夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2015/09/20 22:11:00|活動報告
やまなし少年海洋道中 2015レポート13 ヤッホーの丘

事後研修の交流会の一コマ

冒険ハイクのアトラクションの一つに
『ヤッホーの丘』と、云う課題があります。

この施設の広大な敷地の一角にあるのが、
【野草の丘】と、云って、
見渡す限り、草原が広がっています。

ここは、あの『花子とアン』の、
オープニングで、花子が風に乗って飛んで来た
帽子を拾う場面のロケ地で、
ドラマでは、富士山をここから眺めていましたが、
その背中側には、八ケ岳がそびえ立っています。

その名峰「八ケ岳」に、向かって、
グループ全員で声を合せて、
「ヤッホー」と、3回叫ぶ―。
と、云うのがここでの課題。

森に仕掛けられたアトラクションを抜けて、
視界が開けたら「叫ぶ」と、云う演出となっています。

各グループの絶叫をどうぞ(*^_^*)







2015/09/19 13:28:00|活動報告
やまなし少年海洋道中 2015レポート12 事後研修

前回のレポートで、今年度の海洋道中の、
現地研修の報告は終わりました。
が、やはり、事後研修についても、
しっかり、報告させて戴きますね!!

八丈島で、交流会やキャンプファイヤーで、
すっかり「友達」に、なった、
山梨の子供達と、八丈島の子供達が、
今度は、周りを山々に囲まれた、
山梨の地へお招きして、新ためて交流を図ります。

富士山、八ヶ岳、南アルプスの山々が見守る、
高原の町「清里」に、ある、
「八ヶ岳青少年自然の家」で、
八丈の小中学生たちは、8月17日から、
島外体験学習派遣団として、様々な体験を重ねています。

初日の「火お越し体験」に、始まり、
18日は、渓流つりにチャレンジし、川で遊んで、

そして、この8月19日が、事後研修の日でした。
八丈の子供達は、朝から「そば打ち体験―」
このそばを、山梨の子供達と一緒に食べるのです。

地元の「そば打ちお母さん」方に、
ご指導を賜りながら、懸命に打ってくれていました。

一方、山梨の子供達は、
県内各地から、ほぼみんな自分の力で、やって来ました。
高原列車の「小海線」に、乗って、
10日ぶりに顔を合わせたのです。

すぐに始まる、八丈島の話し・・・。
写真の交換をしたり、本当に嬉しそうです。

先ずは、来年また八丈に行く後輩たちのために、
しっかりと、反省会を行いました。

係り毎に、班毎に、とても有意義なふりかえりをして、
来年度に引き継ぐ課題を示してくれました。

続いて、この先も、ずっと仲間でいるための、
友の会の結成―。
会長と、副会長が決まりました。
ここからは、子供達が、この友の会を、
運営していくのです。
会長には、ちょっと意外なメンバーが、
立候補しましたよ(笑)

さて、いよいよ、交流会へ突入です。
先ずは、美味しいそばを囲んでの昼食―。
久しぶりの再会に、
どの班も、とても盛り上がって楽しそうです。

交流会のメインは、「冒険ハイク」
自然の家の広大な敷地にセッティングされた、
様々なアトラクションを、メンバー全員で協力しながら、
制覇するというもので、
なかなか一筋縄ではいかない「課題」を、
クリアーしないと、前に進めません。

が、ここでも、チーム力が高まったメンバー達は、
次々と課題を克服して、時間内に戻って来ました。

そして、今日は八丈の子供達が企画した、
「交流会の終了式」
それぞれの代表が、お互いの絆を語ってくれました。

雄大な八ヶ岳をバックに、全員で記念撮影―。

そして、お別れの時・・・
八丈の子供達がアーチを作ってくれて、
山梨の子供達が、それをくぐって、
笑顔で再会を誓いました。

「また会おうね!!」
そんな会話がいっぱい聴こえていました。

これからも、海を、山を、時を越えて、
ずっと仲良くいられますように・・・

写真は上から

1枚目 しっかりと反省会を行う1班のメンバー達

2枚目 山梨での再会で、手打ちそばを戴きました!!

3枚目 交流会を終えて、全員で記念撮影!!

4枚目 八丈の子供達がつくってくれたアーチは、
     未来へ続く「友情」の、トンネル!!







