夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2012/09/03|活動報告
やまなし少年海洋道中 2012レポート8(八丈太鼓と忘れじの八丈編)

八丈太鼓は、有名な島の伝統芸能です。
通常和太鼓は、置かれた太鼓を鳴らす場合が多いですが、
この太鼓は、2人の太鼓打ちのアンサンブルによって、
打ち分けられます。

一人がリズムを刻む「下打ち」
そして、も一人が、下打ちに合わせて、
アドリブで音を重ねて打ちます。
この阿吽の呼吸こそ、
八丈太鼓の真骨頂ともいえると思います。

そして毎年、この太鼓を、
島を代表する太鼓集団「六人会」の、皆様が、
子供達に、迫力のある太鼓の競演を聴かせて下さいます。
また、子供達から希望者には、
太鼓を打たせてくれる―。と、云うパフォーマンスも!!
で、今年も積極的な男子3名が打たせて戴きました。
なかなか、上手だったですよ(笑)

さて、島を離れる時、
六人会を束ねるKさんと、この海洋道中に参加し、
ボランティアリーダーとなり、
そして、今は島の保育士さんになったアヤパンマンが、
太鼓で、我々を見送ってくれました。

その太鼓の音は、きっと子供達にとって、
忘れられない音になることでしょう。
そして、船から離れて行く八丈島の風景を、
しっかり目に焼き付けて来たことでしょう。

忘れじの八丈島に、
暫しのお別れを告げて、成長して、
いつかまた、あの八丈へ!!

太鼓の音は、ずっと鳴り続けます!!

これにて、今年の海洋道中レポートを、
終了したいと思います。

本当にありがとうございました。

写真は、

1枚目  太鼓を打たせてもらったTくん、
     なかなか様になってたぞ!!

2枚目  八丈太鼓で我々を見送って下さった、
     Kさんと、アヤパンマン  感謝!!

3枚目  2・4・5班は、多分見られなかった、
     登龍峠の絶景!!

4枚目  3班は、きっとこの景色見れてないよね!?
     大坂トンネルから横間ヶ浦を望む絶景!!








2012/09/02 16:30:05|活動報告
やまなし少年海洋道中 2012レポート7(いっぱいの体験編)

海洋道中のテーマは、「でっかい体験」です。

プログラムひとつひとつが、
全て体験することで繋がっていますから、
ホント、でっかい体験の目白押しとなり、
子供達は、体験を通じて、成長していきます。

スノーケリングや、サバイバルなどの、
直接体験は、確かに素晴らしいのですが、
目立たない、地味な体験もまた、
思いやりの芽を育むのには、とっても重要な体験です。

キャンプ中、子供達は、ゴミの分別と節水活動に取り組み、
地道に成果をあげて居ました。
ゴミの行き先を考え、可能な限りゴミを減らすこと。
大事な大事な「水」を、大事に大事に使う事、
島の人に会ったら、挨拶を忘れない事、
積極的に、何でも取り組む事、
そんな当たり前の積み重ねも含めて、
「でっかい体験」と、銘打っているのです。

どうせやるなら、気持ち良く!!
楽しむ時は、思いきり!!
そして、楽しむ時も、辛さも、悔しさも、喜びも、
みんな「仲間」と、分かち合うからこそ、
この海洋道中が、四半世紀にも渡り、
続けられている「原点」。
なのでは、ないでしょうか・・・。

これからも、ずっと長く永く続ける為に・・・
毎年、子供達は、「思いやりの種」を、
八丈島に撒いて帰ります!!
そして、また次の年、
育った芽を大きく伸ばして、また種を撒くんだね!!

写真は、
1枚目 ゴミ置き場に設けられた分別リスト

2枚目 くさやの原料のムロアジを捌く

    命を戴くのは、こうした作業があればこそ!!

3枚目 八重根漁港で、ごちそうになったカツオの皮や、
    内臓を他の魚たちにおすそ分け(笑)
    フグの綱引き、面白かったね!!
    命はつながってます!!

