夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2020/11/07 7:07:07|活動報告
山口出張でのプログラムのご報告3 10月だって川遊び
10月24日のプログラムのメインは、
なんと言っても、
『川遊び』の、活動だったと思います。
きっと多くの方が、川遊びと言えば、
『夏』の、イメージなのではないでしょうか!?

自分も、最初にこのお話しを戴いた際には、
膝下くらいの浅瀬で石をめくって生きものを探す―
程度を予想していました。が、準備品を聞くと、
もっとワイルドな活動を想像する事ができ、
最近は着る機会が少なくなったウェットスーツと、
ウォーターシューズを持参して来ました。

FEELの社長さんは、子ども達がいけそうなら、
流れてもらってもOK!!
そう言ってもくれていましたので、
どうせやるなら、ワイルド大賛成!!
と、同調したのです。

もちろん、これを成立させるためには、
徹底したリスク管理が求められる訳ですが、
ウォータースポーツにも精通し、
アドベンチャーレーサーでもある彼を、
心から信頼しているので、
事故はおきない。起こさない。確信がありました。

自分も川の活動に必須な、
スイフトウォーターレスキュー(SRT−1)
の資格を持って居ります。

が、前々日に降った雨で、やや増水気味であり、
前日の下見では水位は下がっていたものの、
まだ少し未就学児にはチャレンジが必要だなあ・・・。
そんな水位でありました。

でも、当日は朝から晴天で、
更なる水位の減少も確認したので、
もうこの時点でGOを躊躇なく決めました。

ところで、活動の詳細については、
もう一つのブログ、
「鯛損のでっかい夢釣りあげよう」で、
紹介していますので、
ここではリスクマネージメントの観点で、
ふりかえってみようと思います。

前日の下見の際、
川原に降りる道が草で隠れていたので、
今日の活動前にカマで刈り取りました。
降りる際、怖かったらお尻をついて、
ゆっくり降りて来るように、
アドバイスもさせて戴きました。

そして、当然ですが、
全員ライフジャケットを着ます。
ライフジャケット(PFD)は、活動の大小に拘わらず、
川で遊ぶ場合は、必着のアイテムです。

この夏、水の事故が増えてしまった要因の一つは、
浅瀬だから・・・。
みたいな固定観念で活動してしまった事、
それに、リスクマネージメントがされた活動の機会が、
コロナ禍で無くなってしまった事も挙げられます。

参加者の皆さんには、
更にヘルメットをかぶって戴きました。
長靴の方には、スニーカーで川に入って、
長靴で帰る様にアドバイスさせてもらいました。

長靴も、中に水が入ってしまうとかえって危険なので、
川の活動では、履かないのがお約束なのです。

こういういでたちになると、
やはり親御さんに緊張が走るもので、
そんな緊張をほぐしたり、
もし転んでしまった際の対処を、
『セーフティートーク』で、和らげます。

「もし流れたら、
   立たないでラッコの形で流れようね!!」

足を着くと川底には、石が複雑に転がっていたり、
ゴミなんかもあったりで、
前向きに倒れると呼吸ができなくなります。

こうした足もとの危険の事を、罠になぞらえて、
『フットエントラップメント』と、呼びます。

もし流れたら、足を上げてラッコのカッコで流れます。
石があったら自分で蹴って流れれば、
緩やかな場所で確保ができるのです。

この姿勢を『セーフティーポジション』と、言います。

更に、スポッターと呼ばれる見張りを上流に置き、
下流側には、バックアップのスタッフを複数置きます。
情報のやりとりは、リバーサインで行って、
GOなのか、ステイなのか、ストップなのかを、
スタッフ全員で共有するのです。

そんな支援の中で遊べば、
子ども達はリスクを乗り越えようと頑張ってくれます。
今回も、川の途中で怖さが増して、
ぐずってしまった子もいました。
そしたら、安易にピックアップしないで、
本人の意志を尊重します。がんばれって励まして、
一緒に寄り添います。

こうした声掛けが、スタッフ間で徹底されていたので、
お母さんも、見守ってくれていました。
川を渡り切った時の笑顔は、素晴らしい笑顔でした。

いっぱい遊びましたが、やっぱり疲れも見えて来たので、
採った生きものをみんなで同定して、
予定よりちょっと早めに、
川遊びの活動を終了しました。

こうした活動を通じて、きっと一緒に来た、
お父さんも、お母さんも、どこまでできるか、
どこまでだったら大丈夫か、判断できたかと思います。

そして、改めて子ども達の無限の可能性にも、
気付いて下さったのではないでしょうか。

夏の分も取り返すくらいの水遊びで、
秋の川原は歓声で包まれていましたよ。

※何が採れたかは、鯛損の〜 ブログを見てね〜!!


