にも、ハイキングや、フルーツ狩り、
そして、島では体験できない
アイススケート体験なども予定されて居ました。

自分もキャンプ中は、帯同する予定でありました。
山梨の子ども達も、とっても楽しみにしていました。

交流会では、山梨の郷土料理「ほうとう」を、
一緒に作って食べたり、

少年自然の家では、
施設のテッパンプログラムである、『冒険ハイク』も、
班対抗で、一緒にする事になっていました。

事後研修は、18日の日曜日―
山梨の子ども達のみの、
少し寂しい研修会となってしまいます。

が、これも自然の出来事であり、
安全こそ、体験の最大の目的です。
「中止」の判断は、最善策だったと確信します。

互いの地で、
互いの事に思いを馳せながら活動する―
我々は、離れていても「仲間」ですからっ!!

決して、
山梨と八丈島とが共に紡いできた「絆」は、
切れる事はありません。

八丈島の子ども達は、
状況が許せば、中学3年生まで何度も参加できます。

また来年も、待ってるよ幸せ

とにかく、台風に気を付けて過ごして下さい。

写真は、
事前研修で練習した「ほうとう」作りの様子と、
美味しかった「ほうとう」です。

食べて欲しかったな・・・

 







2024/08/15 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2024のご報告1(無事に帰還)

皆様おはようございます。

お盆休み中ですが、いかがお過ごしでしょうか!?
最終盤に台風7号台風が上陸―
そんな予報が出て居ります。

よりによってお盆かよ!!

きっと、
そんな思いで進路予想を注視されている事と、
お察し致しますよろよろ

この日に合せて、
旅行飛行機やレジャー車から、
戻って来られる方も多い事でしょう新幹線
交通の混乱や事故が起らない事を祈るばかりです。

さて、8月9日の深夜、
8泊9日の現地研修を終えて、

やまなし少年海洋道中の一行は、
無事に山梨に戻って参りました。

が、竹芝に着いた途端に、
指導者全員の携帯のアラームがけたたましく鳴って、
神奈川県内の地震の、第一報が流れました。

桟橋前広場の中央に移動して、
揺れに備えたのですが、

直前まで船船に揺られていたせいなのか、
我々が、大きな揺れを感じる事はありませんでした。

が、後の情報では、
神奈川県内で最大震度が、5強困った
東京23区内でも震度3だったそうで、
直ぐに中央道の一部区間に、
不通区間車NGが出ました。

その結果、道路が混雑し、
山梨県庁にバスが着いたのは、
なんと深夜の2時前ムンクでした。

それでも、全員が充実した表情をしていて、
でっかい体験を紡いでくれた事を実感・・・

今夜は、ゆっくり自宅で寝ろしよ〜

長い海洋道中の歴史の中で初めて、
バスの中での解団式となりました。

ワタクシの後頭部、疲れ切って居ります怒る
この後、背中で海洋道中のテーマソング
『愛のテーマ』の、大合唱を聴きました。

やっぱ、ええなあ幸せ 





 







