夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2018/11/03 8:57:03|活動報告
実践インタープリテーション2『水辺の環境教育学』今回は・・・

さあ、いよいよ11月に突入しました。
今日は文化の日。素晴らしい秋晴れですね〜。

さて、妙高にある専門学校での、
2回目の担当授業が、10月31日(水)にありました。
で、今回のテーマはと云うと、『水生昆虫』です。
ひと口に水生昆虫と云っても、非常に多様で奥が深く、
また、まだまだ分かっていない謎も多い生きもの達です。

その多様で難解な生きものに対して、
どの様な形でインプリを実践するのか・・・
それは、一つの決まったスタイルなどなく、
インタープリターの知識と、経験値の中で、
想像、創造され、そのパーソナリティーと共に、
子ども達やゲストに伝えられます。

前の週の授業で、相棒の先生から、
水生昆虫についての基本的な「知識」が、
既に伝えられていて、それを持って、
今回の実践授業として行いました。

教室に入っていきなり、
「今日って何の日?」
「ハロウィンですか?」
「では、あの言葉をどうぞ・・・」
「トリックアトリート!!」
「ハイ、ではお菓子をどうぞ・・・」
って、1つづつチョコレートをプレゼント。
「じゃあ、チョコっと食べて頑張ろう!!」
おやじギャグですね〜(^u^)

「実はね、自分が日曜日にある水辺で見つけた、
  ヤツの絵を描いて欲しいんだよね〜」
と、A3サイズの裏紙を配って、
「だって、結構、インパクトが強いヤツだから、
 イメージを話すから、チョッと描いてみて」

と、云ってある水生昆虫をイメージしながら、
話して描かれた絵は、傑作!!
もちろん、本当にいるモデルはあるんだけれど、
こんなヤツがいるかもしれないよ。

これ、全てが前振りのインプリなのです。

お絵描きの体験の後、
今日の展開に入る前に、
前回の淡水魚の各自のインプリについて、
自分以外のメンバーについて、
長所を褒めるのではなく、
課題をしっかり指摘して、
建設的に厳しく、
批判的に優しく評価して下さいと、伝えて、
他者評価と併せて、
自己評価も書いてもらいました。

自己評価と、おおよそ他者の評価には、
そんなに差が無いとは思いますが、
中には意外な指摘もあった様で、
こちらが簡単な事だと思っていても、
他者にとっては、意外に難しい事―。
に、なるケースは多いものです。

ましてや相手に知識や経験が少なければ、
全てが難しく、そこに楽しさは想像しにくいものです。
だからこそ、より知識ではなく、
体験を通して感じてもらう能力―。
それがインプリなのではないでしょうか・・・

その後、前回の授業の復習で、
水生昆虫のどんな事、どんな習性、
どんな虫?に、興味が持てたか聴いてみました。

結果は当然、三人三様でしたが、
では、その興味を持った事を、
アクティビティーにして体験しよう―。
と、云うのが今回の課題です。
そこから、発表にむけて準備が始まりました。

準備時間は、およそ1時間。
その中で、ゲストに楽しさやワクワクする期待感が、
伝わりそうな虫インプリを考えてもらいました。

それにはある程度、
知識部分の裏付けもなけねばならず、
前回の授業のメモを見たり、
資料として持って行った図鑑で確認させたり、
学生達は、頑張っていました。

そして発表!!
先頭を切ったKくんは、興味を持った、
「虫食」の事、
ランチに水生昆虫を食材にするとしたら、
どんな料理を作ろうか・・・
そんな感じで、虫を使った中華風ランチを、
イメージしました。
こんなんどう?って、みんなで決めたのは、

餃子とワンタンスープ、
そしてゴマ団子が付いた中華セット!!
みんな中に見えない様にして仕込む―。
そんな発想になりました。

うーん、このアクティビティーは、
この学校のメンバーならできても、
普通の人に、虫食べましょう!!は、
引かれちゃうかもよ・・・
確かに世界中で、色んな昆虫食はあるけれど、
日本では、限定的でしょう。

