夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2014/01/31 9:46:24|活動報告
水辺の環境教育学(海辺での環境教育を発信するために)

この冬は寒いです(>_<)
でも、お陰様で山梨も、
自分が非常勤で講師に行っている、
豪雪地帯の妙高の専門学校の周辺も、
雪が少なくて、交通障害もなく助かっています。

さて、年が明けて、
専門学校での担当授業も、大詰めを迎えました。
『水辺の環境教育学』では、
2回に渡って、海辺で環境教育や、自然体験活動など、
実践していくために、何に気を付け、何をテーマとし、
どの様に実践していくかを、
ディスカッションワークや、
プレゼンテーションを行いながら、考えていく―。
そんな授業を進めています。

1月16日の授業では、
先の記事でも紹介しています『イルカのKちゃん』を、
教材に使い、どの様に伝えていくかを、
みんなで協議しました。

確かに可哀そうなお話しだし、
人間が自然に与えているインパクトを印象付けるには、
効果が高い教材ではある・・・

でも、当事者ではない者が、
この話を伝えようとした時、
感情に寄り添い過ぎると、
必ず偏重が起きるのではないか・・・

とか、
こういう事例は、イルカに限った事ではないから、
事実を、他の事象も含めて、
過不足なく伝えないといけないのではないか・・・

さすがに、こうした分野を目指す学生達です。
きちんと、後に起きるであろう反応や、
アクションについても、配慮ができていて感心しました。

善悪で語るのではなく、
事の真実に、それぞれが感じたことを大切にして、
どの様に考え、自身の行動に責任を持てる様にするかを、
支援する立場で考えないといけない・・・
ディスカッションは、そんな話題で進行していました。

続いて、翌週23日の授業では、
学生ひとりひとりに、
自身で、海辺で実践するとして、
どんなプログラムを提供するか、したいかを、
パワーポイントを使って、
プレゼンテーションしてもらいました。

かならず、持ち時間15分を使い切る様に伝えて、
的確なプレゼンを行う事を目的としましたが、
やはり、スライド作成がメインとなってしまっていて、
スライドを話してしまうとネタも切れる・・・

これからの学生達ですから、仕方無い部分はありますが、
テーマを明確にしてあれば、論点はぶれない筈です。
アレンジや、提案や、間の取り方など
伝え方の工夫が必要となるでしょう。

その後で、全員で各自のプレゼンを評価し合い、
海辺での環境教育の可能性を語り会いました。

最後の授業では、
各自がコーディネーターになって、
ワールドカフェと云う、
コミュニケーションワークの手法を使って、
自身がテーマとしたい「キーワード」を、
ディスカッションのテーマとして場を仕切る―。
そんな授業で、締めくくる予定です。

非常に学ぶ意欲の高い学生達です。
きっと、可能性を更に引き出す授業となることでしょう!!

写真は上から、
1枚目 Kちゃんの話を正しく伝えていくには・・・

2枚目 問題点をピックアップしてゾーンニングしました

3枚目 私が考える「海辺での環境教育」とは・・・
    15分って、長いな(*_*; ※学生のホンネ

4枚目 みんなで、可能性を語り合いました。







2013/12/14 11:48:05|その他
もう一つのイルカのKちゃん(サイドストーリー)

昨夜、雪が降りました。
強い風にあおられて、
積もる事はありませんでしたが、
寒い寒い朝でした。

今年も、残り半月となりました。
皆様にとって、素敵な一年でしたでしょうか・・・

さて、先の記事でも紹介させて戴いた、
御蔵島でドルフィンスイムのガイドをしている、
ドルフィンクラブのメンバーの皆さんが中心となった、
ファンイベントが、12月7日の土曜日に、
盛大に開催されました。

自分もお土産を持って、
皆さんにお会いする為に馳せ参じました。

丁度、お昼を過ぎた頃に会場に着いたのですが、
溢れんばかりのお客様・・・
直ぐに、自分に気づいて下さったのですが、
ゲストの対応に追われていらっしゃったので、
挨拶だけ交わして、じっくり会場を見せて戴きました。