 







2020/11/05 9:00:00|活動報告
山口出張でのプログラムのご報告2『森のようちえん続き』

それでは、24日の『森のようちえん』の、
活動報告を続けます。

葉っぱのじゃんけんは、
思った以上に盛り上がりました(^o^)

グー・チョキ・パーを自分で決められるのが、
楽しかったみたいです!!

葉っぱが色々あるように、
グー・チョキ・パーが、
みんなと違うのも当然なのです。

みんなが次第に心を開いて来たので、
お次は、『森の宝もの』を、探す体験です。
カードには、こんなもの見つけて―
と、お題が記されていて、
自分の感性で、宝ものを探します。

おっ、お父さんが見つけたのは、
なんと、へびさんの「ぬけたあと」
シュロの葉っぱの軸の先が、
ひしゃくみたいになってて
「これ、おもしろいもの!!」
うん、確かにおもしろいね(^_-)v

大人も子どもも、
みんなたっくさん宝ものを見つけました。
自慢げに披露してくれましたよ。

それでは、
「今度はみんなを、ミクロの旅へお連れしましょう」
と、言って取り出したのは虫めがね。

豪快に地べたに腹ばいになって、
見る、みる、観る〜!!
意識が集中していきます。

どっちかって言うと、
大人の方がハマってたかも(^o^)/

こんな風に、自然を見たのは初めてかも!?
クモの目にびっくりしたあ!!

ようちえんの締めくくりとして、
静かに目をつむって、周りの音を数えてみよう!!

ひとつ、ふたつ、みっつ・・・
指を折って数えます。

あんなにはしゃいで遊んでいても、
音に耳を澄ませたら、色んな音が聞こえました。
普段も、聞いてるはずなのにね(笑)

大人も、子どもも、親子も、兄弟も、
お友達どうしも、みんな違っていたけど、
みんな楽しかったよね。

みんなちがってみんないい!!
きっと、みすゞさんも、どこかで見ていたかもね(^_-)







2020/11/03 9:00:00|活動報告
山口出張でのプログラムのご報告1 『森のようちえん』

それでは、先月の24日と25日の両日に、
山口県の長門市で開催したプログラムについて、
今日から順次、ご報告させて戴きますね。

とっても楽しい2日間でしたので、
一挙に・・・。ではなく、
順次にしたいと思います(^o^)

さて、今回このプログラムを開催されたのは、
長門市内で、おもちゃ美術館の運営や、
「木育」を、推進されていらっしゃる、
NPO法人 人と木様です。

兼ねてより地元の子ども達に、
地域の自然の中で、
思い切り遊んで欲しいと云う願いから、
遊ばせ方や、子どもとの関わり方などを知る機会として、
体験の機会と、伝え方の学びをしたい―。
その様な、要望があった様です。

そこで、人と木さんが声を掛けたのが、
県内外で幾つもの体験施設の運営や、
環境教育や野外体験のノウハウなどについて、
コンサルティング事業を手掛ける、
株式会社FEEL(フィール)の、社長さんでした。

実は、このFEELの社長さんは、
自分が昨年まで講師に行っていた専門学校の、
第一期の卒業生なのです。
現在は、地元の敏腕社長として知られています。

そんなご縁もあって、
「講師に来て欲しい―」と、
社長から直々にオファーを賜り、
初めて山口県内で、
体験会を指導させて戴く事になったのです。

当初は、2日目は大人の方々への、
伝え方の指導の依頼を受けていたのですが、
人と木さんからのご要望で2日目も、
子どもも一緒に遊ぶプログラムに変更されました。

前置きが長くなってしまいましたが、
ここから、10月24日の活動について報告致しますね。

体験会のタイトルは、『森のようちえん』
未就学児(3歳以上)がいらっしゃる、
親子での自然体験会で、森と川を使って遊びます。

集まって下さったのは、
9家族で19名の親子の方々です。

オープニングセレモニーが済んで、
先ず最初に向かったのが、
地域の鎮守の森であるお宮さんです。

なので、鳥居をくぐる前に、
「神様にご挨拶しよう!!」と、声を掛けて、
全員で、二礼・二拍手・一礼で手を合わせてから、
境内に入って行きました。

このお宮さんには、
苔むした、とっても素晴らしいお庭もあるので、
そこには入らないと云うお約束があることも、
お伝えしています。

境内に入って最初にやって戴いたのが、
全員で落ち葉ひろいです。
そして、拾う落ち葉の条件はと云うと、
「グー・チョキ・パーの葉っぱを拾おう!!」
それだけです。

グー・チョキ・パーは自分で決めます。
どんな葉っぱが、グーに、チョキに、
パーになるのかは、全く分かりません。

「じゃあ、拾った葉っぱで、じゃんけんするよ」
って、伝えて、最初はふつうにジャンケンポン!!
色んな葉っぱが出て来ましたよ(^o^)