続いてHくんのアクティビティーは、
水生昆虫のカードと、
川をイメージしたマップを用意。

上流部と思われる所にキレイ
中流部には、フツー
下流部には、汚いと記してあります。

じゃあ、その虫カードを、
その虫が住んでるだろう場所に戻してあげて・・・
と云う問いかけでスタート、
その姿と形と、名前から生息地をイメージします。

でも、その虫の生息地は、果たして・・・
名前がチョッとダーティーでも、
意外にキレイな水を好んだり、

これはキレイな場所に住んでそうだと思っても、
意外に汚くても住んで居たり、
生物指標を後で語るには、
楽しいアクティビティーとして使えそうです。

最後のHさんは、準備が間に合わず、
こんな事したかった―。
と、イメージを伝えてくれました。

それは、フルーツバスケットって知ってますよね。
あの要領で、参加者は水生昆虫の絵やカードを持ち、
リーダーがヒントカードの様な物を持ち、
それを一斉に伝えて、みんなが動く―。
と、云うもの。これ、絶対面白そうだから、
さっきのカード使ってやってみようよ。

ってことで、Hくんのカードを拝借。
自分が思いつくままヒントカードを作って、
こんな感じかな?って、やってみました。
3人なので盛り上がりはイマイチでしたが、
これきっと大勢でやったら、楽しいよね!!
その発想にインタープリターとしての、
素質は十分、備わっていましたよ。

あとは、みんながみんなまだ真面目に、
愚直に、正しく、やろうとし過ぎていて、
ワクワク感に欠けてしまっている事を指摘しました。
それは、最初の評価の時にも、
自分からも相手からも指摘されていた事。
でも、それを補うのは経験と、
本物に触れてみることだよね。

体験第一、説明は後・・・
知るより感じる事が大事・・・
楽しさこそ学ぶ力なり・・・
もっと自分で楽しまなきゃね。

あの真面目さの殻を、
水生昆虫の様に自分で破って、
羽化できたら、きっと羽ばたける!!

今の彼らは幼虫期間。
さあ、美しい成虫になって羽ばたける様に、
最後までこの授業、頑張ろうな!!







2018/10/29 14:55:03|活動報告
後期の担当授業スタート『水辺の環境教育学』インプリ実践!!

もうあと2日で、10月も終わろうとしています。
気が付けば、今年もあと2カ月ですね。

さて、10月17日(水)に、
非常勤として赴く妙高の専門学校で、
今年度、後期になって初めての、
担当授業がありました。

『水辺の環境教育学』として、
自然ガイド環境保全学科の、
2年生を対象に指導して居ます。

昨年度までは相棒の先生と、
それぞれ別の内容で進めて居りました。
が、カリキュラムが大幅に改編されて、
同じテーマで、交互に担当することになりました。

そして、そのテーマは、
『自然ガイド』と、しての、「実践力―」を身につける
インタープリテーション(以下、インプリ)を、
学んでもらう事にしました。

計8回の授業で、インプリの素材を、
「淡水魚」・「水生昆虫」・
「水生植物」・「外来種」の、
4つの生きものにカテゴリーしました。

それぞれの知識部分を、
相棒の先生から伝えて戴いた後で、
翌週の自分の担当回で、その知識を基に、
インプリを実践してもらう―。
と、云うシラバスを組みました。

受講する学生達とは、
前期に別の授業で顔を合わせましたが、
とても大人しくって、どこか頼りなさげ・・・
「自然ガイド」と、しては、
「大丈夫かなあ・・・」と、云う懸念もありました。

しかも3人だけなので、正直我々も、
手探りでそのシラバスを進めていかなければなりません。
なので、相棒の先生とは、
毎回情報を共有して、進める事にしました。

で、1回目の知識教授後のインプリ実践としては、
先ずインプリの定義や、伝え方の基本を踏まえ、
全体の骨子となるテーマを決める事や、
その素材となるトピックを、
理解してもらう事に努めてみました。

結果、手応えはどうであったかと云うと、
充分に、自然ガイドとして、
インタープリターとして、
活躍でき得る人材でした。

彼らと言葉を交わすうちに見えて来たのは、
3人が3人とも、とても真面目な性格であると云う事、
そして、この学校に来ているからには、
自然や、生き物について、
詳しくなければならない―。
そんな、先入観がある様に感じました。
その使命的な先入観に縛られて、
戸惑ってしまっている印象でした。

確かに詳しい知識を持っている事は、
大きな武器にはなりますが、
説明主体になって、
インプリとしては面白みに欠けてしまうでしょう。
単なる自然解説と、
インプリを交えた自然解説とは、
似て非なるものです。