そして、自分が吸い寄せられる様に向かったのが、
イルカのKちゃんの原画展でした。

そこには、絵本になった原画が全て展示してあって、
これを見て、初めてこのお話しを知ったと云う、
お客さんも、きっといらっしゃった事でしょう。

ガラス張りの会場には、
やわらかな、陽射しが優しく差し込んで、
Kちゃんが、キラキラ輝いて見えました。

そこに、一緒に展示されていた、
あるものに、自分は目を奪われて、
ずっと、見入っていました。

それは、『イルカのKちゃん』が、
絵本になる前の、原作となった、
元絵の数々と、膨大なスケッチでした。

絵本になった物語より、
もっと「思い」が、詰まったサイドストーリーが、
そこには描かれていました。

主人公の少年とKちゃんが出会うシーン
冬になって、荒れた海の事を想うシーン
やせ細ったKちゃんに何もできなかった悔しさ・・・

全てに少年の表情が、描かれていました。
それぞれ、みんな違う表情で、
心の揺れ動きが、細かく描きこまれていました。

絵本となって世に出たお話しは、
思いをぎゅーっと、凝縮して、
起こった事実を、ありのままに伝えていました。

一方、サイドストーリーには、
見守って来た人たちの、
全ての心の移り変わりや、
伝えようとする決意や、
様々な思いに溢れていたのです。

こんなに溢れんばかりの思いが、
Kちゃんに寄せられていた事、
それを思うと、
私も胸の震えを抑える事ができませんでした

そして、後追いであっても、
Kちゃんの事を伝えさせている人間のひとりとして、
その責任の重さを、ひしひしと感じました。

絵本では少年の表情は、描かれていません。
だからこそ読み手は、
その時の少年の思いに寄り添う事で、
表情を、思い描いて読む事ができます。

原作は、表情が描かれているからこそ、
よりダイレクトに、私の胸に響いて来ました。

Kちゃんの事は、
この時、会場に来ていた、
専門学校の学生さん達も、色んな所で伝えています。
彼らとも、たくさん情報交換をして、
長く、長く、伝えていく事や、
教えるのではない、伝える事の大事さを、
アドバイスもさせて戴いたりもしました。

初めて、自分もこの原作を見せて戴いて、
更なるパワーを、Kちゃんからもらった気がしました。

会場では、イルカと星空がコラボした、
映像ショーも行われていて、
自分も、宇宙に居る様な浮遊感に身をゆだねていました。
素敵な映像でした。

夜の部にもいたかったですが、
とっても、あったかい気持ちになって、
会場を後にしました。

夜の部や、ライブの盛り上がりは、
まるごと御蔵島ツアーの
フェイスブックと、たまちゃんの日記からどうぞ。

リンクを貼っておきますね(笑)

とーっても、素敵な時間をありがとうございました。

写真は上から、

1枚目 大勢のお客さんで賑わう会場

2枚目 原作の出会いのシーン

3枚目 冬のシーンにはKちゃんの雪だるまが・・・

4枚目 出会いのシーンのスケッチ
    別のページも、スケッチでいっぱいです







2013/12/10 22:02:02|活動報告
フィールド観察授業(恒例 諏訪湖でワカサギ釣り 2013)

専門学校での、授業報告が続きます。
11月29日は、
一年生全員と、野生生物保全学科の二年生が対象の、
『フィールド観察授業』でした。

そして、年内最後のこの授業は、
恒例となった、ワカサギ釣りを行いました。
開催場所は、信州の諏訪湖―。

ですから、いつもなら、
自分は、自宅から現地へ向かうのでありますが、
今回は前の記事の通り、
魚料理の授業を組み入れた為、
延泊して、学校から、学生達と一緒に出発しました。