続いては、後出しじゃんけんです。
「最初は、タイソンに勝ってね!!」
ジャンケンポン・ポン!!
「今度は負けてみて!!」
ジャンケンポン・ポン・・・

色んな葉っぱでジャンケンポン。
葉っぱだけで遊べちゃいます(笑)

さあ、だんだんみんながノッて来ましたよ〜!!







2020/10/29 21:28:00|その他
活動報告の前に・・・(山口県の観光も少し)

山口県でのお仕事の活動報告をさせて戴く前に、
山口県の素敵な場所を少し紹介しますね。

プログラムの時間の合間を縫って、
幾つか観光地にも連れて行って下さいました。
特に、仕事明けの26日は、
半日使って、色んな場所を見せて戴く事ができました。
どの場所も、最高でした。
平日でしたが、GOTOの観光客も、
たくさん来ていらっしゃいましたよ(^o^)

突然SNSから火が点いて、
観光客が殺到する様になった神社。
エメラルドグリーンに輝く美しい海を、
向こう側の島と結んだ大きな橋。

かつて捕鯨の基地として栄えた町・・・etc

山口の人と自然が育んだ美しい光景に心奪われ、
幾多の改革の原動力となったこの土地の、
懐の深さに魅せられた旅でした。

また、是非いつかここで活動したいな―。
素直にそう思える4日間でした。

この間、多くの方々にお持てなしを受け、
子ども達の笑顔に癒やされました。
きっと、参加してくれた方全員に、
そんな体験を提供する事ができたと思います。

お天気も良く、人は優しく、
食は美味しく、自然は美しい(^o^)

山口の魅力に、どっぷり浸っていた4日間でした。

写真は上から

1枚目 SNSで一気に知名度がアップした『元乃隅神社』

2枚目 美しい海に架かる美しい橋 『角島大橋』

3枚目 かつての捕鯨の光景を偲ぶ
   鯨のモニュメントがお出迎え 『仙崎』







2020/10/28 18:22:54|活動報告
こんな素敵な場所だったのです

山口県での仕事を終えて、無事に帰って参りました。
活動の詳細は、後日に改めてご報告致しますが、
とても素敵な場所ばかりで、
身も心も癒やされている自分が居りました。

主な活動先は、長門市内の「俵山」と、云う所―。
その昔、白猿が見つけたとされる温泉があって、
湯治の宿として、古くから知られた温泉地だそうです。

温泉はアルカリ泉質で、
入るとしっとりと、まとわりつくような肌触りです。
宿には湯船はなく、共同の入浴施設へと、
そぞろ歩いて、入浴するスタイルでした。
また、温泉手形があって、
入浴施設のはしごもできるそうです。

期間中、3回もじっくり入らせて戴いて、
お肌もすべすべ、
いくらか「いい男」に、なれたかな(^o^)

さて、24日・25日両日の集合場所は、
このエリアの公民館の前だったのですが、
とってもレトロな郵便ポストもありました。
残念ながら、今は使えないそうなのですが、
こんなのが見られるだけでも、
この場所が素敵であることが分かりますよね。

しかも、活動先は地元を見守る鎮守の森。
お宮さんの境内を、
宮司様が無償で貸して下さったとか。

24日は、幼児とその親御さんを対象にした、
『森のようちえん』と、10月にも拘わらず、
果敢に「川遊び」にも、チャレンジしました(^o^)

25日の方はと云いますと、
『身近な自然の楽しみ方―』と、云う事で、
3歳以上のお子様がいらっしゃる親子を対象に、

身近な自然でどんな遊びができるかな―。
って、ちょっとだけ見方を変えれば、
たくさんの遊びが創造できるって事を、
体験して戴きました。

更に、どんぐりを拾って、
食べてみる―。なーんて事もやってみましたよ。
マテバシイ、美味しかったでしょ(笑)

両日とも笑顔と歓声に溢れた体験会にできました。

主催のNPOの方が、活動中の写真を送って下さる様なので、
届きましたら、もっと詳しく報告しまーす!!

と、云う事で、今日のところは、
どちらもレトロな温泉通りと、
郵便ポストの写真で、お楽しみ下さい(^_-)v