キャンプも中盤、4日目となりました。 サバイバル踏破を控え、いちばん疲れてくる時で、 この日あたりに、 例年、班内でトラブルがあったりします。
が、今日のプログラムは、 おそらく期間中、参加者の誰もが楽しみにしています。 そう。今日は「海洋の日」 八丈の海をまるごと体験できる、特別な1日なのです。
先ずは、漁業体験―。 と、云う事で、島の主要産業である、 「くさや」の、加工現場へお邪魔させて戴きました。
毎年お世話になって居りますが、 昨年の子供達は、くさやを結構食べました。 独特な香りがする発酵食品ですから、 やはり、ファーストインプレッションが、気にかかります。
試食グループと、 原料となるムロアジを捌くグループに分かれて、 それぞれ交互に体験させて戴きました。
試食のグループはというと、 やはり最初は誰が手を出すのかなあ・・・。 と、状況をうかがっている様子が見られたので、 それじゃあとばかり、自分が」真っ先に手にとって、 口に運び、「うまい!!」と、喜ぶと、 「ホント?」って、次々に手が伸びます。
そのまま食べるのと、 普通のマヨネーズを付けて食べるのと、 酸味の少ないマヨネーズを付けて食べるのと、 どれがいちばん美味しいかな? 今年の子供達の一番人気は、 どうやら、酸味の少ないマヨネーズだった様で、 自分の感想とも、ビンゴ!!で、ありました(笑)
捌くグループでは、男子も、女子も、 エプロンを着て挑戦しましたが、 異様にエプロン姿が似合ってる男子も居たりして、 それでも、結構さまになっていましたよ。 くさやの原液の味見もさせて戴きましたが、 「うん、お醤油だよね」 と、云う感想を言ってくれた子は、 味覚が優れてますよね。 要は、くさや汁というのは、 お魚から作る「魚醤」と、言う訳で、
秋田のしょっつるや、 北陸のいしるなどと同じ類のものです。 なかなかセンスあるぞ!!
お次は、漁船に乗ってのクルージング体験!! 間近で、伝統の「ムロアジの棒受網漁」を、 見せて戴きました。網の中にピチピチ跳ねムロアジを見て、 「、すげー、すげー!!」を、連呼した子供達でしたが、 おそらく量的には、プレッシャーだったでしょうね・・・
波を割って船が進むと、 左右からトビウオが飛び出し、その度に、 「ワーッ」と、歓声があがります。
なんと今年は、イルカが船と併走してくれた!! って、そんなラッキーな班もあって、 船酔い者ゼロの満足体験となりました。
続いては、「海の幸」を、堪能できる、 今や恒例になってしまった、 漁協女性部の皆さんの手作りの、 豪華な海の幸を、お腹いっぱい堪能しました!! やはり、今年もイチバン人気は、 ムロアジバーガーで、おかわり希望者続出でした。
お腹を満たしたら、最後は心を満たしましょ!! って事で、午後はまるまる「スノーケリング」です。 今日スノーケリングをする底土海岸は、 とっても透明度が高いので、
カラフルなお魚たちと、 いっぱい、対面できるはず・・・
底が見えなくて、足がつかなくて、 チョッと怖い思いもした昨日の海と違って、 今日はバッチリ!! テーブルサンゴの周りを優雅に泳ぐお魚たちや、 なぜか、ナマコに異常に興味を持っちゃった子も居たり、 「ウミガメ見れた!!」 と、コーフンして話してくれた子もいました。
なのになのに、自分は陸上監視のリーダーを こんちゃんに命ぜられ、一回も海に入れなかったです。 「ああ、海に入りたかったよぉぉ・・・」(心の叫び)
一回戻って来ても、休みどころか、 もう一回、もう一回と、抑える方が大変で、 もう大満足のスノーケリング体験だったようですよ・・・
さあ、明日から、いよいよサバイバル踏破です。 各班の準備も割りとスムースで、 「しっかり寝とこう」みたいな、意識があるようです。
指導者たちは、明日に向けて、 各自の役割を確認したり、 パトロールのコースを確認したり、 深夜まで、子供達の安全の為のミーティングに、 余念がありませんでした。
子供達も、もちろん頑張っているのですが、 やっぱり、指導者の面々のアツい思いも、 すごいよなあって、つくづく感じるサバイバル前夜です。
写真は上から
1枚目 「くさや」初体験の、試食グループ 意外と美味しいかもっ!?
2枚目 エプロンが似合ってますよ〜(笑) お魚を捌くのも、初体験かも・・・
3枚目 伝統のムロアジ『棒受網漁』です
4枚目 指導者面々と、副班長さんたちの船です。 定員の関係で、班の仲間と一緒に乗れなかったので、 チョッとテンション低めかも・・・ そりゃそうだよね。ごめん(*_*; |