なんと、出発は朝の五時。
自分なんかは、
釣りに行く時間が早いのは、当たり前なので、
そんなに苦ではないのですが、

授業で、前日山に行った学生も居たりしたので、
何人かは寝坊して来るだろうなあ・・・。
な〜んて、思っていたのですが、

今年の学生達は、みんな俄然やる気(*^_^*)
全員時間通りにやって来ました。

妙高から、マイクロバス一台と、
公用車一台に分乗して、一路、信州を目指しました。

7時半に、諏訪湖に到着。
早速、今年お世話になる、
船宿さんの桟橋へ向かいました。

ワカサギと、ワカサギ釣りについて、
自分と、相棒の先生から、簡単なプレゼンをした後、
ボートをピストンして戴いて、
沖にアンカリングしてあるドーム船へ―。

タックルを渡すと、説明する前に、
もう始めようとして、みんな辛抱たまらない様子(*_*;

で、八時には、実釣開始となりました。
が、な、何たることか、
自分は、仕掛けを絡めてしまい、
大幅なスタートこけ(泣)

の、間に、もう学生達から歓声があがります。

群れの移動がすこぶる速くて、
なかなか手ごわかったのですが、
結構、型も良くて、ポツポツ釣れ続きました。

自分は今回、
ペットボトルを利用した、お手製ロッドを持参。
名付けて、『だからワカサギの竿なんです!!』
で、何のペットボトルを使ったか、想像して下さい(爆)

学生達は、女子がリール付きで、
男子は、手で手繰るテバネ竿。
コツを覚えるまでは、大変そうでしたが、
女子も、エサにも退かず、果敢に釣ってましたョ。

釣りの最中には、船宿さんの方から、
なんと、アツアツの「鯉こく」と、
「ワカサギのてんぷら」まで、ごちそうして下さって、
ぽかぽかドーム船の中は、すっかりリラックスムード。
授業というテンションではなかったですが、
こういうお楽しみ授業も、大事なのです。

単に釣るだけでなく、
ワカサギを観察したり、どの様に釣ったら、
数が伸ばせるか考察したり、
こうした遊漁と云う、漁を体験する事も、
立派な学びになるのです。

終わってみれば、個々の釣果は平均的でしたが、
釣った総数は、過去最高の釣果となりました。
お土産に、ワカサギのマリネまで頂戴しました。
本当に至れり尽くせりの、
ワカサギ釣り体験となりました!!
ごちそうさまでした。

11時半に終了して、
学生達は、再び妙高へ帰っていきました。
帰ってから、基礎体力トレーニングの授業があるので、
きっと、またランニングでしょう。
頑張ってね〜。

終わった後、きっとワカサギ料理を、
みんなで満喫したことでしょう v(^v^)v

写真は上から
1枚目 ドーム船の中は熱気むんむん

2枚目 釣りましたでピースv

3枚目 どうです。なかなかの釣果でしょ!?







2013/12/08 22:57:00|活動報告
水辺の環境教育学(エコフィッシング 2) 釣ったつもりで魚料理にチャレンジ

日本の食文化として『和食』が、
ユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。

食の中に、四季と、美を取り込み、
日本独自の世界観で、発展して来た料理です。
実に嬉しいニュースでしたね。

さて、そんな和食の中でも、
「魚食」の、文化は、特に素晴らしいと言えます。
周囲を全て海に囲まれた島国だからこその、
魚食を、後世にも、ずっと伝えていきたいですね。

そんなホットなニュースと絡めて、
11月28日の、水辺の環境教育学の授業では、
エコフィッシングの第二弾として、

釣ったつもりで、魚料理にチャレンジしました。
学生達が選んだ旬の魚は、鰤(ブリ)

初めてのチャレンジとしたら、
かなりなハードルの高さではありますが、

難しいからこそ、
もてなす気持ちは、強くなると云うもの・・・。

大型の魚体を捌きながら、
魚の体のつくりを知り、魚の全てを活かしきる、
そんな料理を考えました。

メニューは、
鰤のお造り
あら汁
カマとカブトの塩焼き
そして、もう一品は、
私が、鰤のカツレツを作ることになりました。

三枚下ろし一つにしても、悪戦苦闘です。
ウロコを梳き取り、
中骨に沿って、身を半身づつ切り分け、
さらに割くに取ります。

見ていると、ついつい口も手も出てしまうので、
私は、背中を向けて、カツレツに集中です。

かなり時間はかかってしまいましたが、
自家製の味噌を加えての「あら汁」も、
丁寧にアクを取りながら仕上げていきます。

カマとカブトの塩焼きも、
遠火の強火で、ていねいに焼き上げていきました。
最後に、強火で表面を、美味しそうに炙りました。

鰤のカツレツは、
ネギマの串カツにしました。
IHクッキングヒーターを使って、
ゲストの目の前で、
揚げたてを味わってもらう事にしました。

放課後のロビーには、
授業を終えた学生たちや、先生方、OBまでやって来て、
旬の鰤を、存分に味わってもらいました。

味も、とても評判でしたよ v(^v^)

