実習の3日目(5月25日)からは、 実習のステージは、海辺に繰り出す事になります。
その最初の活動として、 例年「海釣り体験」を、行っていますが、 今年から、これまでの糸魚川方面ではなく、 柏崎へと会場を移す事にしました。
海釣りのはじめの一歩として、 堤防での釣りは、安全だし、格好の場所―。 と、思われている方が殆どかと思います。
が、実は、堤防と云うのは、 釣りではない、本来の目的があるので、 勝手に釣りができる―。と、云う場所ではありません。
港湾局や、漁業者により、 管理されている施設ですから、 釣り人は、本来なら入ってはならない場所なのです。 が、現状では、ほぼ「黙認」と、云う形で、 釣り場として、少し借して戴いている―。 と、云う事になるのです。
なのに、心無い釣り人が、 「釣れるから・・・」と、無断で入りこみ、 海難事故に遭ったり、 漁業者とトラブルになったりと、 そんな事が多々あり、 結果、行政と好ましくない状況になり、 釣り人が自らの首を絞めてしまって、 釣り場を追われているケースが、 実は、全国にはたくさんあります。
今回、釣りを行った柏崎の堤防も、 釣り禁止でありながら、不法な侵入により、 何件かの死亡事故も発生していた堤防なのです。
が、禁止にするから、不法侵入する―。 と、云う負のスパイラルを断ち切る為に、 しっかりと管理して、 ルールを徹底して守らせる事で、 釣り場として「解放」して戴く―。 その様な釣り場が、この新潟県をきっかけにして、 広がりつつあります。
そして、地元の釣り業界の有志を母体とした、 NPO法人を立ち上げ、 ここを管理する事になったのです。 そのNPOこそが、ハッピーフィッシングです。
釣果の実績もあり、 こうした釣りの、好ましい在り方を考える上でも、 今年からは、是非ここを活用しよう!! と、云う事になったのです。
以前にも紹介致しましたが、 この実習の目的として、海の恵みは自ら確保し、 それを「食す」と、云う、 プチサバイバルな実習なので、釣れないと、 食事のおかずが無い訳で、必死にならざるをえません。
が、がっ、 前日までの釣果は、好調だった様なのですが、 この日は朝から・・・。 と、受付のスタッフさんから、 「苦戦」の宣告を受けてしまってからの、 実釣となってしまいました。
スタッフさんの予見はバッチリ当たってしまい、 釣れるのは、クサフグばかりで、 食材とできるお魚さんが、 なかなか釣れてくれません(涙)
で、ここで頑張ってくれたのが、 保育士を目指す2名の女子学生です。 苦戦する男どもをよそに、 見事に「食べられる魚」を、ゲットしてくれました!!
やっぱり、頼れるのは、 今や女子なのかなあ・・・。
で、こんな釣果がありました。
写真は、 1枚目 カナガシラをゲット!!(2尾釣れました)
2枚目 こちらは、メバルをゲットです。
ちなみに、何故か投げ釣りで、 美味しいバイ貝を2点がけしたり、 食べられる海の恵みをゲットしたのは、女子のみ!!
ありがとうございました・・・
お陰でなんとか晩ごはんは、 ブイヤベース風のスープを作って、 みんなで味わうことができましたとさ!!
感謝!!
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