2015/09/13 21:29:22|活動報告
やまなし少年海洋道中 2015レポート11エピローグ(八丈点描)

海洋道中の日々を綴って来たレポート、
いかがでしたか・・・。

8泊9日の全てが、キラキラ輝いていた日々でした。
今年の子供達は、本当によく頑張ってくれて、
大きな感動を、たくさん与えてくれました。
そんな50人の仲間達に、
心から「ありがとう」を、
伝えたい気持ちでいっぱいです。

八丈島の自然は、いつ行っても、
美しく、そして、変わらずそこにあります。
その、「懐」が、深い、自然に抱かれて、
「でっかい体験」が、毎年できているのです。

そんな、八丈の自然を切り取ったスナップです。

この自然もまた、子供達の頑張りに、
きっと、エールを送ってくれた事でしょう。

それでは、ゆっくりご覧下さい。


写真は上から

どこまでも碧い『藍ヶ江』の入江(2班ビバーク地)

遥かなる大坂―
 下から見上げると空に伸びて行くような坂が続きます

 (全班が、踏破で登って下りました)

八丈を代表する風景
 『玉石垣(六方積み)』 ふるさと村
 (4班が踏破中、ここで食事を摂りました)

登龍峠から眼下を見おろす
 橘丸が見えます
(全班が、踏破で登って下りました)







2015/09/13 10:11:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2015レポート10ボランティアリーダー達へ

次第に、東京に近付く中、
ボランティアリーダーは、
自分の班のメンバーを集めて、
最後のミーティングに臨みました。

事前研修で初めて班のメンバーが決まり、
八丈島での現地研修で、
子供達との「絆」を、深めていった5人―

万感の思いを込めて、
メンバー一人ひとりに、メッセージを贈りました。
子供達は、まっすぐにリーダーを見て、
ひと言も聴き逃すまいと、耳を傾けています。

笑顔と、涙が、一気に溢れて、
どの班も、素晴らしい「ふりかえり」を、していました。
そして、リーダーと一緒に班を支えてくれた、
カウンセラー、活動支援の指導者も、
一緒に分かち合う事ができました。

思えば、なかなか決まらなかった、
今年のボランティアリーダー。

研修も、悪天候や、急なアクシデントがあって、
思う様に進みませんでした。
テントアップの研修日は雨・・・
ぶっつけ本番の事前研修でした。

かまど作りの研修は、現地研修の直前でした。
だから、島でかまどが壊れてしまった班もありました。

でも、最初の研修で、皆に伝えた事―。
「リーダーも、子供達と一緒に考え、
一緒に失敗もして、共に成長して欲しい・・・」

 「指導をするのではなく、支援し続けて欲しい・・・」

彼らもきっと自問自答を重ね、
自らの「リーダー像」を、描きながら、
この現地研修に臨んでくれた事でしょう。

始まってみれば、
子供達の誰もが、リーダーを信頼し、
時には背中を押し、
お互いが、なくてはならない存在―
に、なれました。

自分は最後の研修で、
「みんなを信じているから、これ以上何も云う事は無いよ」
と、島では彼らの支援の、それぞれのカタチに、
ひと言も介入しませんでした。

班別のミーティングは、
日を重ねるにつれ、活性化し、
メンバー全員が、お互いを認め合って、
トラブルも、チョッとしたいざこざも、
乗り越えていってくれました。

彼らの、心の優しさ、強さ、柔軟さに、
自分も教えられ、勇気づけられました。

このメンバーでいこう!!
決断が正しかった事に安堵し、
彼らの頑張りを、とても誇らしく思いました。

チームワークは最高でした。
笑顔も最高でした。

きっと、今年の海洋道中の全てのメンバーが、
この5人の事を讃えるでしょう。

改めて、心から感謝したいと思います。
本当に、本当に、ありがとう・・・

だいちゃん、なぁちゃん、ホエール、
テル、かっちゃん、

最高の5人と築く事ができた、
自分にとっても、最高の夏でした。

写真は上から

1枚目
目には涙が光っていますが、懸命に思いを伝えた、
 唯一、社会人からリーダーになってくれたホエール3班
2枚目
 橘丸の船室で、だいちゃんからのメッセージ1班