ひと言に「自然が好き・・・」と、云っても、
それが自然に詳しい事には、
必ずしも繋がりません。

自然の中でただ過ごすだけの、
癒しや、気持ちよさだったり、
虫とりをして野原を駆け回った原体験だったり、
大切な記憶だったり、

それは知識ではなく、動機であり、
それこそ、その楽しさを伝える為の、
原動力にほかなりません。
上手に自然を語れなくても、
その気持ちさえ持っていれば、
絶対にできる―。と、確信を持てました。

自然はいつもそこにあっても、
見せたいものは、いつもそこにあるか、
そこに居てくれるか、
そこで咲いていてくれるのか、
全く保証はありません。

知識武装してフィールドに出てみても、
そこにある筈のものがなかったら、
たちまち鎧はズタズタになってしまうでしょう。
大事なのは、その人のパーソナルであり、
それが魅力となって、より印象的に、
ゲストの記憶に刻まれるのです。

テーマ決めの練習として、
「アイディア出しトレーニング」を、
実践してみました。

これは、特に自然とは関係のない絵や写真から、
無作為に質問を投げかけて、
瞬発的に答えや、状況を書かせて、
それを当事者で共有するもので、
同じ物を見ていても、同じ質問をしても、
人によって視点も、気持ちの在り方も違うので、
へぇ〜!!そこ!?って云う様な、
新鮮な発見があります。
それを何度か繰り返し、その多様な気付きに、
驚いた様で、段々と目が輝いてきました。

そして、授業の後半で、
淡水魚についての、インプリを実践してみました。

まだまだ知識を語ろうとし過ぎている観や、
双方向のコミュニケーション―。と、云う定義に、
借りて来た様な、ありきたりな質問をしてみたり、
インプリと云うには、まだまだ遠いものでしたが、
学生達の現状での経験値では当り前な事で、
それよりも、その素直な気持ちが伝わって来たのが、
何よりの収穫でした。

ねばならないを蹴散らして、
ワタシにしか、オレにしかできない、
そんなインプリを目指してみよう!!

彼らの大人しさの理由に、
何となく気付いた、実りのある授業となりました。










2018/10/11 11:11:11|活動報告
さあ新しいステージへ!! 今年の海洋道中33ファイナル(全ての人に感謝)
今年の海洋道中のレポートの最後は、
この事業に関わって下さった、全ての人に、
心からの感謝の気持ちを伝えて、
終わりにしたいと思います。

台風13号の接近によって、
海洋道中史上初めて、
2日間のプログラムカットにはなったのですが、
不思議なくらい、残念さよりも、
達成感の方が大きく感じた、
今年の海洋道中でした。

それはきっと、支えて下さった全ての方々が、
子ども達のでっかい体験のために、
昼夜を問わず、献身的に尽くして下さっている事を、
改めて実感できたからだと思っています。

単純に2日間カットと云っても、
それに伴って、移動手段の手配や、
保護者の皆様への連絡も含めて、
留守番部隊が、しっかりと確実に行って下さったからこそ、
全員無事に山梨に帰って来られました。
本当にありがとうございました。

また、今年の指導者メンバーも、
チームワークが抜群で、島での活動を支えてくれました。
八丈が初めてのメンバーは、
きっと、不安しかなかったと思います。
資料をどんなに見ても、読んでも、
前任者の話しを聴けば聴くほど、
やはり現地の空気感や、島の様子は想像する事しかできず、
そんな中で、個々の役割を遂行する為に、
準備を進めてくれました。
そんな準備の甲斐もあって、
子ども達は不安なく、
色んな体験に取り組む事ができました。
本当にありがとうございました。

複数回の指導者もまた、
昨年の経験から、更に磨かれた知恵と体力で、
タフな仕事をてきぱきとこなしてくれました。
経験と云うものは、
こんなにも人を逞しく、強くしてくれるのですね。
そんな安心感と、安定感は心強かったです。
本当にありがとうございました。

そして、とりわけ5人のVL達には、
感謝しかありません。子ども達に傍で、
しっかり寄り添い、見守り、いつも一緒に、
ずっと全力で、子ども達と向き合ってくれましたね。
なかなか決まらなかった5人だけど、
お互いに支え合って、刺激し合って、
リスペクトし合って、頑張ってくれました。

あしくま、たくみん、なっちゃん、
あや、ありちゃん、
本当に本当にありがとうございました。

加えて、推薦しながら、様々な都合で参加できなかった、
何人ものVL候補が居た事も付記しておきます。
そんな候補者の強い思いもあればこそ、
今年の5人も頑張れました。ありがとうございました。