4枚目 帰りのかめりあ丸での操舵室の見学
    船員さんのお話しを、しっかり聞きます







2012/08/31 9:38:10|活動報告
やまなし少年海洋道中 2012レポート6(頼れるヒーロー・ヒロイン編)

今日で8月が終わります。
そして、「夏」も、残暑の中ではありますが、
だんだん遠ざかっていきます。

海洋道中に参加した子供たちにとって、
この夏は、まさに八丈一色に染まり、
体験した、ひとつひとつが、素敵な思い出として、
そして、大事な宝ものとして、
貴重な、経験値として、彼らの成長につながっていきました。

そして、この海洋道中を語るうえで、
絶対に外すことができないのは、
彼らを間近で支え続け、共に成長する、
子供たちにとって、本当に心から頼れる、
ヒーロー・ヒロインであるのが、
5人のボランティアリーダー達です。

中学生の時、この海洋道中に参加し、
ボランティアリーダーの姿に憧れ、
リーダーになった子も居れば、

ひょんなきっかけで、関わった子もいますが、
彼らの頑張りがなければ、
この事業は、絶対に成り立たないのです。

そして、今回参加した子供達も、
懸命な、リーダーの姿に何年か後の、自分の姿を写し、
また、この海洋道中に戻って来るのです。

スノーケリングで、みんなが安全で居られる様に、
「バディー、バディー!!」と、声を掛け続け、
全員の無事を守ったリーダーには、
ナイスバディー賞(爆)

そして、全員に「よくがんばったDE賞!!」
今回のリーダー同士の、チームワークも最高で、
辛いことも多かったろうけれど、ずっと笑顔を忘れずに、
9日間を、頑張り続けました。

心から、感謝したいですし、
きっと、子供達は、もっともっと感謝してると思います。

ハル、まっつん、ゆっぴー、大ちゃん、いおりん、
本当に、お疲れ様でした。

また、一緒に活動できることを、楽しみにしているよ!!


写真は、1枚目

リーダーを中心に、円陣で気合を入れる2班(サバイバルの日)

2枚目

頼もしい5人の、ヒーロー・ヒロインたち!!ありがとう








2012/08/24 8:44:16|その他
やまなし少年海洋道中 2012レポート5(旅だちはフリージア編)

残暑がひときわ厳しいですねぇ。
昨日は、二十四節季の、「処暑」だったそうですが、
なかなか、この暑さは暫くおさまりそうにありません(泣)

さて、海洋道中のレポートが、少し滞って居りましたが、
実は、デジ・カメ子さまを水没させてしまい、
少しブルーな日を過ごして居りました(涙)

ですが、先日、一緒に島に行った子から、
「ブログみたよ〜!!」と、
嬉しい言葉をもらって、復活致します(爆)

八丈島は、とっても花々が綺麗に咲きます。
島の花は、ストレッチア!!
とっても、ゴージャスな花です。

島の至る所で見られるのは、
おなじみ、ハイビスカスの花と、ブーゲンビリア。
どちらも、南国のイメージ!!
フラダンスが似合いそうですね(笑)

で、もうひとつ。
今回の海洋道中で、自分達を、ほっと和ませてくれた花。
それが、フリージアです。
楽しみにしていたクルージングが、
悪天候で中止となってしまい、淋しい気持ちで、
急きょ訪れた植物園。
その庭先で、鮮やかに黄色やピンクに咲き誇った、
見事なフリージアのお花畑がありました。


「旅だちはフリージア」は、
松○聖子さんの大ヒット曲ですが、
八丈島への旅は、ある意味、子供たちにとっては、
様々な体験を重ね、成長し、
強く、やさしい大人への旅だちでもある―。
そんな気がしています。