2024/07/29 10:00:00|活動報告
今年もキープの森で「持ってる参加者」に恵まれて・・・

皆様、おはようございます。

ついに、パリオリンピックが始まりました。
にしても、テムズ川での、
雨中の開会式には、賛否両論ありそうですねスマイル

さてさて、
今日は、ちょいと前の活動について、
報告させて戴きますねグッド

タイトルに、
「今年も・・・」と、ある様に、
昨年に引き続いて、機会を戴いた活動です。

と、云うか、
今年で3年連続のオファー
本当に、有り難い限りです。

場所は、「キープの森で・・・」

ですから、
清里にあるキープ協会が管理する、
広大な森に流れる小さな川で行った、
水生生物観察会の報告です。

夏休み直前の3連休だった、7月13日〜15日。
この最初の土曜日(13日)と、
日曜日(14日)に、実施致しました。

山梨県が推進する「育水(いくすい)」事業の、
一環としての活動です。

「水辺の生きものと森」と、題したプログラムの、
講師をさせて戴きました。

今年も、『いきものみっけ隊』として、
隊長を、仰せつかりました。

ですが、この3連休は、
まだ梅雨が明けていなくって、
しかも前日は、終日の雨雨

加えて、気温も下がってしまって、
明日の晴天を、祈るばかりでした。

それでなくても標高の高いエリアですから、
雨なんか降れば、「ざぶざぶ」どころか、

「さぶいさぶい」と、クレームありそう・・・

なので、
もし明日も雨だったら、
温かい飲み物と、できればストーブとか、
用意して置いて欲しい―

本気で、提案しようと考えて居りました。

がっ、
今年の参加者の皆さんは、持ってましたねぇ!!
奇跡的に、活動中は殆ど雨に降られ事なく、

ワイルイドに、アクティブに、
ざぶざぶ川に入って活動できちゃいましたぁ

では、2日間のハイライトを紹介しますね。

13日の回―

前記の通り、
前日は終日の雨雨

川は水量多め。

なので、

今年は予め、
秘密兵器を、忍ばせて臨みました。

それは、ちょっと頑丈な手網です。

そして、川上りのセクションでは、
最後尾に下がって、

「いきもの」が、いそうなポイントを、
川底の小石ごと、底の土ごと、

落ち葉までも、
いっさいがっさい一緒に、
ガサガサしながら、
しれっと、川上りの列について行きました。

特に確認はしなかったのですが、
網の中では、何かいきもの達が、
うごめいて居りました。

そして、クライマックスの採集タイムの前に、
網から「いきもの達」を、
先に見つけてもらいました。

そして、
採れていた「いきもの」に、歓声も上がる中、
採り方のレクチャーを行ったところ、
色んなアイディアも出て来ましたョチョキ

さあ、
コツを共有したので、いざチャレンジ!!

ポイントの予想を付けては、
色んな方法でチャレンジ!!

直ぐに、「採れた〜!!」とか、

「うわっ、何だコレ!?」

などと、
あちこちで歓声が上がっていました。

この日は、モンカゲロウの幼虫が、
結構たくさん採れていました。

モンカゲロウは昆虫でありながら、
ほら、水の中をすいすい・・・

って、云う事は、エラで呼吸ができるって事。
なんだよね〜!!

背中でピラピラとせわしく動いているのが、
「エラ」なんだよ!!

その他にも、トビケラの幼虫も、
いっぱい見つかりましたよチョキ

ヤゴも、結構な数が採れていました。

それと、ゼリー状のカプセルに覆われた、
「何かの卵塊」を、
見つけてくれた子もいました。

自分も、何だか分からなくって、
その場では、それ以上は調べられませんでした悲しい

けれど、卵は命の塊だけに、
ちゃんと調べてあげたかったなあ・・・

そんなこんなで、1日目は終了

明日も予報は雨雨
けれど、午後から崩れるみたい・・・

なんとか、もってくれ〜!!

で、迎えた翌日14日の回―

案の定、朝からどんよりで、
今にも泣き出しそうな空模様・・・

それでも、
たくさんの参加者が集まって下さいました。

なので、可能な限り採取の時間を確保して、
降り出す前に、終えられたらいいね・・・。
と、昨日のふりかえりで、共有しました。

そこで、参加者同士が自己紹介する時間は、
全体ではカットして、
グループ毎に行う事としました。

オープニングセッションが済んだら、
早速、フィールドへ繰り出しました。

昨日以上に、ノリの良い皆さんで、
森に入る前にも、いきものを見つけます。

さて、2日の最大の目玉は、

なんと云っても、
オニヤンマの羽化の最中を、
全員で目撃できた事です。

発見者は、1年生の男の子
自分の「抜け殻」に、
しっかりと掴まって、
羽根を延ばしているところです。

左の写真、見て下さい。
ねっ、こんな素敵な偶然に遭遇できたなんて、
やっぱり、参加者さんが持ってるからですよね幸せ

オニヤンマ、ギンヤンマ・・・
ヤゴがいっぱい採れました。

ある男の子は、持って帰って羽化させたい―
って、云ってくれたので、
是非チャレンジしてみてと、
飼育のコツを伝授しました。

無事にトンボになれるといいね。

観察タイムでは、
しっかり細部まで観察してくれた子が
とっても、多かったです。

最後の『まなびの時間』では、

どうして、森と水辺がつながっているのか。

森の旧字も使って解説してみました。
雨が木立に降り注いで、土に浸み入る―

土は、その水を湛えて、蓄えて保水し、
やがて、それが小さな流れを作る。

その水は、森の栄養分を、
たくさん蓄えていて、
それを水辺の生きもの達が食べて命を繋ぐ・・・

清らかで、豊かな水。
それこそ、山梨県の宝ものです。

2日目の活動が終了後、
キープの森に、再び雨が降り注ぎました。

またこの水が、
新しい命を、育んでくれる事でしょう。

持ってる参加者の皆様に恵まれた、
素晴らしい2日間でした。

皆様、お疲れ様でした。
そして、本当にありがとうございました。