そして、今回の海洋道中を以って、
4年間、チーフカウンセラーとして、
しっかり支えて来てくれたKonちゃんが、
卒業する事になりました。

真のプロとしての自覚、
豊富な経験と、確実な技術。
人としての優しさ、誠実さ、全てにおいて、
優れた最高のナイスガイでした。
彼がいたからこそ、この4年間、
更なる海洋道中の改革に共に取り組んで来られました。
心から感謝の気持ちを伝えます。
ありがとう!!そして、いつかまた・・・

そして、島での活動中、
昼夜を問わず、サポートし続けて下さった、
八丈町の教育委員会の皆さま。

この事業が始まった当所から、ずっと温かく、
支え続けて下さるO田さん、いつもごちそうさまです!!

島の住民の方々も、「今年も山梨が来てくれた!!」って、
サバイバル踏破で、子ども達に差し入れを下さったり、
頑張れと、激励して下さったり、
八丈丸ごと、我々を支えて下っています。
本当に、本当にありがとうございました。

全ての支えが、この事業の原動力です。
さあ、新しいステージに向かって、
子ども達のでっかい体験の支えになれる様に、
これからも支え合って参りましょう!!

平成最後の夏―。
本当に素晴らしい夏になったと思っています。
ありがとうございました!!







2018/10/08 17:09:37|活動報告
八丈島外体験学習派遣団4日目 またいつか山梨に!!
キャンプ最終日の朝は、
やっぱり、予報通りに雨模様・・・

そんな中、八丈の子ども達は、
テントサイトの最後の片付けです。
4日間お世話になったテントサイトを、
「来た時よりも美しく―」
やっぱり、これはキャンパーの、
鉄の掟ですよね。

朝食の後、施設のロビーで、
「お別れの会」が、始まって、
団長さんと、子ども達の代表から、
施設のスタッフの皆さんと、
自分も含んだ、山梨の指導者の全員に向かって、
感謝の言葉を伝えてくれました。

そして、山梨の指導者を代表して、Nさんから、
「お陰様で・・・」って、言葉を使って、
自分達も頑張ったけれど、その「陰」には、
支えてくれている人が必ずいるんだよ・・・
って、感謝する事の大切さを伝えました。

お互いのお陰で、八丈島と山梨が、
育んで来た「絆」と、「信頼」が、あればこそ、
お陰様で永い間、素晴らしい交流ができています。
これで、今年のメンバーとはお別れだけど、
またみんなのお陰で、違う仲間が交流できます。

バスが出るまで残った時間を惜しむように、
VLと子ども達はおしゃべりをしていました。
何人かの子どもの帽子に、
自分もメッセージや、似顔絵を書かせてもらいました。

いつもなら、VL達は彼らを追いかけて、
甲府市内での体験まで付き合わせてもらうのですが、
今日は本当に、これでお別れ・・・

全体で記念写真を撮った後、
子ども達は、待っていたバスに乗り込みました。

この頃には雨もあがって、
雲の間から、子ども達を見送る様な朝の陽射しが、
射し込んで居ました。

「バイ、バイありがとうね〜!!」
車窓に手を振って、応えます。

また、いつか山梨に・・・
八丈の子ども達に、
どれくらい山梨を味わえてもらえたかな・・・
寒さの洗礼もあったね。
でも、どの活動も一生懸命に頑張ったよね。

「行っちゃったね・・・」
バスが出ていった駐車場で、みんなで見つめ合って、
どことなく淋しそうな、
でも、とても充実した顔で、笑い合いました。

「ありがとう。お疲れ様!!」
これで、今年も無事に、全ての活動が終わりました。

今年も最後まで、台風には悩まされたけど、
でも、やっぱり終わってみたら、どっちも最高の夏―
5人のVL達の表情も、やり切った達成感に満ちていました。

さあ、このレポートで、
今年の山梨と八丈の、でっかい体験は、終わりにします。

最後にもう一つだけ、
どちらの子ども達にも、ありったけの愛を注いでくれた、
5人のリーダー達と、
お互いの体験事業を支えてくれた全ての方達への、
お礼のレポートを加えて、終了したいと思います。

最後は、渾身の感謝を込めて書きますので、
チョッとだけお時間下さいね。

やっぱり、夏はいいね!!







