本当に、この冬の寒さは堪えます(涙) 空気も乾燥していますので、火の取り扱いや、 感染症による体調不良など、 くれぐれもお気をつけ下さい。
さて、すっかり更新をさぼってしまいました。 年が明けて、これが初めての活動報告です・・・汗
非常勤講師で授業を担当させて戴いている、 妙高の専門学校の年度末の授業も始まって居ります。 豪雪地帯の妙高は、既に雪色一色!! 昨年ほどではありませんが、 校舎の周りは、雪で覆われております。
1月17日の自然環境教育学科の2年生に指導している、 『水辺の環境教育学』では、 このブログでも、度々お話しさせて戴いている、 『イルカのKちゃん』(絵本)を、教材に使って、 このお話しの、何を環境教育の題材とし、 どの様な伝え方をする事が望ましいのか、 じっくり、しっかり考える機会と致しました。
が、残念ながら、この日は、学生の一人が、 体調不良でダウン。 しかも、もう一名、体調を崩して居り、 万全な状況での授業ができませんでした(泣)
このイルカのKちゃんは、 御蔵島に生息していた野生の子イルカに、 人間の出したゴミが絡まり死んでしまった―。 と、云う実話を元に絵本が作られ、 同時に実際の映像を記録したDVDも作られました。
著者の田口周一様と懇意にさせて戴いている事で、 当方も、方々で、Kちゃんを教材とした、 環境教育のプログラムや、環境学習の授業を、 開催して居ります。
先ず、学生達には、記録DVDを見てもらい、 続いて、Kちゃんの朗読をしてもらいました。
朗読は、内容の捉え方で、随分と印象が変わって来ます。 学生2名の、それぞれの感性で朗読させ、 その後で、前記した各地の授業の後で、 子どもや保護者の方々から戴いた、感想文や、 お礼の手紙などを、学生にも読んでもらいました。
小学生のKちゃんへの感想は、非常にダイレクトで、 尚且つ、問題点をしっかり指摘出来て居り、 Kちゃんの痛みに寄り添う気持に溢れています。 その感想を読んで、学生達も深く感銘を受けた様です。
そして、最終段階として、 このKちゃんの内容の中で、最も伝えたい事、 伝えなければいけない事、 また、伝え方の手法など、多方面から検討し、 ディスカッションを行いました。
もちろん、明確な答えなどはありませんが、 学生達にとっては、非常に刺激を受けた授業となった様です。
写真は、
1枚目 雪に囲まれた校舎からの雪景色
2枚目 イルカのKちゃん(絵本)
3枚目 子ども達が書いたKちゃんの感想などを、 じっくり読み、感心しまくる学生
4枚目 ディスカッションの内容を抽出した黒板 |