3枚目
 日に日にリーダーらしくなったテルに、
  メンバーから、最高の笑顔をもらいました。

4枚目
 涙と笑顔、どっちも弾けた、
 ひまわりの様な2班のリーダー、なぁちゃんでした







2015/09/12 14:30:00|活動報告
やまなし少年海洋道中 2015レポート 9 離島の日

空はどんよりと曇り、
風は生暖かく、次第に強さを増して来ました。

我々が八丈を離れるというそのひになって、
台風14号が、音もなく忍び寄って来たのです。

「おそらく、今日の欠航はないでしょう」
そんな見解でしたが、うねりがひどくなれば、
三宅島から引き返してしまうこともあるので、
「延泊」の、覚悟だけは、していおかないといけません。

例年の「離島の日」には、
三根公民館で、離島式を行うのですが、
万全を期して、先に底土に行っておこう―。
そんな判断をして、急遽、
離島式は、底土港の、歓迎セレモニーを行った、
広場で行うことになりました。

早目、早目に、準備して、
自分の先導で、底土へ向かいます。
そんな合間にも、雲はだんだん厚くなり、
風も徐々に強さを増して来ました。
そして、着いたとたんに雨が強まり、
そのまま、東海汽船の待合所の、
2階へエスケープ。
そこで、離島式を行う事となりました。

教育長さまから、お別れのコメントを賜り、
心からの感謝を込めて、
我々も御礼の言葉を伝えました。
そして、また後日、
八丈の小中学生達が、山梨に来てくれるのを、
心からお待ちしている事も伝えました。

今日は、八丈富士のてっぺんも雲に覆われ、
記念撮影は、外ではなく、屋上で行いました。
もう、帽子が風で飛ばされそうな程でした。

潮は濁り、堤防には既に波が打ち寄せ、
停泊中の船も、大きく揺れています。
そこに、橘丸も、右に、左に
傾きながら、揺れながら、必死の着岸―。

もう、おそらく御蔵島には寄れないし、
着岸して、準備が出来次第に、
直ぐに出航すると言うアナウンスがありました。
早目の行動が、功を奏しました。

見送りの八丈太鼓の音に押されて、
何とか全員、橘丸に乗る事ができました。
が、停泊中も上下に揺れるので、
もうこの時には、何人か船酔いMAX状態・・・

それでも、デッキぬいみんな上がって来て、
見送りに来てくれた方達に、
「ありがとー!!」と、叫び続けながら、
大きく、大きく、手を振り続けました。

アヤパンマンも、駆けつけてくれ、
離れていく船を、追いかけて来ます!!
その姿が小さく、小さくなっても、
手を振り続けた、子供達でした。

が、頑張りもここまでの子が多く、
三宅島までは、半数以上がダウンで、
いつもなら、盛況のはずの「操舵室の見学」が、
なんとも、寂しい状況になってしまいました。
これには、船長さんも、スタッフの方々も、
苦笑いだったことでしょう。
でも、仕方ないもんね。

自分は、逆に揺れが心地よくて、
操舵室でウトウト・・・汗
でも、その時に出た、子供からの質問に、
ビクっと、反応―。
何を聞いたかというと、
「皆さんは、船酔いしないんですか?」
素朴な疑問を聞いてみました。
そしたら、
「酔っていたら、仕事になりませんもんね・・・」
と、笑顔でさらっと答えて下さって、
きっと、その時、操舵室に残っていた子が、
共通に感じたのは、「カッケーッ!!」
って、事だったと思います。

お昼ごはんの後は、
つ、ついにおやつと、買い物も解禁!!
ハ○ゲ○ダ○ツの、アイスの自販機は、
子供達の格好のターゲット―。
だって、普段は食べさせてもらえないみたいですよ(笑)

三宅島を過ぎた頃には、
波も次第に穏やかになり、
多くの子が起き出して来ました。

だんだんと、東京が、現実が、近づいて来ます。
そして、東京湾に差し掛かった頃、

各班の最後の「あれ」が、始まりました。

どんな事かは、次のレポートで・・・

写真は上から

1枚目 強風の中での記念撮影でした・・・

2枚目 出航前の一コマ

    待合所で待機中です。船、揺れてるね・・・

3枚目 見送ってくれた方達へ感謝を込めて―
  「また、来るよ〜!!」と、手を振りました。

4枚目 だんだん島から離れて行きますが、
     手を振るのをやめません。
    船の別れって、ジーンとするよね!!