最終日、かめりあ丸を
モーターボートや、ジェットスキーが追いかけて来てくれて、
見送ってくれました。

子供達は、ずっと手を振り続け、
「また来るよ〜!!」
「ありがとう!!」
って、叫び続けていました。

島の人たちのあたたかさに応え、
ありったけの力で、手を振っていました。

陽が沈んだAデッキで、
各班のメンバーが、体験を支えてくれた、
ボランティアリーダーと、指導者の方に、
感謝の気持ちを伝える最後の「班別ミーティング」
それぞれの班で、過ぎた日を共に分かちあいながら、
泣いて、笑って、素敵な時間でした。

どの班にも、違ったカラーと個性があって、
ふりかえり方は色々ですが、
夢の様な島での生活から、
ネオンに輝く、東京湾と街の明かりを見つめながら、
それぞれの「現実」に、戻っていきます。

その現実に戻って来てからが、
本当の旅だち・・・。
どいつも、こいつも、あの子も、この子も、
優しい、素敵な大人になって欲しいなあ!!
って、無邪気にはしゃぐ子供たちを見ながら、
毎年、このひと時が、自分にとっても、嬉しいひと時です。

あの夏の日、島で見たフリージア!!
健気に、でも目いっぱいに明るく、鮮やかに咲いている様は、
未来の可能性に満ち溢れた、子供たちとダブります。

最高の9日間を、みんなありがとうね!!

って、まだレポートは、チョッと続くかも(爆)

写真は・・・

1枚目
かめりあ丸を追いかけてくれるモーターボートたち

2枚目
「また来るよ〜!!」手を振り続けました

3枚目
Aデッキでの最後の班別ミーティングの様子

4枚目
この花がフリージア!!







2012/08/18 10:13:00|活動報告
やまなし少年海洋道中 2012レポート4(サバイバル踏破編U)

甲子園では、本県代表の東海大甲府高校が3回戦を突破。
見事な快進撃を続けています。嬉しいニュースですね!!

さて、サバイバル踏破の子供たちの頑張りも見事でした。
2回目の今日は、豪雨となった2日目の模様を中心に、
全体を振り返ってみたいと思います。

各班とも2日目は、雨中のスタートとなりました。
が、やはり海岸直近の横間ヶ浦のビバーク地では、
避難するほどではなかったとの事です。
顔が雨に濡れていながらも、起きない「つわもの」も、
居たらしいです。眠かったのね〜(爆)

さて、雨をやり過ごす為にも、
各班のペースは自ずと早くなっていき、
このまま歩けば、午前中にはべースキャンプに、
到着しそうな勢いの班も出て来ました。
だって、半端な雨量ではなかったので、
心情としては、一秒でも早く着きたい―。
と、思うのは当然のこと。

が、ベースキャンプの方も、
まだ子供達を迎え入れる準備が整わないので、
仕方なく、屋根のある休憩場所で、
暫く時間調整する班もありました。痛し痒しやなあ!!

最も雨の恩恵と、地元の恵みに出会ったのは3班です。
休憩で立ち寄った八重根漁港では、
漁師さんたちから、なんとトレトレの、
カツオのお刺身が振る舞われたのであります!!

たまたまパトロールで合流してしまった
3人の指導者も、ちゃかりご相伴にあずからせて戴きました。
もう、最高に美味しかったです。
何度も云いますが、「たまたま」ですからねっ!!

雨は一向に止む気配を見せず、なんと大雨警報とのこと。
それでも、5つの班は誰ひとり落後者も出さず、
見事に歩き切りました。

雨にも風にも負けなかった彼らの頑張りを、
心から讃え、迎えた指導者面々でした。

そして、今年も、本当にたくさんの八丈島の人たちが、
頑張る子供たちに声を掛け、励まして下さいました。
差し入れもたくさん戴いたそうです。
感謝してもし切れない程、感謝しています。
本当に本当にありがとうございました。

そして歩き切った仲間たちへ・・・
本当におめでとう!!

写真は、1枚目
乙千代ヶ浜から脱出して再スタートの4班の面々

2枚目
八重根漁港でカツオの刺身にテンションマックスの3班

3枚目
雨中の1番ゴールは1班

4枚目
5班も完遂しました!!