命を戴いて、自分の命を繋ぐ「いただきます」
食材を得る為に、馳せ走り、
美味しく食べてもらうために料理する―。

そんな気持ちに感謝する「ご馳走さま」

もてなし、もてなされる、喜びを感じた授業でした。

ホント美味しかったよ!!

お疲れ様でした。

写真は上から
1枚目 さあ、鰤は手ごわいゾ!!

2枚目 それぞれの料理に合せて切り分けています

3枚目 あら汁のアクは丁寧に取り除きます

4枚目 タダ飯屋のテーブルには鰤尽くしが並びました







2013/12/03 22:24:00|活動報告
水辺環境学( ワークショップで学ぶ 『食べている水』 )

朝の冷え込みが、ますます身に滲みて来ましたね。
もう師走―。
流行語が豊作だった2013年も、
あとひと月で終わってしまいます。

さて、専門学校の担当授業も、
年内は、11月28日と、29日の2日間で終了です。

28日の野生生物保全学科の2年生を対象にした、
「水辺環境学」では、
ワークショップを中心にした授業に取り組みました。

私達が普段食べている水産物・海産物は、
いったい何処で獲れて、
何処から、私達の口へ届くのか―。

そんな事が感覚的・視覚的に解るワークです。
その名も『食べている水』
プロジェクトワイルドの中のアクティビティーを、
この授業用に、アレンジして実践しました。

用意してもらったのは、
身近にあるスーパーなどの、
食品の折り込みチラシと、世界地図です。

日本人は、
本当にたくさんの水産品・海産物を食べますが、
国産の物は、意外にもそう多くありません。
むしろ、魚食大国だからこそ、
世界各国から、様々な食材が輸入されるのです。

チラシを見ながら、海外から輸入されている、
海・水産物(加工品を含む)の、
商品と、産地と、価格が解る様に、
その箇所を切り取っていきます(ワーク1)

続いては、同一商品で産地が一緒のものをまとめ、
集約しながら、世界地図上のその国の場所へ、
貼り付けていきます(ワーク2)

そうしたら、今回多かったのは、
南米チリ産の銀鮭(サーモン)類が、圧倒的でした。

最近あるニュースで有名になった、
主にアジア諸国から輸入される、エビ
ブラックタイガーと、バナメイエビは、
フィリピン・インドネシアなどから輸入されています。

意外な場所で、意外なものは、
モータリアのタコ。
これは、知る人ぞ知る、日本のお得意様で、
食用のタコの多くは、この国から輸入されています。

ですが、政治背景を感じさせる様に、
今回は、中国産・韓国産の海産物・水産物、
その加工品も含めて、一切、掲載がありませんでした。

それに、ロシアや、カナダ等々から、
この時季らしく、カニの輸入はありましたが、
やはり、この時季ならではの、
シシャモや、数の子が、
今回のチラシには載っていませんでした。
これは、原料の不漁が影響しているのかもしれません。

こんなワークをするだけで、
いかに日本人が、世界の水を食べているかが解ります。

ワークのしめくくりは、シェアリング。
地図の上の食材を見ながら、
感じたこと、気付いたこと、
ポストイットにたくさん書いて、
確認し合いました。

水は、世界で食べられているのです!!

さあ、年内のこの授業は、これで一旦終了です。

学生諸君も、良いお歳を・・・

写真は上から

1枚目 スーパーのチラシは意外な教材なのです(笑)

2枚目 おお、こんな国から、こんな魚がぁ!!

3枚目 地図からどんな事が見えて来たかな?

4枚目 ポストイットに書かれた?を、
    ちゃんと調べよう!!