2018/10/04 14:19:35|活動報告
八丈島外体験学習派遣団3日目 山梨最後の夜 キャンプファイヤー
交流会の余韻が残る中、
八丈の子ども達は、もうひと踏ん張りです。

例年、この日の晩ご飯は、スペシャルヴッフェで、
各班でお楽しみメニューを作って、
全員で味わうのでありますが、

明日のお昼には飛行機に乗らなきゃならないので、
今回は、施設の晩ご飯を戴きました。
でも、食事係がとてもよく動いてくれて、
ほぼ定刻通りに食事が終わりました。

ここで、島の担当者から、明日の予定を聞きました。
サイトに戻ったら、
明日に向けて荷物のパッキングと、
テントサイトのお掃除をしないといけません。
それに、どうも明日は雨模様・・・
なので、みんなで協力して頑張ろう!!
と、云う事でテントサイトに戻りました。

子ども達が掃除やパッキングを頑張る中、
VLと、Nさんと、自分は、
最後の夜のお楽しみ企画である、
キャンプファイヤーの準備に取り掛かりました。

ファイヤーを盛り上げるマスターは、
VLの5人です。昨年は、いきなりやって、
グダグダになってしまいましたが、
今年は、チョッと気合いが入っていました。

実は、山梨の指導者のNさんは、
キャンプファイヤーのマスターとしては、
全国に知られるレジェンドなので、
Nさんに場の盛り上げ方も聴きながら、
あれやこれやと、演出を考えて居りました。

ファイヤーの点火は、
営火長がトーチで点火するのではなく、
魔法のひと声で点火するって云う、
マジックファイヤーで行う事にしました。
なんとニクロム線を使って、
遠隔操作で着火させるのであります!!

でも、そのタイミングまで、
どんな風に盛り上げていこうか・・・
Nさんも、自分もアドバイスしながら、
どうやら、演出も決まった様ですョ!!

ひとまず片付けを中断して、
灯りを全て落としました。

キャンプ初日に、子ども達が起こした火を、
ともし続けたランタンを手に、
団長さん先頭に営火の周りを、ぐるっと囲みました。

マスターリーダーのあしくまが、
イントロダクションを担当しました。

夜の静けさの中で、
「みんなで火の精を呼ぼう!!」って、声を掛けると、
「オーイ」沁み入る様な声で森に向かって呼びます。
すると、「オーイ」森から応える声が、
返って来ました。「さあ、もう一度みんなで呼ぶよ」
「オーイ」子ども達の声が重なって、森に響くと、
「オーイ!!」声が段々近づいて来ます。
ザっ、ザっ、と、足踏みならす音―。
「もう一回大きく!!」
あしくまが、声を大きくしました。

火の精の役は、ありちゃんとあや。
もう来てくれたみたいだよ。
「せーので、火を着けてみよう!!」
「せーの!!」まだ火は着きません。
「さあ、もう一度!!」
「せーの!!」声が一段と大きくなりました。

営火サークルの下が、一瞬、赤く光りました。
すると、オレンジ色の火が
下から上に、柱の様に燃え上がりました。
拍手が沸き起こり、
そのおごそかな雰囲気の中で、

ひとり、ひと言づつ、
このキャンプでの思い出を話しました。

色んな思い出が出て来ましたが、
やっぱり多かったのは、
班のみんなで協力できてよかった。
嬉しかった・・・

そうだよね。本当に良く頑張ってたね(^−^)

さあ、歌って盛り上げよう!!
って、チョイスした曲が、思わぬハプニング(>_<)

「どらえもんの歌」だったんだけど、
VL達は、こんなこといいな♪♪
って、方を歌いだしたんだけれど、
子ども達は、最新バージョンのどらえもんだったので、
???が飛び交ったあと、笑い声が起こりました。

もう、ジェネレーションギャプなんだね。
チョッとへこんだ、VL達がかわいかったです(爆)

でも、だからこそなのか、
楽しいキャンプファイヤーになりました。

夜空に火の粉が、パチパチと、
弾けては消え、曇り空の下では、
★の様にまたたいていたよ。

さあ、楽しかったキャンプも、これで終わります。
明日が移動だけになっちゃったのは残念だけど、
もしかしたら、山梨の子ども達とおあいこだね!!

VL達の演出は、大成功でした!!
「いや、マジで良かったよ」とは、
山梨の団長さんの絶賛でした(^v^)/