今日はいよいよ大晦日ですね。 2016年は、あなたにとって、 どんな一年だったでしょうか・・・
今年最後の投稿は、 専門学校での年内最後の、 フィールド観察授業のご報告です。
毎年、冬の水辺の観察として取り組んでいる、 ふるさとの川に長い長い旅を終えて戻って来る、 鮭の遡上の観察から、母川回帰能力や、 鮭の資源としての保全について学んだり、
冬の風物詩として知られる ワカサギ釣りをしながら、その釣りと、 ワカサギについて学びを深める授業にしています。
鮭の遡上を観察したのは、 学校から小一時間程度で行ける桑取川です。 漁協さんにご協力を賜って、 鮭の漁と、採卵、受精の、 一連の行程を見せて戴いて居ります。
毎年、その姿を見るまでは、 無事に帰ってこれたかが、心配でなりません。 が、今年も、多くの鮭たちが、 母なる川へ、「命を繋ぐ―」 ただ、それだけの為に戻って来ていました。
受講してくれるのは1年生なので、 やはり大型の鮭が大挙して川に押し寄せている、 そんな姿を見るのは初めてなので、 さっきまで眠たそうだった学生も、 バチっと目覚めて、一気にボルテージがあがります。
鮭と云う魚が命を繋いでいく為に、 人がどう関わり、種の保存と資源確保を、 どの様な手段を使って保全しているのか・・・ しっかり学べたと思います。
この授業の詳しい内容については、 以前にもお伝えしていますので、 昨年の記事を読みなおしてみて下さいネ!!
お次は、ワカサギ釣り授業についてです。 毎年、妙高から諏訪湖に遠征して、 ドーム船から釣りを楽しんで居ります。 が、それだけでは、単なる 「釣り」に、なってしまうので、
ワカサギの習性や、 全国の湖沼に放流された経緯についても学びます。
先ずワカサギを漢字で書くと「公魚」と、 書くのですが、その訳をご存知でしょうか?
公は公儀と云う意味で、即ちお上に献上した魚― で、「公魚」と、なりました。 献上したのは、今の茨城県にあった藩が、 霞ヶ浦で獲れたワカサギを献上しました。
更には、ワカサギは本来、 海と川とを行き来する魚であることや、 年魚(ねんぎょ)と呼ばれる寿命が1年であること、 身体のつくりや食生についても学びます。
が、この日の諏訪湖のワカサギちゃんの、 活性は低くて、つ、つ、釣れない・・・泣
学生達は、夕食のおかずゲットのつもりで、 気合も入っていたので、釣れないのは想定外!! チョッと気合抜けした内容になってしまいました(涙)
目標の一束(100尾)には、遠く及ばず残念でしたが、 ワカサギの事だけは、覚えていてくれよ トホホでした。
さて、今年もたくさんの記事を、 アップさせて戴きました。
温かいコメントの数々や、 徐々に確実に伸びているアクセスの数を見る度に、 力づけられ、勇気づけて戴きました。 本当にありがとうございました。
どうか、新しい年が、 皆様にとって、幸多き年でありますよう、 心からお祈りして居ります。
これからも、引き続き宜しくお願い致します。
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